- DMA
- フィボナッチリトレースメント
FXの上級トレーダーが知っている手法の1つに、ディナポリ手法というものがあります。 これは、その名前からも予測できるようにジョーディナポリという人が考案、開発したトレード手法です。 ジョーディナポリ: トレード経験が40 年以上のトレ[…]
コンフルエンスって何なの?
ディナポリ手法のコンフルエンスですが、これは英語です、日本語に訳すと
合流、集合
という意味です。
なのですが、フィボナッチリトレースメントが集合するという意味で使われています。
これからコンフルエンスの内容についてチャート画像も用いて解説しますが、概要だけ説明すると
- 任意の時間足での直近高値安値を見つけてフィボナッチリトレースメントを引く
- その時間足より長い時間足で高値安値を見つけてフィボナッチリトレースメントを引く
- 引いた2つのフィボナッチリトレースメントについて、38.2%、50.0%、61.8%のいずれかが接近する(集合する)ラインを探す
- そのラインを強力なレジスタンスライン、サポートラインとして捉える
というトレード方法です。
コンフルエンスを確認するためにフィボナッチリトレースメントを引く
ユーロドル
4時間足
以下のチャート画像を見てください。


何の変哲もないユーロドル4時間足です。直近高値安値を見つけやすくするためにインジケーターのZigzagを入れています(チャート画像の赤いジグザグ線)。
4時間足にフィボナッチリトレースメント


日足にフィボナッチリトレースメント
4時間足でフィボナッチリトレースメントを引いたのと同じように日足チャートでもフィボナッチリトレースメントを引きます。


4時間足と日足のフィボナッチリトレースメントを見る
以下のチャート画像を見てください。


黄色い枠で囲っている箇所で、4時間足と日足のそれぞれで引いたフィボナッチリトレースメントが重なっています。コンフルエンスの状態です。
ディナポリ手法のコンフルエンスは裁量幅が大きい
- 直近高値安値の定義があいまい
- コンフルエンスが見つけにくい
- コンフルエンスがあったとしてもどのようにトレードシナリオを組み立てるかは別問題
というところです。
この記事を公開する2日前に、当サイト独自手法の「フィボナッチソリューション」でのトレード検証結果と、直近の予測を記事にしました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://kuroda-yuusuke.c[…]
ディナポリ手法の他のトレード方法
ディナポリ手法では、この記事で紹介したDMAとフィボナッチをベースにしてトレードをしていきます。
コンフルエンスはこの記事で解説しましたが、その他の具体的なトレード手法である
- シングルペネトレーション
- ダブル・リペネトレーション(ダブルレポ)
- アグリーメント(相場の再トレンド化の検知)
については改めて別の記事として紹介する予定です。