ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、今週からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと8/1以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
青色とオレンジ色の三角形がハーモニックパターンを表していますが、昨今の円安の影響で、青色の三角形(形成後上昇トレンド)の方が有効でオレンジ色の三角形(形成後下降トレンド)はイマイチでした。先週からはその傾向が逆になっています。おそらく一時的な上昇トレンドの逆行だと考えられます。
ダイバージェンス
メインウィンドウとサブウィンドウにある青い線と赤い線がダイバージェンスの箇所です。この線が出現するとダイバージェンスの発生可能性としてトレンドの転換ポイントになる可能性がありますが、ドル円全体が下降トレンド基調なので、赤い線が出現したとき(下降トレンドへの転換)の方が大きく値動きしています。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせた自動売買を行うと24pipsのマイナスでした。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
8/1以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は下降しています。以下の日足チャートを見てください。
8/1以降はしばらく下降する可能性もあるので、K-SwingTradingの雲が赤色⇒水色に変わるタイミング(上昇トレンドへの転換)を狙っていき、4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握してその都度トレンドを把握する方が良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は投機筋ポジションの変化が見れましたが、ドル円が明確に下降した感じはなく、定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- FRBによる金融引き締めの長期化観測
- 日銀による金融緩和政策の長期化
- 米政府・当局によるドル高容認姿勢
- 日本とその他各国との金融政策格差
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターンは出現しているのですが、チャネルラインも加味してハーモニックパターンの出現をトレンド転換だと捉えて逆張りトレードすると勝ちやすかったと思います。
ダイバージェンス
青色と赤色のラインがダイバージェンスで、出現後に逆張りでエントリーすると良いのですがチャネルラインと組み合わせると有効に使えそうです。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目(青色⇒赤色)でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、基本的にレンジ相場でローソク足が細かく上下しているので、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと82pipsのマイナスとなりました。K-SwingTradingには不向きな相場でした。。
8/1以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
赤い雲(下降トレンド中)で大きく下がっている事が分かります。直近のローソク足は黄色い水平ラインを抵抗線になっているように見えますが、この黄色い水平ラインはフィボナッチソリューションの手法で引いたラインです。ローソク足は赤い枠で囲ったラインを上下しているように見えます。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになっていて、下降する傾向がありそうです。
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念
- 欧州経済の下振れリスク
- 欧米名目金利差に着目したユーロ売り・ドル買い圧力
- イタリアを巡る政局不透明感(首相の辞任など)
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