最近クロスリテイリングさんからのメールで
「本庄翔悟」さんという方が
出来高とローソク足の動きを使ってバイナリーオプションで
トレードし勝ち続けている、という情報をもらっています。
そのメールを一部引用させてもらうと
100年前から伝説のトレーダーたちが使い続けてきた「出来高」。
本物と偽物のローソク足をパッと一瞬で判断できるものです。
とのこと。
え?FX・バイナリーオプション(為替トレード)では出来高は
- 見れない
- 確認できない
- 役立たない
というサイト・ブログもあったぞ?
という話を思い出しました。
この問題について私が少し考察をした結果を共有します。
参考になれば幸いです。
出来高は重要な指標だが、為替の取引量は把握できない?
いくつかのサイトから引用をさせてもらいます。
世界中に無数の業者が存在している場合においては、
無数にある業者の”出来高”を全て把握して初めて”出来高”の確認ができるという事です。
為替市場の出来高を知るためには、すべてのあらゆる業者の出来高を知る必要があります。
そして、現実問題として、すべての業者の出来高を知ることは不可能です。
FX取引をしている人の多くが市場取引ではなく、店頭FXを利用しているからです。
要は、
株式投資ならいくつかの証券会社が
取引所の1銘柄を見て出来高を確認しますが、
例えばMetaTrader4で見れる出来高はあくまでその1つの業者の取引数です。
だから、
全体の取引数や取引金額を把握することはできない。
だからFXやバイナリーオプションの為替トレードで出来高というのは使えない。
という話です。
例えば下の画像のようにMetaTrader4では「ボリューム」「出来高」というインジケーターがあるのですが、
あくまで1業者(1ブローカー)の出来高・取引数で
世界全体の出来高は知れないので役立たない、という話です。
本当に出来高は見れない・役立たないのか?
この論理が正しければ、
最初に紹介した「本庄翔悟」さんという方が
出来高を使ってバイナリーオプションでトレードし勝ち続けている話も
ロジカルな話では無く、あくまで本庄さんの経験則の話になってしまいます。
為替トレードの出来高におけるサンプリングの概念
ここで、「サンプリング」という概念を紹介したいと思います。
無作為抽出(ランダム・サンプリング、英:random sampling)とは、
ある集団から標本(サンプル)を無作為(ランダム)に抽出(サンプリング)する行為のことである。日本工業規格では、「無作為標本」の項で、「無作為な選択方法によって選んだ標本」と定義している
視聴率とかインターネットのアンケート調査・選挙の出口調査でも当てはまるのですが、
日本人全員に聞かなくても、数百人・数千人に調査したら
統計的におおよその全体像が分かります。
つまり、
たかが1業者(1ブローカー)の取引数・出来高だとしても
十分なサンプリング数があれば
という話です。
ただ、この話が当てはまるには前提が1つあります。
そこそこの規模があり、トレードに関わる全体の一部分になっていることです。
つまり今の業者が個人トレーダーだけではなく
機関投資家などの規模のでかいトレーダーも参入していて
活発に取引されている業者ならサンプリングの考え方が適用できます。
その前提が当てはまる業者なら
絶対的な出来高やボリュームは分からないけど
相対的な出来高は分かるので、
- 今のローソク足は1本前のローソク足より取引は多いな
- 今のローソク足は(比較的)セリングクライマックスだな
- 今のローソク足は他のローソク足より「本物のローソク足」かも
というのが分かります。
まとめ
FX・バイナリーオプション(為替トレード)では出来高・取引数は
- 見れない
- 確認できない
- 役立たない
という意見もあるのですが、
為替トレードの出来高におけるサンプリングの概念を用いると
絶対数としての世界全体の取引数や出来高は見れないけど
という考えはできそうです。
ちなみに、、
ローソク足(価格)の上昇や下降の度合いも決めて
戦略を決めていく必要があります。
本庄さん以外にも僕の周りに存在します。
それと、、
本庄さんのツール検証記事の中で、出来高について何も疑わないサイトやブログは
本当に信頼すべきサイト・ブログなのか?
コメント