ここでは、通貨強弱ツールであるKu-Chartが何かという説明、そのメリット、ツールのダウンロード方法について紹介します。
イカれたFX市場
MetaTrader4での設定無しでKu-Chartと同じ機能(通貨単位の強弱把握)が使えるサイト「マタフ(Mataf)」の詳細はこちら
⇒マタフを使った大学生が3か月で「億」を稼いだ、その方法は?
『比率を売買する市場』ってイカれてません?
(引用:http://zai.diamond.jp/articles/-/272906)
と言っているトレーダーはyasuさんという方。
これまでトレードで10億円を稼いだらしいです。
トヨタ自動車とソフトバンクの株価の比率を売買することなんてないじゃないですか。変な市場なんですよ、為替って
そう言われてみると確かに、、という感じもしてしまいます。
億超えを果たし、1年足らずで会社を退職
このyasuさん、東日本大震災での円の上下をうまく捉え、すぐに億の資産を持ったとのこと。
株にまわしていた資金もFXに振り向け、
含み益が増えればポジションを増やしてと、
円売りポジションを積み増していったyasuさん。G7(先進7カ国)による協調介入もあり、
シナリオどおりに円安が進むと、
ふくらんだ円売りポジションを数日後に決済。一気に億超えを果たした。「会社はすぐに辞めました。
就職する前から一定額に達したら辞めようと思っていましたが、
まさか1年も経たずに辞められるとは思っていませんでした。完全に嫌なやつですよね、会社からしたら(笑)」
(引用:http://zai.diamond.jp/articles/-/272906)
「専業トレーダーあるある」からのKu-Chartとの出会い
僕も経験があるのですが、会社で働いていたころには目につかなかった細かい手法やチャートの動きに敏感に目が行き届くため、確実に兼業トレーダーでうまく行っていたころとずれてきます。
[perfectpullquote align=”full” cite=”ザイFX” link=”http://zai.diamond.jp/articles/-/272906″ color=”” class=”” size=”15″]「退職して時間もできたので、
巷にあふれる数々の手法を勉強したけれど結果が出なかった。
そもそもその手法に優位性があるのか、
身につかなかっただけなのかは不明ながら何をしてもだめな時期でした。
このタイミングで出会ったのが「Ku-Chart」(クーチャート)です。
それ以降、通貨単体の動きを見ながらスウィングでトレードするようになり、収益が格段に向上しました。
2015年8月のチャイナショック時には1日で含み益が2億円を超えたこともありました。
実際に決済したときには1億円程度の利益になっていましたが…」[/perfectpullquote]
ひとつおさえておきたいのは、2011年の震災や2015年のチャイナショックなど、このトレーダーさんは不意に起きるイベントをうまく使って資産を増やしているという事実です。
例えばKu-Chartの有効な使い方として経済イベント時に使える可能性があるということです。
Ku-chartとは?
Ku-Chartのもととなっているのは、
大手外資系金融機関に勤務していた「くーちゃん」さんが編み出したコンセプトだ。くーちゃんさんが有志のセミナーで発表し、
それを聞いたMT4ブログの第一人者であった「fai」さんが
MT4インディケータを開発。それ以来、トレーダーの間で愛用され続けている。Ku-Chartは通常、
主要8通貨(米ドル、円、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、
豪ドル、NZドル、加ドル)の値動きをもとに計算される。
yasuさんの収益を格段に向上させたKu-Chartは、主要通貨に対する「通貨単体」の動きを把握できるチャート(インジケーター)です。
上図をご覧ください。
例えば、、
市場参加者が米ドルを買いたくなるような出来事が起これば、ユーロを米ドルに換える、豪ドルを米ドルに換えるといった動きが発生して米ドル高となります。
このときKu-Chartの米ドルは右上がりです。
で、ここからが本題です。
米ドルが右上がりですが、もしも同時に円を買いたくなるような出来事も起こっていれば、相対的には円も米ドルもどちらも買われてしまい、米ドル/円のレートはほとんど変化しない場合があります。
そんなとき、普通のチャート画面では、ドル円が動かないだけのチャートなのですが、Ku-Chartでは米ドルと円のラインが同じ程度、右上がりとなります。
初めに、『比率を売買する市場』の話をしましたが比率を構成する分母も分子も同じ程度増えていれば、その比率(通貨ペア)も変わらないことと同じ話になります。
通貨ペアが選びやすくなる「Ku-Chart」
アメリカ雇用統計などが発表された時に、ローソク足が思った方向と逆に動いたりしたことありませんか?
