マタフ(Mataf)を使ったトレード手法とその見方

ここでは、マタフ(Mataf)を使った
具体的なトレード方法について見ていきます。

目次

Matafの前に、、FXで勝つ原則は?

FXトレードは通常、通貨ペアを選択して、その上がり下がりで利益を得ていくものです。

そのため、
『通貨の強弱を見極め、1番強い通貨を買って1番弱い通貨を売る』
をどれだけ正確に行うか。
これがトレードで勝つために最も大事で原則的な考えです。

逆に言うと1番強い通貨が分かっても弱い通貨が分からないと
通貨ペアが自分の思ったようには動きません。

例えばドルが利上げをしてドルが弱くなったとしても
円も何かの金融政策で弱くなっていたら
ドル円の通貨ペアも円高にならない可能性があります。

そのため、大事な考え方として、

●トレードする通貨ペアをどのように選ぶか
●その前提として1通貨ごとの強さ・弱さを捉える

ということがあります。

今から見てもらうトレード手法と考え方は
短期的なトレードには不向きな考え方です。
なぜなら、後で見てもらうチャートで分かるように
短期的に見て、通貨の強弱は常に変動しているので、
その都度戦略を見直すことなど不可能だからです。

億を稼いだトレーダーが見ているマタフ(Mataf)

3か月で億を稼いだ億り人の大学生トレーダーがいるのですが、
彼はMataf(マタフ)と呼ばれるサイトを使っています。

https://www.mataf.net/en

マタフは、あまり知られていないツールなのですが、
だいたいのトレーダーは通貨ペアの相関・逆相関関係を探るためのツールとして使っています。
でも億を稼いだトレーダーはマタフのカレンシーインデックスを使っています。

カレンシーインデックスで何が分かるか

カレンシーインデックスを使うと、各主要通貨の強さが分かります。

現在の通貨の強さを5分足、1時間足、日足などいくつかの時間軸で見ることができます。
下図をご覧ください。

一定期間内の各主要通貨の強さを指数化(インデックス化)していて
1つのグラフで複数通貨を表示させることができます。

最初に言ったような
●トレードする通貨ペアをどのように選ぶか
●その前提として1通貨ごとの強さ・弱さを捉える

ということが、このMatafの機能で実現できることが分かります。

マタフ(Mataf)を用いた具体的なトレード手法

ファンダメンタルが発生したタイミングで。強弱・変化を見る

例えば上の画像で2016年辺りを見ると
緑色のGBP(ポンド)が大幅に下がり
紫色のJPY(円)が大幅に上がっていることがわかります。

ポンドが下がっているのはブレグジットの影響だと考えられます。

Matafのカレンシーインデックスを使えば、
ポンドが下がっているのと同時に
他の通貨が、それ単独で強くなっているか弱くなっているかが分かります。

大きく利益を取ろうとすれば、
まず通貨ペアの選択としてポンドを選ぶべきですが、
その対となる通貨は単独で強くなっている通貨を選ぶべきです。
(ブレグジット直後だと円ですね)

ちなみに、今回の事例の場合だと
ポンド円を持っていればずっと勝ち続けるかと言えば、そうではなく、
マタフの図を見ても分かるように
ポンドがグラフの下のあり(相対的に他の通貨より弱い)ながらも
一時的に上昇しているタイミングがあります。
逆に円がグラフの上にありながら一時的に下降しているタイミングがあります。

この場合はポンド円のローソク足も一時的にポンド円が強くなるような動きをします。
つまり通貨ごとの強弱だけを見るのではなくて、変化量も大事です。
それがこのマタフで一目瞭然になります。

エントリータイミングを計るために、テクニカルも見る

どの通貨ペアを選択すべきかは、
何かの経済イベントやファンダメンタル情報が出た時に
マタフのカレンシーインデックスを見れば分かるのですが、
当然エントリータイミングも重要です。

先ほど紹介した億り人のトレーダーさんは以下の指針でトレードをしています。

 
「チャートは1時間足を基本に、日足なども見て『ここは確実に重い』という節目を基準に500pipsくらいのざっくりしたレンジを想定。レンジの中に指値を散らす感じですね。指値がすべて刺さると、レバレッジが25倍になるように資金管理しています」

トレーダーさんは
ファンダメンタル分析ならファンダメンタルのみ、
テクニカル分析ならテクニカルのみ

という具合にどちらかに偏りがちです。

僕も10対0でテクニカル寄りです。

そもそもどの通貨ペアを選択すべきか、という課題に対して
考えてもいないトレーダーさんが多い現実もあります。

マタフのカレンシーインデックスを見れば
理にかなった通貨ペアの選択からトレードシナリオを考え
テクニカル分析も使い適切なエントリーも可能になるので、

非常にロジカルかつハイブリッドなトレード手法になります。

もちろんマタフは無料なので、
このツールでトレードレベルを1段階上げてみてはいかがでしょうか。

これまで、
金融危機・ファンダメンタルズの急な変更というのは
僕たちトレーダーにとって脅威でしかなかったのですが、
その脅威を利用してトレードで勝つためにマタフを使った戦略も
1つ有効な可能性を秘めています。

手元のMetaTrader4に通貨強弱インジケーターを
取り入れる方法はこちら

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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