現代において人工知能(AI)という言葉は色んな場所で聞くようになりました。FXでも良く聞くようになりまして、AIを使ったサービスも出ていますので時々どの程度勝てるのかもしくは負けているのかを調べています。
今回は2023年6月時点の直近の結果を調べてみました。
- みんなのFX テキストマイニングAI
- マイメイト(インヴァスト証券)
について検証をしていきます。
みんなのFX テキストマイニングAI
「テキストマイニングAI」は、FX業界初の為替ニュースをもとにした売買シグナルです。190カ国以上で4万社を超える企業や金融機関に金融市場データを提供しているRefinitiv社(旧トムソンロイター社)のテキストマイニング技術および心理スコアリング技術を活用し、機械学習によりドル/円相場やユーロ/ドル相場の為替相場動向を予測します。
以下のようなイメージで自動売買がされるようです。
このようなイメージ図を見ると、とても優秀な頭脳が多くのデータを解析して優秀な売買シグナルを配信していると思うでしょうが、私はみなさんの方が優秀だと思っています。データサイエンスを知っている自分からすると、そんな大した事はしていないと思います(完全な個人の推測です)。
テキストマイニングAIの成績(23年6月)
23年6月時点の直近1年の成績は以下でした。
前回までは残念ながら右肩下がりだったのですが、直近は少し下げ止まっている感じにも見えます。今後に期待したいところです。
テキストマイニングAIの成績がイマイチな要因
(あくまで推測ですが)成績がイマイチな要因として以下の事が考えられます。
- テキストマイニングの方向性が自動売買に適していない
- インターネットにあるテキストの情報だけで通貨ペアのレートは決まらない
- 本当に稼げるテキストマイニングのテクノロジーを開発できていない
マイメイト(インヴァスト証券)
マイメイトでは毎月パフォーマンスのレポートを出しています。現時点での最新のレポートからパフォーマンスを確認してみましょう(画像を引用しています)。
良い成績を出している通貨ペアもありますが、そうではない通貨ペアもあります。
ただ、ご注意いただきたいのはTOP100の成績のようですので上位100トレーダーの成績の可能性があります。全体平均だともう少し成績が悪い可能性がありますので、そこは注意して見る必要があります。
ちなみに、前回調査したときも全体的にイマイチな成績だったので、今後に期待したいところです。
そもそも人工知能で自動売買するのがベストなのか?
当サイトでは、人工知能とFXに関連する様々な情報や論文を調べてきたのですが、どれも「AIに将来予測をさせる」「ビッグデータを処理させる」というアプローチを行っています。それを否定はしませんが、そういう人工知能がもしできたとしても、巷には広まらないでしょう。そうすると人工知能を使っても勝てなくなるから。
人工知能を使うんじゃなくて人工知能のクセを見抜いてそのパワーを活かす方が良いと考えています。
当サイトではフラッシュクラッシュや価格レートの動きやクセを見抜いてAI(人工知能)を利用するトレード手法としてアヘッドAI(Ahead-AI)を開発しています。
最近のトレード結果(シグナルトレード結果)は以下記事で確認できます。
コメント