GridFlexが苦手な経済指標と、直近でオフにした方が良い日は?

ハイドアウトご購入者様に購入特典としてGridFlexというグリッドEAをお渡ししています。GridFlexを単体で購入できるよう準備中なのですが聖杯ではありませんので、この記事では弱点である苦手な経済指標を紹介します。

目次

GridFlex

エントリーロジック

GridFlexはグリッド戦略と逆張りトレードを組合せたEAです。ですので、どういうタイミングでローソク足が反転するのかを分析・検知するのがポイントになります。世界的に優秀ないくつかのグリッド戦略やグリッドEAを見ると

  • 標準偏差
  • RSI
  • ATR
  • ボリンジャーバンド

などを見て判断していましてGridFlexも同じようなロジックで逆張りの精度を高めています。それでも順調に逆張りしない事はあり得ますのでナンピンを設定して早めに決済するようにしています。

GridFlexではナンピン可能な最大数を指定できます

また、K-SwingTradingというオリジナルインジケーターを読み込んでK-SwingTradingが示すトレンド方向と逆向きにエントリーするように設定しています。

最新フォワードテスト成績

以下の画像を見てください。

くろだ

昨日(1つ前の記事)は増加率が237%でしたが今日は243.6%になりました。

増加率が良いのですが、その反面ドローダウン率が高いという特徴があります。順調に勝てていますが一時的な含み損も大きくなることがあるEAです。

勝率やプロフィットファクター(PF)などの詳細の指標については以下の画像で確認できます。

くろだ

勝率、プロフィットファクターだけ見るとかなり優秀なEAです。ナンピンやロットコントロールを行うEAはこれらの数値は悪いことが多いです。

テスト結果の評価

勝率とPFは良好なのですが、先日紹介した時点より下落しました。これは一時的な含み損を解消するためにナンピンを行ったためです。GridFlexは基本的に含み損が増えた場合にポジションを積み重ねる性質があります(ポジション数はパラメーターで設定できます)。

含み損を小さくするには重要な経済指標発表日を避けることやAUDCADを扱うEAなので、

  • オーストラリア
  • カナダ

に関連する重要な経済指標発表日もGridFlexをオフにするとリスクが減ると思います。

この記事のメインテーマであるGridFlexが苦手な経済指標は後で紹介します。

ロット数を低くした運用を推奨

上の成績画像は100万円の資金に対してロット数を3lotで固定して行っています。これはかなりアグレッシブな運用でして実際の運用ではロット数を小さくすることを推奨します(具体的な運用アドバイスは法律上できませんが)。例えば100万円の場合だと1lot程度で積極的な運用でよりロット数が小さくすると安心して運用が可能です。

ロット数を小さくするとさきほどの増加率とドローダウン率もその分小さくなるとご理解ください。

GridFlexが苦手な経済指標

重要な経済指標発表日にGridFlexを動かすと、一方的な値動きに対していくつものポジションを持つために大きな含み損を抱えるリスクが出てきます。それでも勝てる時が大半なのですが一度の負けが資産運用に致命的な影響を与える可能性があります。

バックテストを細かく実施してどの経済指標で負けやすいかを調べました。以下に記載する経済指標発表日はGridFlexの稼働をオフにした方がいいでしょう。

  • FOMC 政策金利
  • 新規失業保険申請件数
  • ミシガン大学消費者信頼感指数
  • オーストラリア 政策金利
  • オーストラリア GDP

他にも気を付けた方が良い経済指標発表はあるのですが、特に注意した方が良い経済指標を記載しました。

それぞれの経済指標発表について簡単に紹介します。

FOMC 政策金利

FOMC声明は、FRBが金融政策について市場とコミュニケーションする為に使用する主要な手段である。年に8回予定されていて、政策金利や他の政策措置に関する委員会の投票結果や、メンバーの投票に影響を与えた経済状況や見通しについて述べられる。

新規失業保険申請件数

米新規失業保険申請件数は、失業者がはじめて申請した失業保険給付の申請件数を測定する指標である。労働省によりまとめられ、毎週木曜日に発表される。

ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大学が毎月発表する消費者信頼感指数で、約500人への電話調査からまとめたもので、そのうちの60%への調査結果を速報値として10日頃に、最終結果である確報値は月末に発表している。

オーストラリア 政策金利、GDP

この2つは名前の通りですので割愛します。

苦手な経済指標発表はいつあるの?

  • FOMC 政策金利→来月中旬ごろ
  • 新規失業保険申請件数→11月9日
  • ミシガン大学消費者信頼感指数→11月11日
  • オーストラリア 政策金利→来月初旬
  • オーストラリア GDP→来月初旬

ですので今週は木曜日(9日)以降GridFlexをストップする方が無難です。

もちろんそのまま稼働して勝てるかもしれませんが投資ではリスクを少なくすることが大事なのでご検討ください。

GridFlexの無料入手方法

無料で入手する方法はハイドアウトの購入特典として入手することです(口座制限などは無し)。

ハイドアウト 紹介・検証ページ

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GridFlexで購入可能になる予定

GridFlexは現在ハイドアウトの特典のみで入手する事ができますが単体で購入可能にするよう検討しています。

個人的には長期的に見た時にGridFlexよりもハイドアウトの方がポテンシャルを感じています。ですが、直近は世界情勢が不安定なのでどうしてもメジャー通貨を扱うハイドアウトはパフォーマンスが不安定になりがちです。GridFlexはリスクゼロではありませんが勝てていますので、資産運用ツールとして有効に使ってもらえると考えています。

少しだけ改良する可能性

購入できるGridFlexは少し改良しようと考えています。例えば先ほど紹介した経済指標について

どの発表日には自動でトレードしないようにするなどできれば良いかと思いました。

今後進捗があればご連絡します。

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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