FX戦士くるみちゃんというマンガをご存じですか?その名の通りFXを題材にしたマンガなのですが、くるみちゃんから学べる事はいくつもありましたので、この記事ではそれを紹介します。
いくつかマンガの中の画像リンクを記載していますがクリックして何かに勝手に登録される事はありません。どれもネット上で無料で見れるものを見れるだけなのでご安心ください。
「FX戦士くるみちゃん」について
FX戦士くるみちゃんはマンガなのですが、
FXに関するマンガです。
くるみちゃんという女性が主人公で
母が2000万円の損失を出して
亡くなるまで追い込まれたFXの世界に興味を抱いたくるみちゃんが
徐々にFXにハマっていき、
精神状態が極端に上下する姿や
周囲の人々の悲喜を描いている
マンガとのことです。
1巻のあらすじと感想
1巻のあらすじは以下です。
これだけだとハッピーエンドと思えますが、そうではなく最悪の事態を避けれたというストーリーです。以下のマンガの画像を参考にすると、トレード時の独特の緊張状態が分かると思います。
マンガを読んだ僕の率直な感想は、
でした。
プロスペクト理論
FX戦士くるみちゃんの第1巻ではプロスペクト理論という言葉が出てきます。
この言葉をご存じの方も多いと思うのですがシンプルに言うと
- 利益は確定させたい
- 損失は確定させたくない
という理論(意思決定モデル)です。当サイトでも記事にまとめています。
まさにこの理論に沿ったようなトレードや行動を行った結果、くるみちゃんはギリギリの精神状態になってしまいました。
完全に間違ったトレード方法
FX戦士くるみちゃん1巻では強制ロスカットギリギリで助かるのですが間違ったトレード行動がいくつかありました。2つだけピックアップすると以下になります。
- 当初用意した資金だけではなく再度入金をした(親のお金で)
- 損切をせずにナンピンを続けた
ちなみにマンガの中では損切をして何も考えずドテン売買をした別のトレーダーも登場していますが彼女は大負けしています。後で言いますがチャートやトレードを考えぬいていないからです。
自分の気持ちの許容量を超える含み損が出て証拠金維持率が下がってくるととにかくそれを解消する行動しかできなくなり「考える」という事が出来なくなります。ですがそうできないくるみちゃんはダメなトレーダーではありません。誰でもそうなるでしょうし僕もそうなるでしょう。
そもそもギリギリの生きた心地がしない状態にならない事が大事です。
生きた心地がしない含み損・ロスカットを避けるために
そういう状態にならないためにいくつか有用な事がありますのでそれを以下に紹介します。参考にしてください。
- トレードルールを徹底する
-
何と言ってもトレードルールを徹底的に守る事が大事です。ただ、守ると決意を誓っても不意のアクシデントで守れない場合は出てきます。
なるべくそれを避ける手段として
- EAを使う
- トレードツールを使う
ことが有用です。
- 負けてる時に資金を追加しない
-
くるみちゃんは強制ロスカットの手前で、親のお金を使ってロスカットを避けて結果として勝てました。
ですが、これはどちらかというとギャンブルに勝った話でくるみちゃんのトレード手法は通用しませんでした。
通用しないトレード手法のために資金を追加するのではなく、勝ち続けているEAやトレード手法のために資金を追加するのは有用になる可能性があります。
- トレードする通貨ペアを決める
-
FX戦士くるみちゃんの第1巻では友達の話から高リスクの通貨ペアでトレードしたことから大変な事態になってしまいました。
ずっとチャートを見てきて(できれば5年10年くらい)、何もインジケーターが無くても次のローソク足の動きが分かるくらいの通貨ペアを作り、それ以外の通貨ペアでトレードしないようにしましょう。
- 考えれない状態の時にトレードしない
-
トレードで勝てるタイミングはいくらでもあります。
急なアクシデントや色んな心配事があるとチャート分析やトレードがブレる可能性があります。そういう時はどれだけトレードチャンスがあったとしてもトレードしない方が良いです。
また、繰り返しになりますがトレードをEAに任せるのも有効な方法だと思います。
FX戦士くるみちゃんを読んだ感想や評価:まとめ
FX戦士くるみちゃんの第1巻ではいくつかの示唆がありました。
ギリギリの精神状態になると加速度的に資金や精神状態が破綻しかねないので、そういう精神状態にならない環境作りや行動が大事になります。
人はプロスペクト理論によって自らをギリギリの精神状態にしてしまいがちですので、この記事で紹介した内容を参考にしていただければ幸いです。
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