ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、10/17からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと10/17以降のチャート予測
ドル円1時間足
ダイバージェンス
メインウィンドウとサブウィンドウに赤い線や青い線があれば、それがダイバージェンスの箇所です。赤い線が出現するとダイバージェンスの発生可能性としてトレンドの転換ポイント(下落)になる可能性があり、青い線だと逆になる可能性があります。この週のドル円では何度も赤い線のダイバージェンスが発生していますが上昇トレンドが強くうまく機能しませんでした。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールです。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
来週は基本的に赤い雲から青い雲への変更時(上昇トレンド転換時)の買いトレードを狙っていくと良いと思います。とは言え、上昇トレンドが強すぎてそのような押し目買いのタイミングは無いのですが。。
10/17以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は一方的に上昇しています。以下の日足チャートを見てください。
先週は重要ラインである144.8を大きくブレイクするかをポイントにしましたが、あっという間に超えて次のラインである146.9で一瞬止まり、さらに上昇してきました。もう少しジグザグ上下しながら上昇する事を想定していましたが、想像以上のトレンドでした。次のラインは150.5ですが150円で一瞬は上昇が止まる可能性があると思います。
これらの重要ラインはフィボナッチソリューションで引いたものですが、今後もこの価格レートを意識すると良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は投機筋ポジションにおいて、まだ円単体の売り圧力が強いのでドル円としては上昇しやすい傾向が出始めています。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによるタカ派傾斜観測
- 日銀による金融緩和の継続方針
- 上記を背景とした日米金融政策の方向性の違い
- 本邦貿易赤字拡大に伴う構造的な円売り圧力
- 米政府・米当局によるドル高容認スタンス
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
当サイトで使用しているハーモニックパターンツールは、青色とオレンジ色の三角形ができてそれがハーモニックパターンを表していますが、この週はハーモニックパターンが生成されています。チャートを振り返ってみると、ハーモニックパターンに沿ったようにローソク足が動いていますがリアルタイムではなかなかトレードしにくいと思います。
ダイバージェンス
青色のラインがダイバージェンスです。ダイバージェンス出現後に逆張りでエントリーすると良いのですがチャネルラインと組み合わせると有効に使えます。今回のチャートでは青いダイバージェンスが発生していますがチャネルラインが下向きでファンダメンタルズ分析の観点でも下降トレンドなので買いエントリーは行いにくいと思います。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目(青色⇒赤色)でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと負けています。以前からの傾向ですが、ボラティリティの変化の速さにEAがついていけていない印象ですので、ドル円と同じくAhead-AI(アヘッドAI)の方が勝ちやすかったと思います。
10/17以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
先週は週前半で下降して週後半で上昇し1週間通すとあまり値動きがありませんでした。チャートの黄色い水平ラインはフィボナッチソリューションの手法で引いたラインです。ローソク足の終値や高値安値を見ると少しズレています、見当違いというほどは外れていませんが。。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになっていて、下降する傾向がありそうです。
- 欧州経済の先行き不透明感
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスク
- イギリス財政の先行き不透明感
- 米FRBによるタカ派傾斜観測
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