FX(外国為替取引)とは何か?

このサイトではFX(外国為替取引)について、以下を中心に解説します。
  1. FXの定義
  2. 通貨の種類
  3. FXのリスク
  4. FXはどうトレードするのか
  5. 知っておきたいFXの用語
  6. FXのマーケットは何で上下するのか
  7. 初心者のためのトレード方法の超基本
  8. FXのトレードプラットフォーム
  9. FXのスタート方法
目次

FX(外国為替取引)とは何か?

FXという言葉を聞いたことがある人は多いと思います。FXは英語の略称で正式名称はForeign Exchangeと呼ばれ、日本語では外国為替取引と呼ばれます。

FXを簡単に言えば、株式投資の通貨版であり海外旅行中に行う両替と同じです。トレーダーはある通貨を買って別の通貨を売り、為替レートは需要と供給に基づいて常に変動しています。
通貨はFXマーケットでトレードされますが、通常はどこかの証券会社で口座を開設した後にログインしてトレードします。マーケットは月曜日から金曜日まで24時間営業している世界的な市場です。FXは株式のような物理的な取引所はなく、銀行やその他の金融機関のグローバルネットワークがマーケットを監視しています。

FXは通貨ペア(ドル、ではなくてドル/円など)でトレードを行います。株式投資と同じく今後レートが上がるか下がるかを分析・予測してあるレートでエントリーして目標としている利益もしくは事前に設定した損失に達した場合に決済を行います

通貨の種類

例えばGoogleの株式市場での略称(ティッカーシンボル)がGOOGLであるように、すべての通貨には3文字のコードが割り当てられています。有名な通貨で言うと
  • 米ドル=USD
  • ユーロ=EUR
があり、その他の通貨として
  • 日本円=JPY
  • ポンド=GBP
  • オーストラリアドル=AUD
  • カナダドル=CAD
などがあります。
FXは通貨ペアでトレードするので上の通貨2つを組み合わせたものを売り買いします

FXのリスク

FXは株式投資や他の投資商品よりもリスクが高くて破綻するトレーダーも多い、と聞きますがどの程度リスクがあるのでしょうか?
FXではレバレッジというものを使ってトレードする事が特徴の1つです。レバレッジは、「てこの力」や「てこの作用」といった意味になり、FX証券会社に入金した資金(証拠金)の何十倍にも相当する資金でトレードが可能です。極端な例ですが手元の1000円を使ってあたかも自分が1万円や10万円の資金を使えるようにトレードが可能です
このレバレッジにはメリットとデメリットがあります。レバレッジ効果を使うことでトレーダー自身が用意した資金の割に多くの利益をあげることが可能ですが、損失が出た場合も資金の割に大きな損失になる可能性があります
レバレッジには最大値がありまして、日本国内の証券会社では25倍が最大値です。ただ海外の証券会社では1000倍に設定可能な会社もあります
投資を行う目的が資産を増やしたい事やいわゆる億万長者の職業の多くがトレーダーである事を考えると、レバレッジを高く設定できることがメリットに感じる方もいらっしゃると思います。ただ負けているトレーダーもいる事実があります。別の記事で解説していますが、FXで資金を無くしてしまう(資金を溶かしてしまう)トレーダーの多くが、あまりに高リスクな資金管理を行っています。株式投資と同様に適切な資金管理を行う事で一気に資金を無くす確率を大幅に低くすることが可能です

FXはどうトレードするのか

FXは株式市場のように中央の取引所を通じて取引されないため、平日24時間トレードする事が可能です。日中は家事や仕事でトレードできない方に取ってはありがたいルールです。また、株式投資で時々あるような売買があまりにされていない会社の株だとトレード自体ができない場合がありますが、FXでは世界中で多くのトレーダーが同時にトレードしているので売買ができないという事は基本的にありません

FXトレードでは株式投資と同じく、トレードする通貨ペアが今後上がるか下がるかを予測して

  • ロング(買い)
  • ショート(売り)

