ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、11/7からのマーケット・チャートの分析・予測を行ったので紹介します。
先週のチャート振り返りと11/7以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
当サイトで使用しているハーモニックパターンツールは、青色とオレンジ色の三角形ができてそれがハーモニックパターンを表していますが、この週はいくつかのハーモニックパターンが生成されています。後からチャートを振り返ると赤い矢印のようなトレードが可能なのですが、ハーモニックパターンはリペイントしますので参考程度に見てください。
直近はハーモニックパターンはありませんのでトレードでの活用は難しそうです。
ダイバージェンス
当サイトでお渡ししているAdaptive-Cyber-Cycle-Divergenceという特殊なダイバージェンスツールを使用しています。赤色・青色のラインがダイバージェンスです。ダイバージェンス出現後に逆張りでエントリーすると良いのですがチャネルラインと組み合わせると有効に使えます。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールです。雲の色の変わり目でエントリーして決済はローソク足がチャネルラインに接するタイミングが良いと思いますが、ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
11/7以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は週前半で上昇、週後半で下降していました。以下の日足チャートを見てください。
先週は、ドル円が上昇する前提で予測をしていましたが、前の週から引き続き下降しました。雲の色も赤色(下降トレンド)のままですね。重要ラインである146.9を下にブレイクした状態で1週間を終えました。次のラインは再度146.9を目指すような状況になっていますが、前週に行った同じ振り返り記事で言った
が当たってしまいました。
ちなみにチャートに引いた黄色いラインはフィボナッチソリューションで引いたものですが、今後もこの価格レートを意識すると良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は投機筋ポジションにおいて、まだ円単体の売り圧力が強いのでドル円としては上昇しやすい傾向です。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです
- 日米金融政策の方向性の違い
- 貿易赤字拡大に伴う構造的な円売り圧力
- 米政府・米当局によるドル高容認スタンス
- 輸入企業による実需のドル買い
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
ユーロドルはレンジのような相場が続いているのでハーモニックパターンが作られやすいのですが、直近ではハーモニックパターンはありませんね。ドル円と同じくハーモニックパターンはいったん使わなくていいと思います(週の中盤~後半はどうなるか分かりませんが)。
ダイバージェンス
今回のチャートでは青いダイバージェンスが発生しましてこの後確かに上昇したのですが、下降トレンド中なのでなかなかトレードしにくかったと思います。
K_SwingTrading
基本的に、K_SwingTradingの雲の色の変わり目でエントリーするのですが、Ahead-AI(アヘッドAI)の方が勝ちやすかったと思います。
11/7以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
先週は週前半は下降して後半で一気に上昇した1週間です。チャートの黄色い水平ラインはフィボナッチソリューションの手法で引いたラインですが、ローソク足の終値や高値安値を見ると少しズレています。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになっていて、下降する可能性がありそうです。
- 欧州経済の先行き不透明感
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスク
- ユーロ圏のスタグフレーション懸念
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