ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、今週からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと5/30以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
巷にありますハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
青色の三角形のようなハーモニックパターンが検知出来ましたが、赤い丸で囲った箇所で上昇の可能性があり、少し遅れてダイバージェンスでも上昇の可能性が出まして実際にレートも上昇しました。直近はハーモニックパターンが出現していないようです。
ダイバージェンス
青い線のようにダイバージェンスが発生しています。ツールでは発生した瞬間に自動検知するのは難しいのですがローソク足が6本程度進んだタイミングでダイバージェンスのシグナルが発生しています。その時点でエントリーを行っていても勝ち越すことが可能でしたが、全体的には下降トレンドなのでリスクが高めのエントリーになります。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせた自動売買を行うと136pipsのマイナスです。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
5/30以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は下降しています。以下の日足チャートを見てください。
黄色い線はフィボナッチソリューションという手法で引いたフィボナッチリトレースメントです。今週新しく引きなおしましたが、このラインが重要ラインになれば良いですね。
5/30以降ですが、このチャート単体での予測は難しいのでパーフェクトオーダー的に4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握してその都度トレンドを把握する方が良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は高止まりですが定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによる金融引き締めスタンスの明確化
- 日銀によるハト派スタンスの継続姿勢
- 資源価格上昇に伴う本邦貿易赤字の拡大懸念
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
赤い丸で囲った辺りはハーモニックパターンとダイバージェンス、もしくはハーモニックパターンとチャネルラインの両方でエントリーシグナルを示していますので、鉄板のトレード手法です。
ダイバージェンス
赤色の直線がダイバージェンスになっている事が分かります。ただ、チャネルラインで分かるように赤い丸の時点でも上昇トレンドなので、勝ちにくいエントリーになります(短時間で決済を行うか、2日程度ポジション保有すれば勝てるのですが)。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと128pipsのプラスになっています。手動で行う場合は赤い枠の辺りでトレードすると勝ちやすいです。
5/30以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。直近はローソク足が上昇していますがハーモニックパターンは出現していません。
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念
- 欧州経済のスタグフレーション懸念
- 米FRBによるタカ派スタンスの明確化
- ドイツを巡る政局不透明感
ユーロドルとしては下降する傾向がありそうです。ただ、いよいよ心理的節目1.0000に迫る勢いですのでどうなるか。。という分析材料もあります。
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