あの現象は、通貨ペアでは説明がつかないことも、Ku-Chartでそれぞれの通貨ごとに強さを見れたら説明がつくかもしれません。
[perfectpullquote align=”full” cite=”ザイFX” link=”http://zai.diamond.jp/articles/-/272906″ color=”” class=”” size=”15″] 「Ku-Chartを見れば、米ドルが買われている一方、
どの通貨が売られているのか一目瞭然。
一方が上がり、他方は下がりと、
2つの通貨のラインの幅が『開いていく』通貨ペアだと、トレンドが明確。
どの通貨ペアでトレードするかの選択を誤りにくくなるのが大きなメリットです」[/perfectpullquote]
例えばユーロドルのレートが上がっていたとしても、
ユーロドルのチャートだけ見ていてもその通貨ごとの強弱は分かりません。
ユーロ買いなのかドル売りなのか、が分からないのですが、
Ku-Chartなら、1つの通貨がどんな動きをしているのかわかります。
Ku-Chartの使い方:インジケーターのダウンロード
Ku-ChartはMetaTrader4に初期装備されていないインジケーターなので、
Ku-ChartインジケーターをダウンロードしてMetaTrader4に取り込む必要があります。
Ku-Chartはこちらから無料でダウンロードができます。
http://d.hatena.ne.jp/fai_fx/20111122/1321894623
ダウンロード後のMetaTrader4への取り込みは割愛しますが、通常のインジケーターと同様にMetaTrader4のデータフォルダ内のインジケーターフォルダに格納してください。
格納後どこかの通貨ペアをチャートにドラッグドロップすれば表示されます。チャート画面としては下図のようになります。
実際に行ってみると、とても簡単です。簡単な割に通常ではお目にかかれない通貨単独の動きが分かるのでとてもお得です。
Ku-ChartZについて
この記事の一番初めに見ていただいた画像には1つ謝らないといけないことがあります。
それは、この画像のことです。
あたかもKu-Chartを設定した後のチャート画面のようにお見せしましたが本当は違います。
この画像はKu-ChartZというKu-Chartを少し改造したインジケーターです。
Ku-ChartZとKu-Chart。
0時にいったんすべての通貨の強さがリセットされるので、デイトレやもっと短い間隔でのトレードに適しています。
使用方法はKu-Chartと同じで、ダウンロード後にMetaTrader4のデータフォルダ内のインジケーターフォルダに格納した後、MetaTrader4のチャートにドラッグアンドドロップするだけでです。
(ちなみに、Ku-ChartZには5通貨バージョンと7通貨バージョンが存在しています。)
当サイトの「Ku-Chart」「Ku-ChartZ」評価
「Ku-Chart」「Ku-ChartZ」って実際使えるのか?という点については、僕はトレードの目的によって評価が変わると考えています。
使えない・役に立たない例
なぜかというと、ユーロドルの比率でチャート分析を行う場合とKu-Chartを使ってユーロのチャート分析、ドルのチャート分析を行う場合でも本質的には何も変わらないからです。
むしろKu-Chartを使うほうが2回分析をしないといけないので、余計に労力がかかるかもしれません。
Ku-Chartの本質は通貨ペアの分解なのですが、これまでのFX商材でも通貨ペアを十分分析できているものもあり、トレードする通貨ペアが決まっている場合はわざわざKu-Chartで通貨を分解して分析する意味はありません。
使える・役に立つ例
使えない例とは逆に、トレードする通貨ペアが決まっておらず、どの通貨ペアでトレードしようか、と悩んでいる場合。この場合にKu-Chartがとても役立ちます。
例えばKu-Chartで下がりつつある通貨と上がりつつある通貨のペアを見つけます。この通貨ペアでトレードすると、
- ボラティリティが大きい
- 通貨の強さ弱さが分かるので通貨ペアの方向性も分かりやすい
というメリットが得られる可能性が高くなります。
つまり通貨ペアの選択ツールとして、Ku-Chartが評価出来ます。
Ku-Chart自体が聖杯ではなく通貨ペア選択という目的に置いてとても役立つツールになっています。
通貨ペアを何にするかでいつも迷っているトレーダーさんにはもってこいのツールですね。
Ku-Chart(通貨強弱判定ツール)では勝てない?
