この記事では異国の通貨強弱システムというインジケーターを使ったトレード事例を通して、異国の通貨強弱システムの成績の見方とリペイント事例を解説しています。
これまでも不定期にトレード事例を検証しています。
異国の通貨強弱システムのトレード事例
異国の通貨強弱システムのトレード手順はシンプルです。
- 通貨強弱システムで勢いが相反する通貨を探して
- その通貨を組み合わせた通貨ペアのチャートを見て
- シグナルが出るのを待ってエントリー
- 決済サインが出たら決済
通貨強弱チャートを見る
通貨強弱システムを使うと以下のようなチャート画像になります。
異国の通貨強弱システムでは、トレードする時間足より上位足のチャートで通貨強弱を見ていきます(今回は4時間足チャートで見てます)。
通貨強弱分析で大事な事
通貨強弱分析で大事なことは、
通貨強弱(通貨ラインの位置関係)よりも
「流れ・傾向」です。
今回は異国の通貨強弱システム特有の注意点も見ながらいくつかの通貨ペアで動きを解説したいと思います。
トレードチャート画面
ユーロドル
以下のチャートを見てください。
先ほどの通貨強弱を見ると
ユーロ > ドル
なので買いエントリーが基本になりまして、実際のチャート画像でも買いエントリーで勝てていますね。
それ自体は本当に良い事なのですが、右上の数値に注目してください。この数値は異国の通貨強弱システムのツールが算出した利益幅、勝率などの数値ですがスプレッドを考慮していません。
この点はシステムによっては
とても重要な点になります
仮に、このチャートで分かるようにスプレッドを2pipsとした場合利益額は214pipsではなく34pipsになります。
もちろん、この数値の中には通貨強弱システムによってエントリーしないトレードも含まれていますので絶対34pipsとは限らないです。いずれにしても異国の通貨強弱システムの右上の数値はあくまで参考程度に見る方が良いと思います。
ちなみに計算する数値の期間は設定で変更可能です、今回は約40日分の期間における数値です。
ドル円
ユーロドルで得た視点でドル円チャート画像も見てみましょう。
いくつかのトレードシグナルが見えますが総じて悪くはないトレードです。ですが、これらのトレードは通貨強弱の観点ではトレードしづらい場面です。
(USD、JPYのそれぞれが同じ動きをしているためUSDJPYとして動きを予測しづらい。)
ですが、右上の数値はこれらのトレードしないだろう結果も足し合わされた結果です。スプレッドを考慮していないのは先ほども紹介した通りですがやはり参考程度に見るべき数値だと捉えるべきです。
仮に販売ページやどこか別のサイトで
この右上の数値を持って
異国の通貨強弱システム=優秀
だと言っていたとしても、
参考程度に見るべきです
ユーロ円
ちなみにユーロ円は通貨強弱システムで見ると買いトレードが推奨されます。直近のトレードも良いトレードが多いです。
このチャート画像はXMのスタンダード口座ですがスプレッドを考慮すると約500pipsのプラスです。
40日で500pipsのプラスだと
悪くないと思います
ただ、実際には決済シグナルがリペイントしますのでスプレッドが含まれていない以外にもリペイントを考慮したうえでの参考数値として見る方が良いです。
異国の通貨強弱システムのリペイント事例
異国の通貨強弱システムはリペイントなしという売り文句があるのですが、当サイトで確認する限るはリペイントをしますのでその事例を紹介します。
エントリーシグナルのリペイント
例えば以下のチャートの右端にあるようにエントリーシグナルが出現した場合、
他の通貨ペアの様子を見に行って元の通貨ペアに戻ると以下のようにシグナルがズレてしまいます(右端の上矢印)。
決済シグナルのリペイント
以下の画像を順番にパラパラと見ると決済サインがどのようにリペイントするか分かると思います。
当サイトで考えるリペイントと
異国の通貨強弱システムで考えるリペイントの定義が違うのかな
異国の通貨強弱システムの評価
総じて勝てそうですが販売ページで期待できるほどは勝てません。なぜかというと、シグナルのリペイントによって本来出現したタイミングとズレるのですがズレた方で計測して画面に表示しているためです。
チャート上に出現している勝率と獲得pipsは実際のトレードとは乖離が出てきますので、そこを過大評価しないように気を付ける必要があります。
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