この記事では異国の通貨強弱システムというインジケーターを使ったトレード事例の紹介と検証を行っています。以前の記事でポイントを検証・解説し、トレード事例も紹介しました。
異国の通貨強弱システムのトレード事例
異国の通貨強弱システムのトレード手順はシンプルです。
- 通貨強弱システムで勢いが相反する通貨を探して
- その通貨を組み合わせた通貨ペアのチャートを見て
- シグナルが出るのを待ってエントリー
- 決済サインが出たら決済
通貨強弱チャートを見る
通貨強弱システムを使うと以下のようなチャート画像になります。
異国の通貨強弱システムでは、トレードする時間足より上位足のチャートで通貨強弱を見ていきます(今回は4時間足チャートで見てます)。
通貨強弱分析で大事な事
通貨強弱分析で大事なことは、
通貨強弱(通貨ラインの位置関係)よりも
「流れ・傾向」です。
今時点で弱くなりつつあるか強くなりつつあるか、という視点なのですがこの視点で上の画像を見るとEURとGBPは下降傾向でJPYは上昇傾向です。
ですので
- GBPJPYとしては売りエントリー
- EURJPYとしても売りエントリー
を探していくべきという判断になります。
各通貨ラインの位置関係だけを見ていくと
通貨強弱を見てもうまく勝てないケースが出てきますので
流れ・傾向という視点も取り入れていくと
良いと思います
その点で言うと
- 通貨のラインが元々上側にあってさらに上昇
- 通貨のラインが元々下側にあってさらに下降
という通貨を組み合わせた通貨ペアでトレードするのが最も良いですがそれを目にするチャンスはあまりありません。
今回はGBPJPYとEURJPY、つまりポンド円とユーロ円で見てみます。
トレードチャート画面
GBPJPY
以下のチャートを見てください。
チャート上の数値は少なくともスプレッド分を差し引いたものが実態になります。
実際には、決済シグナルがリペイントしますので数値は参考程度になりますが少なくても直近のエントリーシグナルは良いシグナルになっていますのでこの点は評価すべきところです。
EURJPY
以下のチャートを見てください。
直近はエントリーシグナルが無いのですが前日にはシグナルがありました。買いシグナルなのですが、前日の通貨強弱を見ると買いエントリータイミングでした。
残念ながらこのシグナルは良くなくスプレッドを考慮せず50pips程度の含み損(最大含み損は60pips程度)になっています。
個人的にはこの後どうなるのかが気になります
異国の通貨強弱システムのリペイント事例
異国の通貨強弱システムはリペイントなしという売り文句があるのですが、当サイトで確認する限るはリペイントをしますのでその事例を紹介します。
エントリーシグナルのリペイント
例えば以下のチャートの右端にあるようにエントリーシグナルが出現した場合、
他の通貨ペアの様子を見に行って元の通貨ペアに戻ると以下のようにシグナルがズレてしまいます(右端の上矢印)。
決済シグナルのリペイント
以下の画像を順番にパラパラと見ると決済サインがどのようにリペイントするか分かると思います。
当サイトで考えるリペイントと
異国の通貨強弱システムで考えるリペイントの定義が違うのかな
異国の通貨強弱システムの評価
今回の事例では難なく勝てましたが販売ページで期待できるほどは勝てません。なぜかというと、シグナルのリペイントによって本来出現したタイミングとズレるのですがズレた方で計測して画面に表示しているためです。
チャート上に出現している勝率と獲得pipsは実際のトレードとは乖離が出てきますので、そこを過大評価しないように気を付ける必要があります。
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