のいずれかを決定してエントリーすることができます。

平日常にトレードできるというのはFXのメリットの一つだと思います

多くのトレーダーは通貨ペアが上がるか下がるかを分析したり直感で予測してエントリーするのですが、なぜか勝てないという方も多くいらっしゃいます

知っておきたいFXの用語

FXには独自の用語がいくつかあります。この記事では最低限知っておいてほしい用語とその解説をしていますので参考にしてください。

pip(ピップ):ポイント・イン・パーセントの略です。通貨ペアでの最小単位に相当するものです。例えばユーロドルでレートが1.09924から1.09934になると0.0001上昇した、とは言わずに1pips上昇したといいます。FXではわずかな数値の変動が大きな金額になるので小数点以下の数値をその都度読まずに1pipとして表します。ほとんどの通貨ペアでは、1ピップは小数点以第4位(0.0001)ですが、日本円は例外で小数点第2位(0.01)となります

スプレッド:どの通貨ペアも買値が売値より常に高いです。この2つの価格の差をスプレッドと呼んでいます。このスプレッドは取引コストに相当します。スプレッドが狭ければ狭いほどコストは安くなり、スプレッドが広ければ広いほどコストが高くなりますが、スプレッドは通貨ペア、証券会社によって異なってきますし時間帯によっても異なってきます

レバレッジ:この記事の前でも解説しましたがレバレッジを使い資金(証拠金)を増やしてトレードする事が可能になります

FXのマーケットは何で上下するのか

よく巷のニュースでドル円が上がった下がったというテーマがあります。円安円高とも言いますね。

私たちは普通に生活しているだけなのに何でドル円が上下するのか気になりませんか?

株式投資と同じく、FXでの通貨ペアの価格は売り手と買い手の需要と供給によって決定されます。ただ、需要と供給が何で決まるかというとトレーダーの気分ではなく通貨の金利、中央銀行の政策、経済成長のペース、政治環境、経済指標の発表によって変動します。そのような中でトレーダーはどのようにトレードを行っているのでしょうか?

FXトレード方法の超基本

トレーダーが市場の動きを予測するための分析には主に2つのタイプがあります

  • ファンダメンタル分析
  • テクニカル分析

です

ファンダメンタルズ分析

機関投資家や銀行は、資金を増加させるために強い経済力を持つ国を資金調達の場として探しています。これを裏付けるようなニュースや経済発表があればその国の通貨を買うというアクションになります。また、各国の中央銀行は金融政策を決定します。お金の通貨供給量や金利といったものをコントロールしますが、政府が財政支出や税金を用いて経済を成長させたり減速させたりすることも、通貨ペアの上下に影響を与える事があります

テクニカル分析

テクニカル分析というのはチャートにおいて特定のパターンを見つけ出し、その見つけた法則に沿って将来のレートを予測・分析する手法です。例えば移動平均線が上向きの場合は通貨ペアも上昇しやすい、RSIが高い値の場合はその後通貨ペアが下降しやすい、などです

基本的にファンダメンタルズ分析を個人トレーダーが適切に行う事は難しいです(情報源がインターネットくらいのため)。テクニカル分析については数え切れないほどの分析方法がありますし、有用な分析方法は有償で購入する事もあります

また、FXにはテクニカル分析を機械的に行いトレード自体も自動で行うシステム(EA:Expert Advisorと呼ばれるシステム)もあります

何を使ってFXトレードを行うのか?

FXトレードを行う方法は大きく3つあります、いずれの方法もFXを取り扱う証券会社に口座を開設する必要がありますが

  1. 証券会社のWebサイトにアクセスして自分だけがログインできるページからトレード
  2. 証券会社のWebサイトにあるMetaTraderというトレードプラットフォームをダウンロードして手元のPCでトレード
  3. 証券会社のWebサイトやアプリストアにある、証券会社のトレード用アプリをダウンロードしてトレード

の3つです

どれがお勧めかと言うとトレーダーのニーズによってお勧めは異なってくるのですが、MetaTraderというプラットフォームは自分で分析方法や自動売買プログラミングを作成する事が可能なので、MetaTraderを使うと自由度が高いトレードが可能です

どの証券会社でトレードすべきか

証券会社ごとに特徴がありますので一概にここがお勧めとは言えませんが、個人トレーダーに人気がある証券会社というものは存在します。

例えばXMという証券会社は海外の証券会社なのですが世界的に取得が難しい金融ライセンスを保有していて信頼性も高いです。

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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