【今後の見通しは?】日本とアメリカの相互関税・自動車関税15%の結果でFX(ドル円・ユーロドル)は?

この記事では2025年7月23日の、日本とアメリカの相互関税ニュースをふまえたドル円やユーロドルの動きを推測した内容を紹介します。

目次

ドル円の値動きが激しい?

今朝MetaTrader4でチャートを見ていたらドル円の値動きが急に乱高下しました。

くろだ

経済指標発表も無いだろうに
なんだか動きがおかしいな

と思ってニュースを見たら以下のようなニュースがありました。

市場(チャートやその他情報)を見ている限りは、最初にトランプ大統領がサプライズ的に驚かせて関税のパーセントを釣り上げて、結果15%という合意になったことで「思ったほどでもなかった」という安心感が漂っている感じなのですが、個人的には「そもそもトランプさんじゃなければ、こんなめちゃくちゃな関税に課する交渉自体起きなかったのに」とも思い少し複雑な気持ちです。

とは言え、

  • 日経平均株価は大きく上がり
  • トヨタの株価も上がり

株式投資の観点では良い事だと思います。

では、FXでは今回のニュースをどう捉えたら良いのでしょう?

というところが今回の記事の本題になります。

多くのトレーダーが注目するだろう

  • ドル円
  • ユーロドル

に絞って見てみます。

ドル円→長期的には円高(下降)、短期的には上下する可能性

相互関税の交渉結果の発表直後、ドル円は一時146.20円まで下降しましたが、その後少し上昇して午後11時ごろから再度下落しているという印象です。

1.業績見通し改善と日銀利上げの可能性

なぜ相互関税の結果発表のあと、ドル円が下降したか(円高になったか)というと、日本の輸出企業(特に自動車セクター)の業績見通しが改善しそうだからです。日本全体の経済にとっては業績見通しの改善はプラスになり、それによって日銀が政策金利を上げる可能性が出てくるからです。

(基本的には、利上げ=その通貨が強くなる)

2.リスクオンの動き

一方で、ドル円が下降した後の「上昇」に注目すると相互関税の結果が思ったより良かったので「これ、当初より大したこと無いんじゃない?」とマーケット全体が思うことで、トレーダーや機関投資家が思い切った資産運用(トレード)を行う可能性が出てきました。

つまり、「円」という安全資産よりも別の通貨を買うなどの動きになりやすく、結果として「円」が売られるという動きになっている可能性があります。

もちろん、直近の日本の参議院選挙で与党が大きく負けたので政局が不安定になることで円から離れたという可能性もあると思います。

上で紹介した1番はどちらかというと長期的な話で、2番はどちらかというと短期的な話です。

じゃあドル円どうしたら良いの?

というと、トレード指示は法律上できないのですが円高にも円安にも動きやすいので様子見しつつ慎重に判断する感じになるかと思います。長期足でトレードするか短期足でトレードするかでもトレード方向は変わってくると思います。

くろだ

長期の方が分かりやすいかもしれませんね

ちなみに、今のドル円の日足チャートは以下の感じです。

(何か強く意識されている安値(抵抗ライン)が見えますがそれはいったん置いといて、)直近は上下どちらにでも
動きそうな位置にありますね…悩ましい。

ユーロドル→水曜日(7月23日or24日)が分かれ目か

日本とアメリカの相互関税だけ見ると、ユーロドルはこれにあまり関係ないのでこの相互関税による大きな変動というのはおそらく限定的だと思うのですが、以下のロイターのニュースを見ると

https://www.reuters.com/business/finance/global-markets-view-usa-2025-07-23

Morning Bid: Japan deal electrifies markets

英語ではあるのですが

ドナルド・トランプ米大統領は、欧州連合(EU)の代表らが水曜日に米国との貿易交渉に臨む予定であると述べ、スコット・ベセント米財務長官は、米国と中国の当局者が来週ストックホルムで会談すると述べた。

と書いてあります。

つまり、

  • アメリカとEUの貿易交渉がもうすぐスタート
  • アメリカと中国の交渉も予定

ということで、この結果によってはユーロドルや(GridFlexで扱っているAUDCADも)壊滅的に大きく乱高下する可能性があります。

水曜日というのはアメリカ時間の水曜日かもしれませんので日本で言う木曜日の可能性があります

穏やかに交渉がされれば良いのですが、交渉が決裂的なことになれば短期的にはチャートは完全にテクニカル指標に沿わなくなるのでトレードやEA稼働を控える方が良いでしょう。

直近はアメリカとEUの交渉予定なので、ユーロドルで動かしているEAなどはリスクの観点だけで言うといったん稼働停止が無難かもしれません。

ハイドアウトも、ユーロドルやユーロ円で動かすことがあると思いますので気を付けた方が良いとは思います。直接的なEAの稼働指示はできませんため最終のご判断はご自身でお願いできれば幸いです。

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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