ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、今週からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと5/9以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
巷にありますハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
オレンジ色の三角形のようなハーモニックパターンが検知出来ましたが、綺麗なハーモニックパターンに見えない感じにも見え、この後パターンに沿ってレートが下降するかは何とも言いにくいです。
ダイバージェンス
青い線のようにダイバージェンスが発生していますが、ちょうどFOMCがあってレートが一時的に急落した場面ですね。この瞬間に自動検知するのは難しいのですがローソク足が6本進んだタイミングでダイバージェンスのシグナルが発生しています。その時点で買いエントリーを行っても最大170pips程度の利益にはなっています。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)やダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を組み合わせて自動売買をしてもうまく勝てませんでした。
正確に言うとFOMCのところでトレンドと逆行したため大きく負け越しています。
5/9以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は上昇しています。以下の日足チャートを見てください。
黄色い線はフィボナッチソリューションという手法で引いたフィボナッチリトレースメントですが、そこまで機能していないので参考程度に見てください。
5/9以降ですが、このチャート単体での予測は難しいのでパーフェクトオーダー的に4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握してその都度トレンドを把握する方が良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は高止まりですが定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによるタカ派スタンスの明確化
- 日銀による金融緩和の継続方針
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
青い三角形が頻繁に表れていて、ローソク足が上昇する場面が散見されます。
ダイバージェンス
赤色のダイバージェンス(下降)と青色のダイバージェンス(上昇)が現れています。ダイバージェンスが形成されたタイミングでエントリーするとそれなりに勝てるのですが、ツールが検知するシグナルだと数時間遅れになりまして、そのシグナル出現タイミングでトレードすると大きくは勝てません。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)やダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を組み合わせて自動売買を行うとチャート画像の青い矢印のようなトレードになり負けてしまいました。
5/9以降のユーロドルの動き
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになります。
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念
- 欧州経済の先行き不透明感
- 欧米名目金利差拡大に伴うユーロ売り・ドル買い圧力
ユーロドルとしては下降する傾向がありそうですが、これも変わる可能性があります。
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