ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、10/24からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと10/24以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
当サイトで使用しているハーモニックパターンツールは、青色とオレンジ色の三角形ができてそれがハーモニックパターンを表していますが、この週は青色のハーモニックパターンが生成されています。一応為替介入後の最安値の箇所でハーモニックパターンが完成していて、この後上昇する可能性はあるのですがかなり変な形のハーモニックパターンなので参考程度にする方が良いでしょう。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールです。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
10/21の深夜に為替介入とみられる動きでドル円は急落しましたので、10/24以降は基本的に赤い雲から青い雲への変更時(上昇トレンド転換時)の買いトレードを狙っていくと良いと思います。ただし、いつ為替介入があるかが予測しにくいので撤退(損切)するリスクはまぁまぁ高いです。
10/24以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は一方的に上昇していましたが、金曜日の深夜で一気に下降しました。以下の日足チャートを見てください。
先週は、重要ラインである146.9を大きくブレイクした状態からスタートしましたが、木曜日までほぼ一方的に上昇しました。次の重要ラインである150.5も超えたのですが、木曜日の終値はこの重要ラインに近いところでした。金曜日に一気に下降していますが同じく重要ラインの146.9は上回った状態で1週間を終えました。次のラインは再度150.5を目指すような状況になっています。
これらの重要ラインはフィボナッチソリューションで引いたものですが、今後もこの価格レートを意識すると良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は投機筋ポジションにおいて、まだ円単体の売り圧力が強いのでドル円としては上昇しやすい傾向が出始めています。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによるタカ派傾斜観測
- 日銀による金融緩和の継続方針
- 日米金融政策の方向性の違い
- 貿易赤字拡大に伴う構造的な円売り圧力
- 米政府・米当局によるドル高容認スタンス(バイデン米大統領は「ドル高を懸念していない。米国経済は力強い」と発言
- 輸入企業による実需のドル買い
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
ユーロドルはレンジのような相場が続いているのでハーモニックパターンが作られやすいです。今回だと週末の終値付近でハーモニックパターンが生成されてこの後下降する可能性があります。
ダイバージェンス
当サイトでお渡ししているAdaptive-Cyber-Cycle-Divergenceという特殊なダイバージェンスツールを使用しています。赤色のラインがダイバージェンスです。ダイバージェンス出現後に逆張りでエントリーすると良いのですがチャネルラインと組み合わせると有効に使えます。今回のチャートでは赤いダイバージェンスが発生していましてこの後下降する可能性がありますし、ファンダメンタルズ分析でも下降トレンドなのでトレードしてみても良かった場面です。
K_SwingTrading
基本的に、K_SwingTradingの雲の色の変わり目でエントリーするのですが、レンジ相場なのでうまく利益にならない箇所が多いです。Ahead-AI(アヘッドAI)の方が勝ちやすかったと思います。
10/24以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
先週は上昇と下降を繰り返し1週間通すとあまり少し上昇した程度です。チャートの黄色い水平ラインはフィボナッチソリューションの手法で引いたラインですが、ローソク足の終値や高値安値を見ると少しズレています、見当違いというほどは外れていませんが。。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになっていて、下降する傾向がありそうです。
- 欧州経済の先行き不透明感
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスク
- イギリスの政局不透明感
- 米FRBによるタカ派傾斜観測
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