FXなどのトレードにおける心の状態・マインド
トレードにおいて、精神状態は成績・パフォーマンスに大きな影響を及ぼします。
影響を及ぼすとは言え、精神状態がトレードに良い影響を及ぼすことは残念ながらほとんどありません。「プロスペクト理論」に代表されるように損小利大どころか損大利小、コツコツドカンとして積み重ねてきた資産を一気に溶かすことの方が多いです。
プロスペクト理論（プロスペクトりろん、英: Prospect theory）は、
不確実性下における意思決定モデルの一つ。
選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、
それら確率が既知の状況下において、
人がどのような選択をするか記述するモデルである。行動経済学における代表的な成果としてよく知られている。
期待効用仮説にたいして、心理学により現実的な理論として、
1979年にダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって展開された。
カーネマンは2002年、ノーベル経済学賞を受賞している。
引用：wikipedia
この理論をビジネスやトレードに役立てるために、例えば以下の記事では
「プロスペクト理論の余地が入らない積み立て投資」が良いですよ、という話にまとめています。
行動心理学からチェック “積み立て投資”がいい理由とは？
プロスペクト理論の中では、
- 100万円が無条件で手に入る
- コインを投げ、表が出たら200万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない
の２択の場合、多くの人が選択肢Aを選ぶことも説明されます。
積み立て投資は投資信託の購入方法の１つと考えていますが、敢えてメリットだけ書いておくと毎月数千円くらいからコツコツ購入できるのと株高の波に乗れば、その購入金額がさらに増える可能性もある投資方法です。一方で、投資信託に対する以下のような事実があります。
損をしている人の中には、以下のケースで損をしているトレーダーがいるかもしれません。
- 積み立て投資をした
- 資産がいまいち増えない
- リスクの高い投資信託商品を選んだ
- 値が下がったら塩漬け
- 値が少しでも上がったら決済
根本を治さないとダメ
結局のところ、投資信託が良いとか積み立て投資が良いとかいう話ではありません。プロスペクト理論に基づく行動を起こさない環境にするか感情にする必要があります。
プロスペクト理論が起こらない環境
EAなどのFX自動売買システムを使う
これはひと言で言うと、EAなどのFX自動売買システム・もしくは完全にルールを守れるトレードツールを使うべきです。トレーダーの感情が入る事でプロスペクト理論に基づく意思決定がされてしまうので、感情を排除できればいいのですがトレードごとロボット（プログラム）に任せることも有用です。
世界にはいくつかの優秀なEAもありますし、当サイトでもいくつかのオリジナルEAを用意しています。
ただし、ゴールド（金）や他の通貨ペアを扱うナンピンマーチンゲールEAは基本的にはお勧めしません。
ゴールドのナンピンマーチンゲールEAを否定して、他のナンピンマーチンゲールEAを勧めるTwitterアカウントも多いので気を付けてください
トレード時の感情を落ち着かせる
プロスペクト理論の根底にある感情の動きは
- お金で損をしたくない
- 早くお金を儲けたい
という気持ちです。よく、お金持ちが投資やトレードをしてさらにお金持ちになるエピソードがあります。あれはそういう感情が無いから逆に勝ちやすい心理状態になっています。
プロスペクト理論から脱却するための心理学的アプローチ
その逆の気持ちを持つ方法はおそらくいくつかあるのでしょうが、心理学からのアプローチ方法としては無意識の感情・悩みを緩和する手段としてタッピングがあります。ある箇所をトントン指先でタッピングすることで感情的な気持ちをおさえることが可能です。当サイトではオリジナル特典としてマネータッピングをつけていますので、それも参考にしてください。
ちなみに、資金管理を適切にして余剰資金だけでトレードするというアドバイスをするトレーダーも多いと思うのですが、実際には難しいことが多いです。
FX戦士くるみちゃんでも親のタンス預金に勝手に手を付けて強制ロスカットを避けようとしていますよね。まぁそういうもんです。
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