- DMA
- フィボナッチリトレースメント
ダブル・リペネトレーション(ダブルレポ)って何なの?
ディナポリ手法のダブル・リペネトレーション(ダブルレポ)ですが、これは英語です、日本語に訳すと
2つの再貫通
というところでしょうか。
なのですが、ローソク足がDMAの移動平均線を貫通するという意味で使われています。
これからダブル・リペネトレーション(ダブルレポ)の内容についてチャート画像も用いて解説しますが、概要だけ説明すると
- スラスト(ローソク足>移動平均線が連続している期間)を探して
- ローソク足が逆行して移動平均線を貫通した瞬間を捉えて
- その後反転して比較的短い期間でDMAを逆側から貫通して
- 再度ローソク足が貫通した終値でエントリー(最初のスラストとは逆方向)
- フィボナッチエクスパンションを引いてエントリー
というトレード方法です。
ダブル・リペネトレーション(ダブルレポ)の成立とエントリー、決済
スラストを探す
スラストというワードを目にすると、小難しい話なのかなと思うかもしれませんが心配無用です。
- ローソク足の終値 > 移動平均線、ならスラストアップ
- ローソク足の終値 < 移動平均線、ならスラストダウン
と呼ばれます。
スラストアップやスラストダウンが連続して発生すると、強いトレンドが発生していると捉えるのですが
ディナポリ手法のダブルレポでは
をスラストと定義しています。以下のチャート画像で赤い枠で囲ったところがスラストになります。
ローソク足が逆行して移動平均線を貫通した瞬間からエントリーまで
先ほどのチャート画像を再掲するのですが、
スラスト後に、
- ローソク足がDMAをブレイク(チャート画像1番)
- 再度スラストの方向に伸びてDMAをブレイクして
- 改めてDMAをブレイク(チャート画像2番)
という波形を描いた時に最初のスラストと逆方向にエントリーします。以下のようなダブルトップのイメージです。
ディナポリ手法のダブルレポには細かいルールがある
ダブルレポが成立するための条件としてローソク足がDMAをブレイクした時に以下の条件を満たす必要があります。
- 1回目と2回目ブレイクの間隔(1番と2番のブレイクの間隔)は3〜4本がベスト。最大8〜10本まで
- 2つの天井の値(底の値)が近いこと
2番については、上の画像で言うと、赤い枠で囲った直近高値のことですね。
エントリー後の利確ラインはフィボナッチエクスパンションで決定
エントリー後の利確ラインですが、フィボナッチエクスパンションというものを使います。
以下のチャート画像を見てください。
AからBまでエクスパンションを引いて、その後一番右側のエクスパンションのポイントをエントリーしたタイミングに合わせます。
そのアクションで引かれた3つのラインのいずれかで利確を行います。今回ですとそれぞれ
- 150pips
- 240pips
- 400pips
なので大きな利益になりますね。
もう1つ利確事例を見てみます。以下のチャート画像を見てください。
AからBでエクスパンションを引いて一番右側のポイントをエントリー箇所に合わせます。白い矢印のようにトレードが可能です。
まとめると
- スラストが上昇の場合⇒直近高値(A)、直近安値(B)、エントリータイミング(C)でエクスパンションを引いて売りエントリー
- スラストが下降の場合⇒直近安値(A)、直近高値(B)、エントリータイミング(C)でエクスパンションを引いて買いエントリー
という感じで覚えると使いやすいです。
ディナポリ手法のシングルペネトレーションとダブルレポの使い分け
- ローソク足のDMAブレイク⇒シングルペネトレーションと思い、フィボナッチリトレースメントを引く
- 再度スラスト方向にローソク足がDMAをブレイクしたらシングルペネトレーションを諦めてダブルレポとして見る
- ダブルレポの条件を満たしたらエントリー
ディナポリ手法のダブルレポ=ルールが明確なダブルトップとダブルボトム
DMAの詳しい内容については以下の記事をご確認ください。
三尊や逆三尊なら三尊無双
ちなみにダブルトップやダブルボトムと似たような形状として三尊や逆三尊がありますが、それを使ったトレードは三尊無双というFX商材を使うと勝ちやすいです。
ディナポリ手法の他のトレード方法
ディナポリ手法では、この記事で紹介したDMAとフィボナッチをベースにしてトレードをしていきます。
ダブルレポはこの記事で解説しましたが、その他の具体的なトレード手法である
- シングルペネトレーション
- コンフルエンス(複数の異なる時間足を利用)
- アグリーメント(相場の再トレンド化の検知)
については改めて別の記事として紹介する予定です。
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