BlueEyesという、インフォトップで上位にランクインされているFX自動売買システムを検証しました。(5月20日更新)
結論から言いますと
- バックテストで見れるリスクの高さ
を考慮した結果お勧めしないのですが、その詳細やバックテストから推測できるトレードロジックやその他の懸念事項を紹介します。
BlueEyes=国立大学の博士号を持つ現役教授が開発したFX自動売買システム。副業をこれからしたいけど時間がなくて挫折した、ネットビジネスにチャレンジしたけど難しくて挫折した、FX投資をやってみたけれどうまくいかなかった、そんな方を救うためのシステムとのこと。
以前同じ人物が販売されていたDESIREとよく似ていますね。
株式会社オタケンの大田賢二さんという方
販売ページにアクセスすると大田賢二さんという方が紹介されます。
この方はこれまでにFX商材を販売していた、というよりはネットビジネス業界では15年ほど活動されている方とのことです。
どこまでFXについてご存じなのかは販売ページからは分からないのですが、
アフィリエイトや転売、他のネットビジネスだとほとんどの方が稼げないまま副業を諦めているという現実があると考えてFX自動売買「BlueEyes」をリリースしたそうです。
BlueEyes=ナンピンマーチンゲールのEA?
バックテスト結果から見る最大ドローダウン
BlueEyesのトレードロジックは販売ページに紹介されていませんので、そこから推測することはできませんが、バックテストから推測してみましょう。
販売ページに掲載されているバックテスト結果から画像化して引用します。まずはこちら。
赤い枠で囲っているところに特徴があります。
純益、プロフィットファクターはこのEAがどの程度稼げたかの指標になります。
もう1つのポイントが最大ドローダウンです。これは一連のバックテストの中で最も資金が下がった箇所になります。
他サイト様から引用した以下の画像が参考になります。
最大ドローダウンは57%です。つまりBlueEyesではトレードの途中で一時的に資金が57%無くなる場面が出てきたという事です。
- 初期資金が10万円:4040.42 (72.98%)
- 初期資金が50万円:8080.82 (57.42%)
- 初期資金が100万円:12121.23 (51.34%)
となっていますが、バックテスト結果のグラフには最大ドローダウンのパーセントほど下落した箇所が存在しません。。
バックテスト結果から推測するナンピンマーチンゲール型のトレードロジック
以下の画像は同じく販売ページにありますバックテスト結果を画像化して引用しました。
赤い枠で囲っているところが一連のトレードだと捉えています。特徴がいくつかあるのでピックアップします。
- 最大10ポジション保有のナンピントレード
- ポジションが増えるたびにロット数が増えている(マーチンゲール方式?)
- 決済は複数ポジションを同じ時間に一斉決済
- ロット数が大きいポジションの保有時間は短い(決済までが早い)
ナンピンマーチンゲール型EAに見られる特徴の1つです。
マーチンゲールについては、以下に簡単に紹介しますがリスクの高い投資方法として有名です。
この方法はリスクリワード(配当)が2倍以上ある場合に有効です。やり方はとてもシンプルで、勝つまでトレード金額を倍にしていき、勝ったら初期の賭け金に戻します。理論上どれだけ連敗しても1勝すれば利益が出ます。少し考えたら分かるのですが、理論上は大丈夫なのですが、現実的に使うのは厳しい方法です。連敗が続くと投資資金が膨れ上がり、自分の資金の限界を超えることがあるからです。仮の話ですが勝率50%のトレードで10連敗すると、最初に投資した金額の1024倍になります。バイナリーオプションでも最初2000円でトレードしたとして、マーチンゲール法を使い10連敗すると2,048,000円になります。個人投資家が1トレードで200万円は現実的ではないです。
BlueEyesはロット数が2倍ずつ増えてはいませんが、バックテストを見る限りロット数が段々増えている事実はあるのでマーチンゲール型のEAだと捉える方が良いと思います。
BlueEyesが勝率の高い、負けないシステムだったらマーチンゲール方式でも良いのでは?
という風に考える事もできます。確かにその通りで、マーチンゲールでも仮に勝率100%なら問題ありません。ですがBlueEyesのバックテストを見る限り、どこかのタイミングで大きく資産を減らしています。
仮の話になりますが、10万円の初期資金でEAを動かしていきなり57%下落すると資金が4万3千円になります。そうなると負けを取り戻すのに多くの時間がかかってしまいます。
バックテストの不可解さとVPSへのログインが必須
BlueEyesのトレードロジックやそのパフォーマンス以外のリスクが存在しています。
バックテストの不可解さ
先ほど申したようにBlueEyesは最大ドローダウンが57%を記録しているのですが、57%資金を減らしたトレード実績がバックテストのグラフに無いように見えます。
- バックテスト結果データのアップロード時に不具合発生
- ドローダウン時のトレード実績が何らかの原因で消去されている
などです。
購入後の流れ(VPSへのログイン、代理設置が必須)
販売ページには以下のような記載があります。
(システムはお客様がご契約されましたVPSにこちらで初回のみアクセスし代理設置をしたあとのお渡しとなり、その後はご購入者様にて操作できるようになっております。その後はサポートの際に必要な時以外にこちらからVPSにログインすることはございません。)
(中略)
代理設置は必須となります。代理設置にてシステムをご提供いたします。
つまり、販売会社のスタッフの方があなたのVPSにログインして、設置をします。もちろん設置以外に何もすることはないと書いておりますので大丈夫だと思いますが、代理設置に少し躊躇してしまう場合は検討をされる方が良いと思います。
BlueEyesが向いている人
- 大田賢二さん監修のEAなので信頼できると判断する
- 複数ポジションでもマーチンゲール方式でも、リスクが高くても勝てれば何でもいい人
- 代理設置に特に抵抗が無い人
- 資金が最大57%減る事を許容できる人
- 最大10ポジション保有するEAにリスクを感じる
- マーチンゲール方式のEAにリスクを感じる
- 代理設置に抵抗がある
- バックテスト結果が気になる
- 資金が最大62%減る事にリスクを感じる
BlueEyesの個人的な感想を一言でいうと
評価:(買わなくていい)
お問い合わせ
ご相談、ご質問があればこちらまでお気軽におたずねください。
BlueEyes販売ページ
商材名 | BlueEyes |
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販売会社 | 株式会社オタケン |
内容 | FX自動売買システム「BlueEyes」、VPS、FX口座、スマホアプリ設定マニュアル |
サイト特典(無料) | なし(万が一BlueEyesを購入しても特典をお渡しできません) |
公式サイト |
BlueEyes【公式サイト】 |
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