当サイトではAI(人工知能)に対抗するためのトレード手法としてAhead-AIを紹介しています。
ただ、トレード手法は優位性があるのではと評価いただく一方で以下のお声もいただいていました。
- ずっとチャートを見れないのでサインツール(シグナルツール)がほしい
- トレードのプロセスの一部だけでもツール化してほしい
約2か月前にエントリーシグナルを表示するツールを開発したのですが、いくつかの欠点がありましたのでバージョンアップを行いました。この記事ではその内容を紹介します。
これまでのAhead-AIエントリーツール
Ahead-AIのエントリールールは、大きく2つあります。1つがローソク足の動き・状態で、もう1つがトレンド分析です。いったん、完璧なツールを作る前に一部ルールでもシグナル化したベータ版を公開する方がAhead-AIの有用性が分かるだろうと思いまして、ローソク足の動き・状態に特化してエントリーツールを開発しました。ですのでエントリーツールで無裁量トレードするのではなく、
- エントリーツール
- トレンド分析
を行い、その上で決済を行うようなトレードになります。
バージョンアップの内容
これまでのエントリーツールは、いったんトレンド分析を無視して
に特化してツールを作成しました。
連鎖反応についての詳細なプログラミング内容は秘密なのですが、例えば
- ローソク足の長さ
- ボラティリティ
- レートの変動スピード
などが含まれています。
今回のバージョンアップではトレンド分析を取り入れる予定です。詳細な内容はAhead-AIの会員サイトに記載しますが概要は以下になります。
- 5分足チャートでのトレンド分析
- 上位足チャートでのトレンド分析
- マルチタイムフレーム分析
これらの分析について、インジケーターの設定画面でON/OFFを可能にします。
チャート比較その1
バージョンアップ前
3つのエントリーシグナルがありますが、最初の2つはトレードの仕方によっては損切になる事があります(利確もできます)。
バージョンアップ後
明らかに大きく下降した(大きく利益が出せる)箇所だけエントリーシグナルが表示されるようになりました。
チャート比較その2
バージョンアップ前
これは、この記事の最初の方に載せた画像と同じものです。チャートの通貨ペアはユーロドルなのですがこの時点でのトレンドは下降トレンドです。仮に売りエントリーシグナルだけに注目しても、シグナルの出現タイミングによっては決済方法が難しかったり一時的に損失が大きくなる場面がありお世辞にもトレードが簡単なチャートとは言えません。
バージョンアップ後
エントリーシグナルが綺麗になくなりました。これはこの時間帯にトレンドが発生していない事と、ツールでそれを検知していることが主な要因になります。
もちろん利益になるトレードも無くなったので完璧なツールではありませんが、損失になるシグナルの多くを除外することによって全体的に精度を上げています。
チャート比較その3
バージョンアップ前
チャートの右側以外はレンジ相場の場面なので、エントリーシグナルが出てエントリーしてもなかなか勝ちにくい場面です。
バージョンアップ後
エントリーシグナルが1つだけになりましたが、そのタイミングでエントリーするとその後大きくレートが上昇して十分な利益が手に入りました。
直近で記事にしたトレード事例はバージョンアップでどうなるの?
ちなみに、先日以下のようなトレード事例を紹介しました(バージョンアップ前のツールを使っています)。
ドル円とユーロドルについて事例を紹介しましたがバージョンアップしたツールを使うとそれぞれ以下のようになりました。
ドル円
ドル円は明らかな上昇トレンドなのですが、以前のツールでは売りエントリーシグナルも出現していました。トレンド分析によって売りエントリーシグナルを無視する裁量判断が必要だったのですが、バージョンアップによってそれが不要になりました。
ユーロドル
以前のチャートですと同じ時間帯で11個のシグナルがありましたし、その中に複数の買いエントリーシグナルがありました。バージョンアップによって2個のシグナルに厳選されましたし裁量判断不要でエントリーが可能です。
エントリーツールのバージョンアップ評価
エントリーツールのバージョンアップによってトレンド分析も含めた連鎖反応の検知を目指せるようになりました。
利益になるシグナルもいくつか消えていますがそれ以上に損失になるシグナルの多くが消えていて、シグナルが厳選されまして、トレードしやすいツールへとバージョンアップしました。
このツールは後日Ahead-AIの会員サイトにアップロードしますのでご確認ください。
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