水平ライントレードの2つの弱点と、代替案としてのフィボナッチリトレースメント

この記事を書いている数日前、当サイトで簡単に情報整理・検証をしたプラチナラインシグナルの販売が終了しました。

これは水平ラインを使うトレード手法です。

目次

プラチナラインシグナルのトレード情報まとめ

プラチナラインシグナルは加藤ムネヒサさんという方が開発されたトレード手法です。

プラチナラインシグナルの概要ですが、水平ラインをどう引くかの参考情報を配信して

  1. 1日3分
  2. 利益10pips
  3. リスクリワード=1:1
  4. 勝率70%

を目指すトレード手法です。

そのためにいくつかのオリジナル手法やツール、そして開発者の加藤さん本人から水平ラインに関連する情報が配信されるサービスになります。

水平ラインの2つの弱点

プラチナラインシグナルは水平ライントレードなのですが、このトレードは聖杯的な手法(絶対勝てる手法)ではありません。

もちろん水平ライントレードに限らず、すべてのトレード手法は聖杯的な手法ではありません。

水平ライントレードには2つの弱点があると考えていまして、まずはそれを紹介します。

  1. 水平ラインは重要視できる事が多いが絶対ではない
  2. 何本も水平線を引いてしまいがち

水平ラインは重要視できる事が多いが絶対ではない

多くのトレーダーがチャートにいくつかあるレートの高値安値、レジサポラインを意識しているので、そこにタッチするような水平ラインを引くとトレードの参考になる可能性があります。

ですが、あくまでも過去の値動きに沿ったラインになりますので、例えば予期しない経済イベントが発生するなどでレートが急激に変わり水平ラインがうまく機能しない事もあります。

水平ラインはもちろん役立ちますが絶対ではない、という風に考えると冷静なトレードができると思います。

何本も水平線を引いてしまいがち

画面に表示されているチャート・ローソク足の中にはいくつもの高値安値やレジサポのポイントがあります。裁量判断で何本もの水平ラインが引けるのですが何本も引くと、逆にトレードしにくくなります。以下の引用画像のようなイメージです。

水平ラインの多用例:引用 https://image-sharing.s3.amazonaws.com/uploads/fx/path/671/03.jpg

水平ラインの多用例:引用 https://image-sharing.s3.amazonaws.com/uploads/fx/path/671/03.jpg

フィボナッチリトレースメントは代替案の1つ

水平ラインも良いのですが先ほど紹介した2つの弱点を解消できるものとしてフィボナッチリトレースメントもお勧めします。

フィボナッチ=人智を超えた比率

トレードにおけるフィボナッチはフィボナッチ比率というものを用いてトレードに利用します。フィボナッチ比率というものはフィボナッチ数列から説明ができる比率のことです。先に簡単にフィボナッチ数列から解説していきます。

フィボナッチとは人の名前です。中世時代のイタリアの数学者レオナルド=フィボナッチにちなんでフィボナッチ数列と名づけられています。下のフィボナッチ数列を見てください。

1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377 …

パッと見ても何の法則性もない数値の羅列にも見えますがこの数列には2つの特徴があります。

1つ目の特徴は、連続する2つの数字の合計が、次の数字になります。

1 + 2 = 3
3 + 5 = 8
5 + 8 = 13

2つ目の特徴は、次の法則です。

  • 任意の数字を1つ後の数字で割ると、0.618
  • 任意の数字を2つ後の数字で割ると、0.382
  • 任意の数字を3つ後の数字で割ると、0.236

この2つ目の特徴は良く考えると不思議な現象です。

この0.618という数字こそがフィボナッチ・レシオの基本です。この比率は自然界の法則の1つとされ、「最も美しいもの」の比率とされています。例えば、ピラミッドやパルテノンとかいった宮殿の建築をはじめミロのヴィーナスといった芸術作品にも使われています。

ミロのヴィーナスは身長を1とするとお臍の位置が下から0.618のところに位置しています。身近なところでは名刺のサイズ(縦横)、人間の頭のつむじといった例も挙げられます。
つまり、私たちが違和感無く受け入れている美しい形はこの比率で出来上がっているものが多いのです。

フィボナッチ比率は自然界にも見られます。そして相場においてもこの数値は有効です。

例えばフィボナッチリトレースメントで引いたラインは人智を超えて意識されるレートだと思う事も可能です。

水平ラインは1つのレートに対する1つのライン、フィボナッチリトレースメントは一度に複数のライン

先ほど、水平ラインの弱点の1つとして何本も水平線を引いてしまいがちという弱点を紹介しました。フィボナッチリトレースメントは任意の高値安値を起点とした時に複数の水平ラインが自動的に引かれます。そしてそのラインがレジサポラインになる事も多いです(もちろん絶対ではありません)。

以下の画像も参考にしてください。

ある1日の高値安値を元にフィボナッチリトレースメントを引いただけですが、これだけで、同時に引かれた複数の水平ライン付近でローソク足が跳ね返っている事が分かります。

フィボナッチソリューションは、損切ライン・決済ラインが決まっている

当サイトオリジナル手法の1つにフィボナッチソリューションとよんでいるものがあります。

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これは水平ライントレードと同じで重要ラインを意識してフィボナッチリトレースメントを引くのですが、詳しく言うとローソク足(レート)のN字波形を把握してトレードをしていきます。

例えばレートが上昇して一時的に下降した時に、フィボナッチリトレースメントのどの数値まで下がってくるのかを明確にして、その後フィボナッチリトレースメントのどの数値までレートが伸びる事を明確にした手法がフィボナッチソリューションです。

フィボナッチソリューションの最新トレード検証

ユーロドル

以下のチャート画像を見てください。

フィボナッチソリューション:EURUSD(9/29)その1

フィボナッチソリューション:EURUSD(9/29)その1

上のチャート画像に、あるルールでフィボナッチリトレースメントを引くと。。

フィボナッチソリューション:EURUSD(9/29)その2

フィボナッチソリューション:EURUSD(9/29)その2

この後フィボナッチリトレースメントのラインをポイントとしてレートが下がっていきます。

フィボナッチソリューション:EURUSD(9/29)その3

フィボナッチソリューション:EURUSD(9/29)その3

赤い矢印のようにトレードができます。

他の通貨ペアでも見ていきましょう。

ユーロ円

フィボナッチソリューション:EURJPY(9/29)その1

フィボナッチソリューション:EURJPY(9/29)その1

フィボナッチソリューション:EURJPY(9/29)その2

フィボナッチソリューション:EURJPY(9/29)その2

フィボナッチソリューション:EURJPY(9/29)その3

フィボナッチソリューション:EURJPY(9/29)その3

フィボナッチソリューション 検証ページ

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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