マネースクエアの「トラリピ」とは?特徴、解釈と、ロスカット報告まとめ

この記事では、マネースクエアの「トラリピ」について紹介します。
最近トラリピを使ったことによるとても悲しい報告がX(Twitter)上に挙がってますので、改めて詳細を調べて解釈しました。

くろだ

このメルマガで紹介するリンク(URL)は
いわゆるアフィリエイトリンクは一切入っていないため
個人の感想として忌憚や忖度のない内容を書いています

目次

トラリピとは?

人工知能は要約やカテゴリ分けが割と得意分野ですので、トラリピについて人工知能(Copilot)に聞いてみました。以下がその回答結果です。

トラリピは、マネースクエアが提供する自動売買ツールの一つで、「トラップリピートイフダン」という注文方法の略称です。

このサービスは特許を取得しており以下の特徴を持っています:

1. 自動売買
⇒あなたが決めた価格で、自動的に売買を繰り返します。

2. 24時間稼働:
⇒システムが利益を狙うことで、普段の暮らしをジャマしないFXの実現をサポートします。

3. リピート戦略:
相場の読みを必要とせず、たくさんの注文を広い範囲に仕掛けておき、
日々の上下(総推移)をリピート機能で手間なく狙い続ける戦略です。


トラリピは小さな利益を積み重ねることを目指し、通勤中や仕事中、家事をしているとき、寝ているときなど、24時間あなたの代わりにレートを見守ります。

忙しい人に選ばれる理由の一つです。

トラリピの注文画面は価格範囲を設定し自動売買を行う本数を指定することで自動的に利益を狙います。

簡単に言うと以下のトレードを自動でするサービスです。

(引用元:マネースクエア)

昔のチャートですが、売買のラインをいっぱい引く事で以下のようにいくつもの価格帯で利益を得ることが可能、と謳われています。

(引用元:マネースクエア)

GIF画像だともう少し分かりやすいかもしれません

(引用元:マネースクエア)

色んな人・会社が推すトラリピ

実際にトラリピは色んなトレーダーが使っていてマネースクエアじゃない会社も成功報酬(アフィリエイト報酬)を得る形で紹介しています。例えば、日経でも以下の記事のようにトラリピについての記事があります。

https://www.nikkei-cnbc.co.jp/kouza/toraripi-moneysquare

余談ですが、上のページ内にあるマネースクエアへのリンクは、以下の会社を使ったいわゆるアフィリエイトリンクになっています(ページ内にも「PR」とあるのでもちろんそうなのですが)。

https://fintech-asp.com

もちろん、日経の紹介ページでもメリットデメリットは書かれていますが致命的なデメリットなどは書かれていないと個人的に感じました。個人様のページに関しては(データ分析の観点では)思い込みやトラリピを信じたい気持ちからきた記述も多く見受けられ、言わずもがなという印象です。

ということで、トラリピの良い特徴はネットでいくらでも出てくると思いますので敢えてリスクを取り上げます。

トラリピのリスク

実質的にナンピンと同じ

当サイトの感想ですが、トラリピのイメージ図やGIFアニメ画像を見ると「ナンピンと同じじゃないか?」と思いました。ですがきちんと調べた結果、トラリピとナンピンは思想・コンセプトが異なります。

簡単に言えば

  • ナンピン=複数ポジション購入で購入価格の平準化
  • トラリピ=あくまで1ポジションでの利益結果を見る

という違いがあります。

言葉を変えると

  • ナンピン=利確ラインは適宜変更される
  • トラリピ=1ポジションの利確ラインは基本変わらない

という違いです。

ただ、実質的にはトラリピとナンピンは似ている挙動を取ります。シンプルに言うとどんどんポジションを積み重ねて利益を取っていくという点は同じです。

そしてトラリピもナンピンも同じリスクを抱えています。具体的に言うと
「多くのポジション保有による含み損の増大リスク」です。

トラリピはレンジ相場が前提の戦略だが。。

トラリピはレンジ相場を想定したトレード戦略で、相場は波打ちながら進むので一時的に含み損があってもその内利益が出るだろうという考えが根底にあると捉えています。

ですが、、先ほどの画像を再掲するのですが

(引用元:マネースクエア)

2017年2018年のドル円と2024年のドル円を比較するとレンジ相場とは言いにくいです。
売り方向でエントリーしたら破綻するレベルです。

売買ラインをまたがずにレートが動くケース

トラリピは、一定間隔の売買ラインを設けてその間を行き来する事で利益を取っていくという戦略なのですが

昨今の円安トレンドのような、一方的にレートが進んでいき少しはレートが上下してもトラリピで設定した売買ラインをまたがずにレートが動いた場合はどうなるでしょう。。?

含み損を抱えたままになります。

当サイト管理人の考えですが、この種のトレードで含み損を抱えたまま一方的にレートが進んだ場合は(極めて複雑な)ポジション管理と利確ライン変更を行うべきだと考えています。

トラリピは利確ラインは変わらないので一度レートがピョンと大きくシフトした場合に決済されるのが極めて難しくなります。

この、基本的に利確ラインを変えないというコンセプト・思想が
トラリピの最大のリスクだと考えています

僕のGridFlex(EA)を運用されていてトレード履歴も見ている方は、利確ラインを適宜変更する重要性が分かると思います。

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ロスカットの報告

残念ながら、当サイトでトラリピの最大のリスクと考えている点が今回顕在化されてしまい、X(Twitter)で多くのロスカット報告や破綻した報告があがっています。

もちろん勝てているトレーダーもいます。

トラリピはその特性上、勝った金額よりも破綻した場合の金額が極めて大きくなるので当サイト管理人以外のトレーダーも負けた印象に残ってしまっているように見えます。

トラリピにはメリットもありますがデメリットもあります。

投資・トレードではデメリットを抑えることが大事なので、今後の何かの役に立つように全世界に公開されているXのポストのいくつかをまとめました。以下からご覧ください。

https://min.togetter.com/vgY6jA7

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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