この記事では異国の通貨強弱システムというインジケーターを使ったトレード事例の紹介と検証を行っています。以前の記事でポイントを検証・解説し、トレード事例も紹介しました。
異国の通貨強弱システムのトレード事例
異国の通貨強弱システムのトレード手順はシンプルです。
- 通貨強弱システムで勢いが相反する通貨を探して
- その通貨を組み合わせた通貨ペアのチャートを見て
- シグナルが出るのを待ってエントリー
- 決済サインが出たら決済
通貨強弱チャートを見る
通貨強弱システムを使うと以下のようなチャート画像になります。
異国の通貨強弱システムでは、トレードする時間足より上位足のチャートで通貨強弱を見ていきます(今回は4時間足チャートで見てます)。
当然見る時間で通貨強弱は変わりますが、上の画像右端の方ではユーロが強いので
- EURGBP
- EURJPY
について見ていきます。
チャート画面
EURGBP
以下のチャートを見てください。
シグナル出現時間の10:00で通貨強弱(さっきの4時間足の通貨強弱チャート)を見ると
- ユーロ(EUR)⇒強い
- ポンド(GBP)⇒弱め
なのでEURGBPとしては上昇しやすいと分析します。
チャート画像の右上に数値がありますが、これは異国の通貨強弱システムが自動的に出現させる1トレードの損益の数値で、以下の2つの特徴があります。
- スプレッドを考慮していない
- シグナルが出現したローソク足の始値で計算している
ですが、実際のシグナルは始値で出現しない事が多いので実際の損益は違ってきます(小さくなります)。
また、後で紹介するようにシグナルはリペイントしますのでさらに実際の損益は異なってきます。
EURJPY
以下のチャートを見てください。
2箇所でトレードされています。
1つ目の4:15の時間で通貨強弱チャートを見ると分かりやすいくらい
- ユーロ⇒強い
- 円⇒弱い
なのでユーロ円としては上昇すると分析します。そのタイミングで買いシグナルが出たので不安なくトレードして
勝てる場面です。
2つ目の13:30でのトレードも同様にユーロ円が上昇している場面だと分析できるので、買いシグナルに沿ってエントリーできる場面です。
異国の通貨強弱システムのリペイント事例
異国の通貨強弱システムはリペイントなしという売り文句があるのですが、当サイトで確認する限るはリペイントをしますのでその事例を紹介します。
エントリーシグナルのリペイント
例えば以下のチャートの右端にあるようにエントリーシグナルが出現した場合、
他の通貨ペアの様子を見に行って元の通貨ペアに戻ると以下のようにシグナルがズレてしまいます(右端の上矢印)。
決済シグナルのリペイント
以下の画像を順番にパラパラと見ると決済サインがどのようにリペイントするか分かると思います。
当サイトで考えるリペイントと
異国の通貨強弱システムで考えるリペイントの定義が違うのかな
異国の通貨強弱システムの評価
今回の事例では難なく勝てましたが販売ページで期待できるほどは勝てません。なぜかというと、シグナルのリペイントによって本来出現したタイミングとズレるのですがズレた方で計測して画面に表示しているためです。
チャート上に出現している勝率と獲得pipsは実際のトレードとは乖離が出てきますので、そこを過大評価しないように気を付ける必要があります。
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