「ジーニアスBlack Box」というEA（FX商材）について破産確率など調査しました

この記事ではジーニアスBlack BoxというEA（FX商材）について調査した結果を紹介します。

このEAは2024年6月上旬にクロスリテイリング社から紹介される予定のFX商材になります（クロスリテイリングさんはFX商材の世界ではおそらく国内No1）。

一部、無料動画ページから画像・情報を引用させていただいています。

ジーニアスBlack Boxとは

ジーニアスBlack Boxについては最近のクロスリテイリングさんが販売していたFX商材と同じく、

• 無料動画ページ（ランディングページ）でメルアド・LINE登録
• 動画の視聴（ジーニアスBlackBoxのメリットを知る）
• 販売開始

という流れだと思います。ただ、その流れの中で上のロゴ画像（イメージ画像？）にあるようにクイズがあったりする感じでしょう。ジーニアスBlackBoxのランディングページには

このBlackBoxを解き明かすことができれば
なんと賞金100万円を受け取れます！

とあります。

ジーニアスBlackBoxはEA

あとでバックテスト結果も見ていきますがこのジーニアスBlackBoxはEA（自動売買プログラム）です。

ですので、基本的にはMetaTraderに設置して放置して利益が出ればいいなぁというものです。もちろんどの程度勝てるのかやリスクがあるのかは大事なので、トレードロジックやバックテスト・フォワードテスト結果を見て評価したいところです。

トレード事例

ランディングページにトレード事例がありましたので引用させていただきました（画像に加筆しています）。以下に紹介します。

その１

次に紹介するトレード事例も見ると、ブレイクアウトのトレードロジックにも見えるトレード事例でした。値動きがほとんどない時間帯がありますのでその後の値動きを狙っているのかな。。

ちなみに、かなり昔のクロスリテイリングのFX商材で1分足のブレイクアウトを狙ったスキャルピングトレード手法がありました（結果は割愛します、察してください）。

その２

他にも色んなトレードがあると思いますので今回引用した画像（ランディングページに掲載の画像）がたまたまそう見えるトレードだったのかもしれません。

トレードロジック

ジーニアスBlackBoxのトレードロジックは現時点では分かりませんが、ランディングページには以下のような記載がありました。

恐らく「時間」を利用したロジックなのではないでしょうか？
つねに変化し続ける不安定な相場の動きに対して時間は常に一定の速度に従って進みます。
時間の概念をベースに根拠を求めたロジックなのであれば一定の法則で利益が膨らみ続けるシステムを作り上げることができるのかもしれません。

上の日本語に違和感を感じたかもしれませんが、何でクロスリテイリング社がトレードロジックを分かって無いのかというと、（名前はまだ分かりませんが）あるトレーダーが開発したEAをクロスリテイリング社が紹介するという形式だからです。

ゴトー日

時間が関係するEAといえばゴトー日EAが有名だと思います。ゴトー日に円が特定の動きをしやすいのでそれを狙う感じです。

あと、当サイトオリジナルEAだとタイムソリューションというEAも時間の概念はあります。ですが、タイムソリューションはMetaTrader4の画面の横軸の時間では無くて縦軸を時間で見るイメージですのでたぶんジーニアスBlackBoxのロジックとは少し違うでしょう。

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バックテスト結果

ジーニアスBlackBoxのバックテスト結果を見てみましょう。

ランディングページから引用させていただきました

今思ったのですがバックテスト結果の通貨ペアがいずれも円を使った通貨ペアですね。

テスト結果に戻ると、2つの結果の何が違うかというと初期資金が異なります。どちらも2014年スタートで勝率は60％程度です。テスト結果を見る限りは、、こう、、何というかめちゃくちゃ勝ちまくるEAではなくけっこう現実的なEAというか

• 勝率60％
• リスクリワードが1未満

なので、常にこのパフォーマンスを維持できるなら複利を使った方が良いかなという感じです。

バルサラの破産確率

バックテスト結果の見えるところだけを使ってバルサラの破産確率を見ましょう。バルサラの破産確率は、損失許容率・勝率・ペイオフレシオ（リスクリワード）をもとに破産の可能性を求める理論です。

バルサラの破産確率については当サイトの購入特典でエクセルで使えるものを入手できます。

それを使った結果画像が以下になります。

破産確率は2.7%でした。

破産確率の数値自体はけっこう小さい印象かもしれませんが、良好なEAは破産確率がゼロなものが多く、それと比較すると意外に高めの破産確率でした。

破産確率がゼロでもフォワードテストをしたら負けるEAも数多くあるのでジーニアスBlackBoxはどうなのかなと気になります。

 ジーニアスBlackBoxの検証結果まとめ

ジーニアスBlackBoxについて現時点で分かる情報で調べた結果以下のようにまとめました。

• 自動売買プログラム（EA）
• 謎を解き明かすことで100万円もらえる？
• トレードロジックは不明
• トレード事例はブレイクアウト的に見える
• 時間が関係するトレードロジックの可能性（ゴトー日系かも）
• バックテスト結果は良好だが聖杯のように勝ちまくるものでは無さそう
• バルサラの破産確率は2.7%と少し高め

今後公開される情報も見て判断をしていきたいところですが、現時点ではハイドアウト、GridFlex、Sneakの
セット運用の方が勝ちやすいかなという気がします。

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