ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、今週からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと5/16以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
巷にありますハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
オレンジ色の三角形のようなハーモニックパターンが検知出来ましたが、この後パターンに沿ってレートが下降しました。直近はハーモニックパターンが出現していないようです。
ダイバージェンス
青い線や赤い線のようにダイバージェンスが発生しています。ツールでは発生した瞬間に自動検知するのは難しいのですがローソク足が6本程度進んだタイミングでダイバージェンスのシグナルが発生しています。その時点でエントリーを行っていても勝率66%で勝ち越すことが可能でした。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせた自動売買を行ってもうまく勝てませんでした。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
5/16以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は下降しています。以下の日足チャートを見てください。
黄色い線はフィボナッチソリューションという手法で引いたフィボナッチリトレースメントですが、そこまで機能していないので参考程度に見てください。
5/16以降ですが、このチャート単体での予測は難しいのでパーフェクトオーダー的に4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握してその都度トレンドを把握する方が良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は高止まりですが定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによる金融引き締めスタンスの明確化
- 日銀によるハト派スタンスの継続姿勢
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
オレンジ色の三角形(出現後レートが下降)、青色の三角形(出現後レートが上昇)が交互に出現していてあまり参考になりませんでした。
ダイバージェンス
青色のダイバージェンス(出現後レート上昇)が現れています。ダイバージェンスが形成されたタイミングでエントリーすると勝てましたし、ツールが検知するシグナル(数時間遅れで出現)になりまして、そのシグナル出現タイミングでトレードしても勝つ事は可能です。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと負けてしまいました。
5/16以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになります。
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念
- ロシア・フィンランドを巡る地政学的リスクの発動懸念
- 米FRBによるタカ派スタンスの明確化
- ドイツを巡る政局不透明感
ユーロドルとしては下降する傾向がありそうです。ただ、いよいよ心理的節目1.0000に迫る勢いですのでどうなるか。。という分析材料もあります。
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