当サイトは、あまりSNSを気にせず世界の論文などを気にしてトレード手法やEAを開発しているのですが、世間のトレンドを気にした方が良いかと思って時々SNSやブログを見る事があります。
今回はTwitterで比較的声の大きいアカウントさんが開発したEAをnoteで購入したのですが、そのクオリティがひどすぎたということでどう酷かったのかを紹介します。
目次
Twitterを見て分かった声の大きいアカウント
TwitterでFXのことを調べていたら、何人かの方が影響力が大きいことが分かりました。影響力というのはシンプルに
の数が多いアカウントと定義しているのですが、そういったアカウントのいくつかは誰かを面白おかしくディスって人気が出てきた側面もあるようです。で、そういった方の多くは他人の事はとやかく言うのですが自分のトレード実績の事はあまり言いません。
それはそれで良い悪いではなくて僕とは合わないから関わりたくないだけです
ただ、なぜかそういうアカウントの方はEAを販売する事がしばしばあり、今回あるアカウントの方でnoteでEAを販売している方がいらっしゃいました。
本人曰く、100万円到達したEAとのことで、嫌な予感しかしないのですが物は試しということで購入してみました。
どのアカウントかや、どのEAかについては公表しません。
販売しているEA=ナンピンEA
販売しているEAはナンピンEAでした。マーチンゲールの設定もできるようですが、シンプルに同じロット数でポジションをどんどん増やす設定ができるようでした。
また、note上で100万円到達したパラメーター設定について記載がありましたが現時点では消えています。
その消えたパラメーター設定でバックテストをしてみました。
バックテスト結果が酷すぎた
今回2パターンのバックテスト結果を見ていただきたいのですが、1つ目のバックテスト結果を見てください。
販売開始時期は少し誤魔化していますが、いずれにせよ販売開始後に購入して試したらマーケットから一発退場するような結果になりました。
多くのEAは最終的に負ける事はあるのですが、それにしても半年や1年は資産を溶かしてほしくなかったです
2つ目のバックテスト結果を見てください。
このEA、販売開始したのが2022年の下半期なので2022年の1月はバックテストが可能な時期です。個人的な感覚では販売開始直前の時期まではバックテストしてEAのパフォーマンスを見るべきかと思うのですが、このバックテスト結果を見ると
- バックテストする気がない
- バックテストして良くなかったけど販売した
のどちらかの思考パターンの可能性さえあります。
インフルエンサー=優秀なトレーダーとは限らない
このEAを購入して後悔したのですが、どなたかの役に立てばと思いEAを簡単に検証して記事にしました。いずれにしても大事な事としては
TwitterなどのSNSで声の大きいインフルエンサーが良いトレーダーとは限らない
ということです(もちろん優秀なトレーダーもいるでしょうが)。
考えてみれば当たり前なのですが、SNSで
が多いと、どうしても優秀なトレーダーに見えてしまいます。
ちなみにそのアカウントの方は今日も色んなアカウントのところに返信したり忙しそうです
EAを運用するヒント
この記事で注意喚起したポイントは含められていませんが、EAで成功するための9つのヒントというのを当サイトでまとめましたのでよければご確認ください。
あわせて読みたい
EAで成功するための9つのヒント この記事では当サイト管理人が過去10年以上に渡り、自分と他のトレーダーがエキスパート-アドバイザー(EA)を使用して学んだことを紹介して、EAで成功するための9つの...
コメント