目次
記録的なドル円の動きと今後の見通しは?
- 止まらぬ円安、50年ぶりの円安
- 暮らしへの影響や今後の見通しは?
今年3月ごろからずっとこういう話が続いていて円安もずっと続いています。
FXやバイナリーオプションを実践している個人トレーダーにとっては今後の動きが気になるところです。
この記事では機関投資家(正確には投機筋)のポジション情報が分かるIMMの情報と、通貨ごとの強弱が分かるマタフ(mataf)を見ながら今後のドル円の動きを分析してみます。
IMMとは何か?
IMMは何か?についてauカブコム証券の言葉から引用します。
米国シカゴにある通貨先物市場のことです。シカゴ商品市場(CME)の一部門として1972年に創設されました。IMMの数値はヘッジファンドなどによる投機的なポジションを示しており、将来の為替需要の一要因となるため、市場関係者が注目する数値です。
IMMの詳しい情報については当サイトの過去の記事を見てください。
IMMという、機関投資家(投機筋)のポジションが分かる数値データとその使い方 いきなりですが、IMMという通貨先物市場をご存じですか? 知らないよ、という場合はこの記事を見る事で機関投資家の動きが数値で分かるようになります。 知ってるよ、と...
IMMのデータの見方は上記の記事で確認いただくとして、この記事では直近のデータを見て評価していきます。
投機筋のポジションをIMMデータで見る
IMMの細かいデータのポイントだけを抽出してグラフ化しました。以下の画像をご覧ください。
画像内の右側に矢印を引いたのですが以下がポイントになります。
- 円の買いが増えて、売りが減っている
- 2番の傾向が大きく続いている
という傾向が見えます。
これだけ見るとドル円が下降する可能性はあるのですが、ファンダメンタルズ分析的にはドル円は上昇傾向になりますのでトレンドを決めつけるのは早いかもしれません。
別の視点ということで、matafのデータでも見てみましょう。
マタフ(mataf)でドルと円の強弱を見る
Matafについては下記の当サイト記事でも詳しく解説していますが、オンラインで使える通貨強弱ツールです。
マタフでは大まかなトレンドを把握できます。
Mataf(マタフ)で通貨の強弱を見てみる
下の画像はマタフで円、ドル、ユーロの相対的な通貨強弱を見た結果です。
赤い線がドルの強弱になります。ドルが弱くなっているように見えます。ユーロは少し上昇しているように見えますのでユーロドル=上昇、円は下降気味なのでドル円=レンジ、などの戦略を立てていく事になります。継続的にMatafを見ることでより精度の高いトレンド分析が可能です。
マタフでは長期トレンドを見る
マタフは通貨ペアではなく各通貨単体の強さを見ています。
例えばドル円が上昇した時に、ドルが強くなったのか円が弱くなったのか、もしくはその両方なのか
それが分かると、トレンドの強さや今後の予測がしやすくなります。チャートの通貨ペアのローソク足ではその判断がしにくくなります。
マタフの各通貨の位置だけじゃなくてラインの傾きを見ると今後の予測がしやすいと捉えて、例えば「ドル」が頭打ちから下降して「円」が上昇すると、「ドル円」としてはしばらく下降しやすいと考えます。
もちろん、これで100%の精度で将来予測ができる訳じゃないですが、単純にチャートだけを見るよりも多くの参考情報が手に入ります。
ただ、マタフでは大まかなトレンドを把握できますが、どこまでレートが伸びるかを予測することは難しいです。
レートの予測はフィボナッチの方が優れています。興味があれば以下の当サイト記事を見てみてください。
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