ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、9/5からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと9/5以降のチャート予測
ドル円１時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
ハーモニックパターンで見たドル円（9月第1週）
通常、青色とオレンジ色の三角形ができてそれがハーモニックパターンを表していますが、この週は一方的な上昇トレンドだったのでハーモニックパターンが出現していません。
前回の記事で予測したとおりの形になりました。
直近ではオレンジ色の三角形が出ているので下降傾向ですが、今年の円安を帳消しにするほどの下落にならないと思います。
ダイバージェンス
ダイバージェンスで見たドル円（9月第1週）
メインウィンドウとサブウィンドウにある赤い線がダイバージェンスの箇所です。この赤い線が出現するとダイバージェンスの発生可能性としてトレンドの転換ポイント（下落）になる可能性があります。実際には上昇トレンドが強すぎてダイバージェンスが無意味になっています。
K_SwingTrading
K_SwingTradingで見たドル円（9月第1週）
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター（k_trend_fileter）を組み合わせて自動売買を行うと55pipsのプラスでした。ダイバージェンス（Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence）を加えるとより良くなると思います。
来週も基本的には赤い雲から青い雲への変更時の買いトレードを狙っていくと良いと思います。
9/5以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は上昇しています。以下の日足チャートを見てください。
前回の記事で予測した通り8/29以降はしばらく上昇しました。今後も同じ傾向ですので、K-SwingTradingの雲が赤色⇒水色に変わるタイミング（上昇トレンドへの転換）を狙っていき、4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握する方が良いと思います。
また、フィボナッチソリューションで引いた黄色いラインの価格レートを意識すると良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は投機筋ポジションの変化が見れましたが、ドル円が明確に下降した感じはなく、定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによるタカ派傾斜観測
- 日銀による金融緩和の長期化方針
- 米政府・米当局によるドル高容認スタンス
- 米経済指標の良好な結果
ユーロドル１時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターンで見たユーロドル（9月第1週）
ハーモニックパターンは出現していて、チャネルラインも加味してハーモニックパターンの出現をトレンド転換だと捉えて逆張りトレードすると勝ちやすかったと思います。来週もハーモニックパターンが出現するタイミングを狙うと良いと思います。
ダイバージェンス
ダイバージェンスで見たユーロドル（9月第1週）
青色と赤色のラインがダイバージェンスですが、ハイライトできてなくすみません。。ダイバージェンス出現後に逆張りでエントリーすると良いのですがチャネルラインと組み合わせると有効に使えそうです。
K_SwingTrading
K_SwingTradingで見たユーロドル（9月第1週）
K_SwingTradingの雲の色の変わり目（青色⇒赤色）でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター（k_trend_fileter）を組み合わせて自動売買を行うと8pipsのマイナスとなりました。ただ、来週も同様の戦略で良いと思います。
9/5以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
先週は下降トレンドではなく、週前半から中盤にかけてジリジリ上昇してその後一気に下降しました。先週と同様に黄色い水平ラインに記載されているレートがポイントになる可能性があります。この黄色い水平ラインはフィボナッチソリューションの手法で引いたラインです。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになっていて、下降する傾向がありそうです。
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念
- 欧州圏で高まるエネルギー危機発生リスク
- 欧州経済の先行き不透明感
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