ギャン理論とは

ギャン理論とは、
ウィリアム・ギャンという、19世紀後半から20世紀半ばに
アメリカで活躍した投資家が作った
トレードのルール・考え方を体系化したもので、
「28の価値あるルール」と言われる相場格言や、
後でギャンファンと共に紹介する、
ギャン・アングルと呼ばれる
時間・価格間の比例関係
に関する分析手法などが含まれています。


ここでは、やや抽象的なギャン理論を1歩進めて
MetaTrader4で実際使うためのテクニックや
インジケーターを紹介します。

ギャン理論を作ったウィリアム・ギャン

ちなみにウィリアム・ギャンさんは
このような方です↓

「ギャンの価値ある28のルール」で知られている。手書きしかなかったアナログ全盛時代に米英の博物館資料まで精査し、独自の分析手法を数々生み出した。その中で価格の変動には周期性があることを発見、日本の株式チャートにおけるローソク足とほぼ同じものを独自に編み出し、発見した法則を厳正なルールで制御することによって生涯8割以上という驚異的な勝率を誇った。その的確な分析手法によって1929年の世界恐慌さえ1年以上前に予測してみせた。彼が実際にトレードしていた時から実に1世紀近くが経過した今でも崇拝者の非常に多い、強いカリスマ性を持つトレーダーである。テクニカル分析の始祖。


価値ある28のルール、については
ここでは割愛しますが、
抽象的ながら今でも通用する考え・マインドが
100年程度前に書かれているところを見ると、
トレードにおける本質を捉えていた方なのだと推測できます。

ギャンファンの概念

この画像をご覧ください。



 
レンジや型を見る折線グラフ「スイング・インジケーター」に、「時間と価格は均衡している」とみて方眼グラフに対角線(45°)とその半角線(22.5°)・さらに四半角線(11.25°)の放射線を引いて値動きのパターン分析を行った。



MetaTrader4で使えるギャンファンを見る前に、
ギャンアングルについて知っておきましょう。
ギャンアングルを一言で言うと、
時間と価格が均衡(あるいは比例)している考えの元
その比例する直線(45度の直線)をベースにする概念です。



(僕の勝手な捉え方ですが、)
ギャンファンはギャンアングルの45度の直線に対して、
その半角、さらにその半角といくつかのラインを引いて、
そのラインをレジスタンスライン、サポートラインとして
扇の線(ファン)のようにラインを捉える概念です。



ローソク足がどれだけ上下に動こうとも、
ギャンファンのラインに沿って
レジスタンスラインとサポートラインができるので、
マーケットを分析しやすくなるという考えです。


45度の線、
と書きましたがこれは実際のMetaTrader4や
パソコン画面における45度とは限りません。
ギャンアングルはあくまでも
時間と価格の関係が1:1である、
という意味で45度の線と言っているので、
時間と価格の関係の何を1:1と捉えるかによって、
実際のギャンアングルは45度にはなりません。


例:
●5分足のチャートで5分と10pipsの関係を1:1とする
●1時間足のチャートで1時間と100pipsの関係を1:1とする


この2つの場合、実際にMetaTrader4で線を引いたときに、
画面の縮尺上45度にはなりません。


ギャンファンはMetaTrader4で使える

実際にギャンファンをMetaTrader4で使ってみて、
その効果を評価していきましょう。


以下の画像を参考にMetaTrader4の上部にある
「挿入」から
「ギャン」を選び
「ギャンファン」を選んでください。



ギャンファンの起点としたい場所を選んでクリック。
クリックしたままドラッグ&ドロップしてラインを引きます。


例えば以下の画像のようなギャンファンが表示されます。




ギャンファンで描かれたラインが
ローソク足のレジスタンス・サポートに、、
なっているようないないような、
微妙な感じです。


初めてギャンファンを使った方は、
おそらく戸惑ったことが2つあると思います。


以下も参考にしてください。

1.「起点」って何?

上の説明で、
ギャンファンの起点としたい場所を選んでクリック
と書いたのですが、
起点とはどこか?
という問題があります。


見も蓋も無い結論を言えば、
起点に関する正解はありません。



とは言え、チャート分析の観点からすれば、
直近の高値・安値に設定することが
最も適切だと考えられます。

2.角度の設定が分からない

ギャンアングルでは45度の角度が重要になると紹介しましたが、
MetaTrader4では「スケール」として定義ができます。


以下の画像を参考にしてください。



ギャンファンをダブルクリックして選択した状態で、
右クリックから
「Gann Fanのプロパティー」
「パラメーター」タブを選択して、
「スケール」の値を変更します。



ギャンアングルの定義に従うならば
スケールを「1.00(上昇ライン)」
もしくは「-1.00(下降ライン)」
とすることも考えられます。



注意してほしいのは、
スケールとは、
ラインがローソク足1本分進む間に○ポイント上昇(下降)する、
という意味なことです。


つまり、
スケールが
1.00=ローソク足1本の間に価格が1ポイント上昇する角度でギャンラインが引かれる
-1.00=ローソク足1本の間に価格が1ポイント下降する角度でギャンラインが引かれる

ことになります。



なので、1時間足などの長時間足を使っていて、
明らかにローソク足1本で1ポイントと定義するのが非現実的な場合は、
自分で何ポイントにするかを決めてスケールに入力する必要があります。

ギャンファンの注意点

この記事を丁寧に見ていただければ、
ギャンファンのデメリットが見えてきたと思いますが、
改めて如何に記載しておきます。

45度の定義

ギャンアングルでは価格と時間に関する
45度の直線こそが重要なのですが、
この45度というのは自分で定義することになります。
(MT4のギャンファンのパラメーターの「スケール」で定義)


つまり、今見ているチャートの時間足、分足に対して、
何ポイント上昇(下降)することが
自分にとっての45度(1対1)になるかを定義しないといけません。


当然、この定義の精度によって分析内容が変わってきます。

裁量判断

上で紹介した45度も含めてなのですが、
ギャンファンはあくまでも
概念的なものでしかなく、
45度の定義や
どこを起点にして
ギャンファンを引くか、
などは自分の裁量判断になります。

裁量判断を無くしたギャン インジケーター

個人的に、
いくら優秀な概念でも裁量判断を入れる時点で
自分の自己責任になり、
結局はトレードレベルを上げなければ勝てない
と評価するのはレビューするものとしては
若干無責任だなと考えているので、


次の記事で裁量判断を無くした
ギャン インジケーターを紹介します。


 

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