フィーバートレードFXを徹底検証|レンジブレイク型サインツール+決済EAの実力と注意点

木村翔太さんの「フィーバートレードFX」

この記事では木村翔太さんのフィーバートレードFXというFX商材について検証をします(紹介ページから画像を引用させていただいています)。このFX商材は、FX商材の世界で国内No.1(たぶん)のクロスリテイリング社のグループ会社が期間限定で公開しています。ただしフィーバートレードFX自体は木村翔太さんという方が開発・監修しています。

結論から言うと、トレードロジックのカテゴリ「レンジブレイク狙い」なのですが、運用成績を裏付けるデータがないため、購入前には慎重な検証が必要です。

目次

フィーバートレードFXのトレードロジック・ツール

「フィーバートレードFX」は、専用のサインツールと自動決済EAを組み合わせた、FXトレード支援型のツールです。裁量での相場判断を極力減らし、サインが出たらタップしてエントリー、あとは自動決済に任せるという構成になっています。

販売、紹介ページは以下です。

https://works-agency.s3.amazonaws.com/kimura_pj/top/pre202507.html

トレードロジックの方向性

購入ページではロジックの方向性について以下のように説明されています。

  • ボリンジャーバンドのエクスパンションとスクイーズを利用
  • レンジ相場を自動で判別
  • ブレイクした瞬間にサインが出る
  • 決済は固定pipsまたはロジックで自動処理
  • 複数の通貨ペアに対応(USDJPY / EURJPY / AUDJPY / CADJPY / CHFJPY / USDCAD / USDCHF / EURUSD / AUDUSD / GBPUSD)

つまり、ボリンジャーバンドのスクイーズをレンジ、エクスパンションをブレイクだと仮定した「レンジブレイク特化型」のトレード手法ということになります。上記のトレードロジックの記載からも分かるのですが、これらのトレードにおいてはサインツールと決済EAが用意されていて楽なトレードが可能になっています。

ボリンジャーバンドの有用性

ボリンジャーバンドのスクイーズ(収縮)とエクスパンション(拡大)を使ったトレード手法は、レンジとブレイクを判断する上では世界中でよく使われる基本的なアプローチです。

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というメリットがある一方で、

  • ダマシが多い
  • ブレイク方向の判断が難しい
  • スプレッド・約定スリッページの影響を受けやすい

というデメリットもあります。そのためフィーバートレードFXでは

ある条件をもう一段階フィルターとして重ねています。

とのことで、当然これが何かは購入するまで分からないのですが、逆に言うと、これが分からない場合その他の評価指標である「勝率」「プロフィットファクター」などが無いとトレード手法の評価自体が難しくなります。

ツール構成

  • サインツール(ON/OFF設定・パラメーター調整可能)
  • 自動決済EA(利確・損切・トレーリングストップ対応)
  • メール・遠隔サポートや動画教材(約180分)もあり

以下のようなツールとのことです(画像は引用しています)。

ツールがあると効率的なトレードが可能ですが、「効率的≠勝ちやすい」であることに注意ください。

トレード事例

紹介ページから引用しますが以下のようなトレードをするようです。

これらのトレード事例だけでは、詳細なトレードロジックや勝率などは分かりません

くろだ

もっというと
これらのトレード事例はサインツール通りに実施した結果なのか
サインツールに裁量判断も追加したトレード事例なのかも分かりません

注意点

一方でフィーバートレードFXには以下の注意すべき点があると考えます。

  1. 成績データが非公開
    バックテストやフォワードのデータがなく、実績を確認できません
  2. 「再現率100%」の意味に注意
    勝率100%ではありません(そういうツールはこの世に存在しません)。「サイン通りに操作すれば同じ行動を再現できる」という意味だと推測します
  3. サインの精度依存
    突発的な相場変動ではサインが機能しないこともあり得ます
  4. 広告的表現が多い
    「毎日数十万円」「簡単に稼げる」など、個人的にやや誇張していると思われる表現が目立ちます

上記の1番については、先ほど紹介したトレード事例などはあったり、スマホのMetaTraderの成績画面を確認することはできるのですが、そのような点在したトレード事例や履歴ではなく、例えば

  • サインツール通りエントリーし決済EAで決済する「自動売買」をした場合の長期バックテスト結果
  • 直近2,3か月のフォワードテスト結果や勝率、プロフィットファクター・リスクリワード

などがあると、フィーバートレードFXが購入すべき価値があるか分かるのですが、これらのデータは存在しません。

結局フィーバートレードFXはどうなの?

商材の内容は先ほど簡単に紹介しました。また価格なのですが327,800円になります。けっこう高価な印象です。

フィーバートレードFXの現時点での検証評価は以下になります。

項目評価コメント
ロジックの明確さ★★★☆☆ボリンジャーバンドを使用したレンジブレイク戦略だが詳細の一部が不明
再現性の証拠★★☆☆☆サインツールなので実際にエントリーするかは裁量判断やトレーダーの時間の都合による
データの透明性★☆☆☆☆トレード事例はあるが、勝率やプロフィットファクターなどの評価指標が存在しない
初心者適性★★★★☆ゼロからスタートできるような学習コンテンツが用意されている

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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