この記事ではMikazuki USDJPYというEAの検証結果を紹介します。この記事を書いている時点でGogoJungleの売れ筋ランキング2位になっているものです。
Mikazuki USDJPYの紹介ページスクショ

Mikazuki USDJPYのページは以下です(アフィリエイトリンクではありません)。
Mikazuki USDJPYのポイントは、バックテスト結果の良好さ、フォワード期間の短さ、AIをどのように組み込んでいるのか、です。
バックテストだけなら80点以上を付けてもよい。ただし、フォワードが短くAIの実態と現行バージョンの検証が不透明なため減点
トレードロジック
ロジックはドル円M5に特化したデイトレ型の設計です。
まず相場からエントリー候補を抽出し、その後に複数のフィルターで候補を絞り込む構造です。
Mikazuki USDJPYの紹介ページでは、AIも特徴の1つで
- 採用判定AI
- 深層モデル
- 勝敗予測AI
- モード選択AI
などを使い、最終的に取引する場面だけを選ぶとされています。



決済には2つのモードがあります。短時間で勝率を重視する「三日月モード」と、利益を伸ばす「月影モード」です。



相場状況によってこの2つを切り替える設計とされています。ただし、Mikazuki USDJPYのパフォーマンスを見ると、平均利益より平均損失が大きいタイプなので、どちらの決済モードにしても基本的には「高勝率で損益を支えるEA」です。勝率が落ちた時の崩れ方には注意が必要です。
「高勝率で損益を支えるEA」というタイプが悪い、ということではなくEAの特徴だと捉えてください。
Mikazuki USDJPYのAIについて考察、推測
AIについてはトレードにおける複数の場面で使っていると謳われています。先ほどの採用判定や決済モード選択以外にも、ロットサイズでも使用されています。



MT4にAIを組み込める?
Mikazuki USDJPYはMetaTrader4のEAです。で、MetaTrader4にAIを組み込もうと思えば組み込むことは可能です。
ただし、僕たちが想像するAIと言えば、ChatGPTのような、何かテキストを入力したら何かが返ってくるようなものだと思いますがMikazuki USDJPYのAIはそれとは異なる可能性が高いです。
MT4からAIと通信する場合は「API」というものを使う必要があるのですが、これは個人ごとにAPIKey(パスワードみたいなもの)が割り当てられます。そして、このAPIKeyを使う通信というのは、基本的に有料かつ1人ずつ設定必要なものです。
AIでの分析結果をMT4に組み込むメリットとリスク
じゃあ、どうしているかというと、EA内部にAIを入れるのではなく、AIで分析した「結果」をMT4内部に入れている可能性が高いです。以下のイメージのようにAI分析結果をMikazuki USDJPY内部に入れるイメージです。



これ自体は現実的なプロセスなのですが、1つ注意点があります。
Mikazuki USDJPYの紹介ページの中にも「20年以上のデータを用いた膨大な検証の末に導き出した最適値」とあるのですが、AIがオンラインで学習し続けるというもの、というよりは、過去データで最適化した固定パラメーターを使っているニュアンスが強いです。
現在のローソク足の値動きに過去の学習データが追い付かない(学習モデルが古くなる)可能性があります。
あるいは、定期的なバージョンアップによってパラメータを変えていくというアプローチがあり得ますが、これはその都度最適化しているので、これを行うとバックテスト結果が異常に良くなります。1秒前まで勝ちまくっているけど1秒後にはそこまで勝てないEAになるというリスクがあります。
バックテスト結果
バックテスト結果はめちゃくちゃ良いです。






バックテスト結果の数値を見ると、2003年5月〜2026年5月までの約23年、USDJPY M5、総取引数2,724回、勝率80.29%、プロフィットファクター1.64、最大ドローダウン2.03%となっています。モデリング品質は99.90%と表示されています。長期間、取引回数、モデリング品質、最大DDの低さは評価できます。ナンピンなし・最大ポジション1でこの成績なら、バックテスト上はかなり優秀です。
ただ、これはAIで過去データを学習している可能性が高いので、ある意味当然の帰結になります(過去データで最適なパフォーマンスが出るようにEAのパラメーターを変更しているため)。
また、現在のMikazuki USDJPYはv8ですが、バックテストはv6.1表記です。v7以降で確信度ロットサイジングなどが追加されているため、現行v8でも同じバックテスト成績が出るのかは別途確認したいところです。
フォワードテスト結果とその評価
2026年7月7日時点の公式フォワードは、収益57,032円、PF2.24、勝率80.77%(21勝/26取引)、最大ドローダウン4.80%(19,260円)です。






パフォーマンス自体は良いです。一方でトレード数が26回なので評価を決めるのは早いです。また、5月、6月はプラスですが、7月は途中時点でマイナスになっており、そういう意味でも今後の推移を見る必要があります。
できれば50~100取引程度のフォワードを見てから判断したいです
総合評価
Mikazuki USDJPYは、ナンピンマーチンでなく単ポジションでのAI学習結果を取り入れたであろうデイトレ型EAです。長期バックテストでは低DD、高勝率という点はかなり魅力がありますが、これはAIが過去データで最適になるよう学習しているので当然高パフォーマンスになります。
一方で、AIの中身は不透明です。現時点では「自律的に学習し続けるAI」ではなく、「過去データで最適化したスコアリング/判定ロジック」をEA内部に組み込んでいる可能性が高いと見ています。そのままではロジックがどんどん古くなっていくので、定期的なバージョンアップが必要になります。
フォワードテスト結果は高勝率で高プロフィットファクターですが、トレード数が検証時点で26と少ないです。トレード数が少ない=AIによる過去データの学習結果が機能する確率が高い、ということなのでさらにトレードを行っていった結果パフォーマンスがどうなるかを見ていくべきです。
バックテストだけなら80点以上を付けてもよい。ただし、フォワードが短くAIの実態と現行バージョンの検証が不透明なため減点
P.S. Mikazuki USDJPYより勝てているEA
当サイトで開発したEAであるブレイクナインは、LTAF_USDJPY_H1より勝てています(100万円→7900万円)。







利益報告も続々いただいています










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