Ku-Chart(それに類似する通貨強弱把握のインジケーター)
その理由は以下です。
- 通貨ペアが通貨の交換なのは分かったが、エントリーや決済タイミングが分からない
- Ku-Chartのような分析手法を勉強しても勝つことにはつながらなかった
- Ku-Chartでシステムトレードを構築しても規則性が見いだせない
- Ku-Chartのようなインジケーターを使っていましたが、これだと各時間軸で力関係が全く違い迷うだけだった
- Ku-Chartはとても難しい
ku-chartで勝てない根本的な原因は2つあります。
- ku-chartの勉強、ロジックの解明だけで終わってしまう
- ku-chartだけで勝とうとする
相場は通貨ペアの強弱だけで値動きが決まることはありません。トレーダーが裁量判断で勝つためには多くの事を行う必要があります。
例えば…
- ライン(重要ラインやピボットライン)
の引き方 - 統計的に勝ちやすい、プロレベルのトレード手法の取得
です。
通貨の強弱はトレードで勝つための1つの要素ですのでku-chartだけでは勝てません。
無料、有料通貨強弱判定ツールが複数あるのは勝てないから
(省略)
無料、有料含め…“参考程度”のおもちゃツール。です。
最も弱い通貨を売り、最も強い通貨を買うことができれば高確率で勝てるなら、最も弱い通貨、最も強い通貨の仮定がいります。どんな状態なら弱い(または強い)のか?この条件が必要です。
そして、通貨強弱判定ツールが無料、有料を問わず常に新しい商品が出ているのはどうしてでしょうか?
落ち着いて考えて頂きたいのが…
数多くの(無料、有料関係なく)通貨強弱判定ツールが販売されていますが、どのツールも時間足選択条件や、判定条件によって結果は全て違います。
ツールによって判定条件が違うのでこれは当た前。ここに市場特性や時間帯特性が入ると取引方法が複数になり…再現性が恐ろしく低くなります。
ここでは、通貨強弱判定ツールと組み合わせとトレード精度が高まる事が期待されるFX教材を紹介します。
通貨強弱+億スキャFX
億スキャFXというFXツールがあります。
シカゴ商品取引所(CBOT)でトレード戦略を身につけ自分のプロップチームで圧倒的な利益を上げた高橋良彰さんという方が開発した5分足の順張りスキャルピング手法になります。
簡単に言うと上位足のトレンドを加味したパーフェクトオーダー手法です。
このトレード手法自体もお勧めなのですが、ここに通貨強弱ツールを加えるとさらにトレード精度が高くなる傾向があるので次の記事を確認してください。
通貨強弱+FX極(岡安盛男さん)
誰も否定しようが無い、超一流の経歴を持つプロトレーダーから学ぶ超王道のFXトレード手法で毎月60万円稼ぐための方法
ということで、岡安盛男さんから超王道のトレンドフォロー手法が学べます。
当サイトではドル円に限って検証を継続していますが、ドル円に絞らず通貨強弱ツールで判定した通貨ペアでFX極を使うとさらにトレード精度が高くなることが期待されます。
通貨強弱を考えていなくても下の記事のように簡単に勝てています。
P.S. 通貨ペアの選択ツール(マタフ)で億を稼いだ大学生
とある大学生は、大きなファンダメンタルズの変化が発生した時に、マタフ(Mataf)というサイトで各通貨の強弱を把握して3か月で億を稼ぎました。
MetaTrader4での設定無しでKu-Chartと同じ機能(通貨単位の強弱把握)が使えるサイト「マタフ(Mataf)」の詳細はこちら
⇒マタフを使った大学生が3か月で「億」を稼いだ、その方法は?
P.S.S. 無料ツールだけで勝てるなら誰もトレードで苦労しない
インターネット上では無料で色んな投資ツールが使えます。
役立つツールもあるのですが、無料ツールだけを使って勝てるならみんな億万長者です。
無料ツールでちょこっとトレードすればすぐに勝てるだろうと思っているなら以下の記事が参考になります。
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