ハーモニックパターンの基本をめちゃ簡単に理解して、勝率アップを目指す方法

この記事はハーモニックパターンについて日本一分かりやすい記事を目指しています。


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ハーモニックパターンは分かりにくい

ハーモニックパターンという言葉をご存じでしょうか。相場の分析方法の1つで、逆張りトレードで使われるものです。

日本であまり使われることがないく、欧米で良く使われているのですが、後で説明するようにフィボナッチ(リトレースメント)の要素を複合的に含んでいてトレード初心者には分かりにくいし種類が多くて使いづらいイメージがあります。

あくまでも個人的な感覚ですが、以下のようなハーモニックパターンを見た時にどれも見分けがつきにくいものに見えます。

(引用元URL:https://fx-on.com/asp/if/dev/upfile/9607/harmonics_v4_00.png)

当サイト管理人
全て異なるハーモニックパターンですが、全て同じ形に見えます。

上の画像のような色んなハーモニックパターンを簡単に理解するために知っておくべき考え方が3つあります。

  1. フィボナッチリトレースメントとは?
  2. ハーモニックパターン=フィボナッチリトレースメントの複合版
  3. ハーモニックパターン(リトレースメント)のXとDの位置を確認する

それぞれ説明していき、ハーモニックパターンを簡単に捉えることができるのでは?と考えているFX商材について紹介します。

フィボナッチリトレースメントとは?

ハーモニックパターンを知る前にフィボナッチリトレースメントについて知る必要があります。

例えばユーロドル1時間足の直近安値高値を0と100のラインに合わせてフィボナッチリトレースメントを引いてみました。おおよそなのですが、 23.6、38.2、50.0辺りでローソク足がウロウロしたり反発しているのが分かると思います。

フィボナッチリトレースメントはフィボナッチ比率を使って相場の動きを予測しトレンドの半ばにおける「戻り」の判断をする時に使われます。

フィボナッチ比率に基づいた38.2%,61.8%それと補足的に50%を水準にして、トレンドの変動を判断していきます。

基本的な考え方として、強いトレンドの場合は一時的に38.2%前後までトレンドと逆行し、
弱いトレンドの場合は50.0%前後または、61.8%前後まで逆行するというものです。

いずれにしても、フィボナッチリトレースメントを使うことで一時的な反発ラインを予測することができます。

フィボナッチリトレースメントはMetaTrader4の標準機能として用意されています。

ハーモニックパターン=フィボナッチリトレースメントの複合版

ハーモニックパターンとフィボナッチリトレースメントの関係性なのですが、

ハーモニックパターンはフィボナッチリトレースメントの複合版と考えると良いです。

例えば「ガートレー(gartley)」というパターンがあります↓

引用元URL:https://forextraininggroup.com/wp-content/uploads/2016/10/bullish-gartley-harmonic-target.png

これはX→A→B→C→Dという値動きになった時に、Dのパターンで反発してEまで到達しやすい波形になります。

61.8%や38.2%などの数値はフィボナッチリトレースメントの数値です。

例えば61.8%というのはXからBに引かれていますが、XAの縦の長さに対してABの縦の長さがフィボナッチリトレースメントの61.8%に位置する、という意味です。

ちなみに、数値は理想値であり、実際の相場で完璧にこの数値を満たすローソク足の動きが発生することはほぼありません。

その他の数値と引かれている線も同じように見ることができますので、いくつものリトレースメントが足し合わさり、ハーモニックパターンが形成されています。

当サイト管理人
逆に言うとリトレースメントが複合化されていることが原因で分かりにくいのです。
もう少し簡単に捉える方法は無いのでしょうか?

ハーモニックパターン(リトレースメント)のXとDの位置を確認する

しかしハーモニックパターンを簡単に捉える考え方があります。(※簡単さを優先して厳密な定義をいったん置いておく考え方です)

いくつかのハーモニックパターンにあるXとDを結ぶ値に注目してください。例えば先ほどのガートレーでしたら78.6です。

X→A→B→Cの動き方については、もちろん細かいルールがあります。ですが、そこに注目すると混乱してしまうので、まずは以下のように捉えましょう。

  • BはXを超えてはいけない
  • CはAを超えてはいけない(※パターンによってはC>A)

XとAの位置に対してBとCは内側にあるイメージです。(パターンによって異なりますが多くのパターンが該当します)

X→A→B→Cの動き方について、いったん数値では無くて位置関係で捉えてください。

ハーモニックパターンを分かりやすくするコツは最初(X)と最後(D)のリトレースメントを確認し、その間のA,B,Cの位置関係を確認することです。

XA波に対してのDの位置(Dのリトレースメント)の違いによって、ハーモニックパターンが異なると捉えて、その後X→A→B→Cの動き方について学びましょう。

例:ガートレーパターン

例えばガートレーパターンだと、XAの値幅に対して、B,CがXAの間におさまっていて、DがXAの縦の値幅に対して78.6%の位置に達したら、Dが転換ポイントになりやすい。

例:バットパターン

例えばバットパターンだと、XAの値幅に対して、B,CがXAの間におさまっていて、DがXAの縦の値幅に対して88.6%の位置に達したら、Dが転換ポイントになりやすい。

厳密な定義は後から学ぶ

もちろんここで紹介した考え方はハーモニックパターンの定義を厳密には満たしていません。B,Cの位置関係をあやふやに捉えています。

ですが、ハーモニックパターンの数値を完全に満たす相場が来る可能性が極めて小さいので、最初から厳密な定義に沿うのではなく最初はハーモニックパターンをXとDの位置関係で覚える方が敷居が低くなります。
まずはガートレーとバットパターンについて、そのような波形があるか確認してみましょう。ベースを理解したら実践で試す方が勝率アップにつながります。

ネオ・ジーニアスFXの三角形はハーモニックパターンのAとBとC?

ネオ・ジーニアスFXというFX商材があります。

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またネオ・ジーニアスFXの紹介動画の中で、ネオ・ジーニアスFXとハーモニックパターンが類似していることが紹介されていました。

ここから先の内容は、完全に当サイトの推測なのですが

ネオ・ジーニアスFXの三角形って、ハーモニックパターンのA、B、Cを結んだ三角形、もしくはX、A、Dを結んだ三角形の可能性があるのかなと思いました。
上の画像を強引にハーモニックパターンのガートレーやバットで説明すると、
当サイト管理人
XAの縦幅の中にBとCが収まる形のABCの三角形ができた後にD地点に到達すると下降します。
ネオ・ジーニアスFXについては以下の記事で検証しましたのでご確認ください。
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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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