上の画像は
先日のユーロドルのチャート画像です。
2，3秒で30pips下落しています。

このような行き過ぎたローソク足や
相場環境の形成の多くに
大衆心理が作用しています。

なのでここでは
FXで環境認識・大衆心理を知る必要性とその方法について紹介します。

FXにおける大衆心理

この大衆心理とは
合理的な判断を行わず
その場の雰囲気や周囲の意見に流される心理状態を表します。

例えば、
ある飲食店に行列が出来ていたら、
そのお店の味はきっと美味しいのではと
勝手に期待してしまうようなものです。

FXにおける大衆心理とは
個人トレーダーの心理・行動を指しています。

ちなみに個人トレーダーがトレードする時の
トレンドや市場は機関投資家や実需筋が作っています。

つまり大衆は
機関投資家の手の中にいて、
機関投資家は大衆心理を利用して
（個人トレーダーをダマして）
意図的に損をさせることによって
大きく儲けようとしています。

機関投資家がやっているお店があって
美味しいと思って行った個人トレーダーが
まんまとダマされて
マズいものにあたったようです。

大衆心理を知ってトレードする

いずれにしても
大衆心理を知ってトレードするのと、知らずにトレードするのとでは、
トレード結果は全く異なってくると言っていいでしょう。

大衆心理を知ることでFXトレードにおいて勝率を高めたり、
トレード毎の利益率を高めることは可能です。

今、大衆が何を考えてトレードしているか・ポジション保有しているか、
また機関投資家が何を考えてトレンドを作っているかを知ることで
そこら辺のトレーダーより遥かにレベルの高いトレードが可能になります。

大衆心理は機関投資家に利用される

機関投資家は
比較的長い時間軸、ファンダメンタル重視のトレードを行います。
合理的な根拠を元にトレードを行い
テクニカル指標を多用することは比較的少数派です。

一方で個人トレーダーは
比較的短い時間軸で、テクニカル重視のトレードを行います。
そして多くの個人トレーダーは
環境認識をせずに
チャート上の分かりやすいラインを重視します。

分かりやすいサポートライン、
分かりやすいレジスタンスラインを引いて
トレンドラインを引き
ブレイクや押し目買い・戻り売りを狙います。

個人投資家が見て分かるブレイクポイントは、
多くの個人投資家もブレイクするだろうと
予想してエントリーします。

これは、多くの資金を持っている
機関投資家の立場になれば分かりやすいのですが、
ブレイクせずに逆行することになれば
損切注文が多発します。
するとさらにローソク足が逆行します。
さまざまな個人投資家がパニックになり
損切注文を出すと一気に大きな値動きになります。

つまり機関投資家は
大量の資金でブレイクさせずに逆行させて、
パニックの値動きになった瞬間を狙います。

勝てる個人投資家になるには

トレンドを作っている
機関投資家の流れは無視できないので
環境認識を行って
機関投資家が作った流れに乗っかることが大事です。

事前に機関投資家の動きを知る方法

ちなみに、
大衆心理を知ることや
環境認識について
大事な事は分かったのですが、

そもそも、個人トレーダーが
機関投資家の動きを知るには
どうしたらいいのでしょうか。

その具体的な方法については
別の記事にしますが、
環境認識や機関投資家の動きを把握すると、
下の画像にあるようなラインが引けます。

黄色い丸で囲ったところで
ローソク足が反発していて、
赤い丸のところで
ライン同士がクロスして
大きな値動きになっています。

上の画像は2019年の年初に起きた
ドル円の暴落の瞬間です。
暴落の３時間前に値動きが予測できています。

そしてこの記事の一番初めに掲載した画像なのですが、
↓

この画像には、ある人から教えてもらったラインを一本引いています。
その人とは下の画像のようなやりとりをしていました。

つまり、上の画像のブレイクも
約３時間前から予測していた動きです。
（当然ブレイクの向きも分かっていました）

エントリーする前に
環境認識、相場分析して
タイミングだけ待つ状態ですね。
段取り八分仕事二分のようなものです。

ここまで環境認識ができると、
トレードしながらパニックになることはまずありません。