
以前の記事では「白金のFXアニキ」を名乗っている人が販売しているミリオネアメイカーFXというFX商材(EA)について、販売ページが公開されて新たな情報がいくつか明らかになりましたので改めて検証をしてみました。
以前の記事は以下から見てください







AIに適正販売価格も聞いてみました
白金のFXアニキ(鈴木亮さん)
【白金のFXアニキ】という人をご存知でしょうか?最近クロスリテイリングさんからのメルマガや動画で紹介されている人です。
特徴
「ミリオネアメイカーFX」という【ドル円を対象にしたEA】がサイトや動画で紹介されています。どういうEAかをひと言で言うと、いわゆるゴトー日系のEAとのことでバックテスト結果も公開されていました。



バックテストで勝てているのは良い事なのですがこのバックテスト結果を見ていると2つの気になる事が出てきました。
1.勝率低くない?
勝率そのものは低すぎるというものではなくリスクリワードの値によっては十分だったりします。そもそもゴトー日EAは勝率がめちゃくちゃ高いとも限りません。上のバックテスト結果では勝率57%です。
ですが、、ミリオネアメイカーFXにおいては以下のようなトレード結果画像で「とにかく高勝率!」を1つにアピールポイントにしていたのでそのギャップが何なのか気になりました。









2.ゴトー日だけじゃない
上のトレード結果画像を見ても明らかなのですが、明らかにゴトー日以外にトレードをしているように見えます。販売ページでは「実需」「ゴトウビ」が1つにキーワードになっていますがそれ以外にもポイントがありそうです。
また、ゴトー日を狙うトレードでは「午前9時55分」が大事なポイントなのですが明らかにその時間以外でもトレードをしています。
トレードロジック
ミリオネアメイカーFXの販売ページと購入確認ページを見ているとトレードロジックについての説明がありました。抜粋しつつポイントを解説します。
トレードロジック概要
ロジック
USDJPYの特性を活かし、「ゴトウビ×時間分散」の2軸でエントリーするロジック。アノマリー要素に加え、テクニカルや時間帯での反転リスクを回避するロジック。
特徴
ゴトウビのアノマリーやロンドン時間のトレンド転換といった「時間帯の強さ」に注目し、複数ロジックによって相場の動きに柔軟に対応できる自動売買システム。安定性の高い通常版と、効率よく利益を狙う複数ポジション版の2つのEAが運用の幅を広げ、分散型の資産運用も可能。
決済条件
固定pips決済、時間決済、ブレイクイーブン決済
トレードロジックのポイント
上記のトレードロジック概要は引用させていただいたものなのですが、以下のポイントがあります。
- ロンドン時間のトレンド転換
- アノマリー要素に加え、テクニカルや時間帯
- 2つのEA
つまりミリオネアメイカーFXは、ゴトー日EAでよく使われる特定の時間帯以外にもロンドン時間の時間帯でもトレードしていて、時間帯にプラスしてテクニカル分析も加味しています。さらに、通常版と複数ポジション版の2つのEAがあるというところもポイントです。




先ほど紹介したトレード結果画像のような
何連勝もしているトレードは
複数ポジション版EAを使っているのだと思います
複数ポジション版は高リスクトレードというよりは想定しているロットを分割するイメージのようです。また、トレード結果画像が高勝率に見えるのはロットを分割していることと、ブレイクイーブン決済(建値決済)をしているので負けトレードが少なくなるのだと推測します。
9:55じゃなく9:53
販売ページから画像を引用させていただくのですがミリオネアメイカーFXには以下のような決済の特徴があります。



すごくシンプルに言うと、ゴトー日などでは仲値になる9:55に向けて多くのトレーダーが動くので、9:55に決済するのは遅い、その前に決済しようという話です。
ちなみに僕もゴトー日EA(5タイムゾーンEA)を公開しているので試しに決済時間を9:55にして試してみました。



いつもの5タイムゾーンEA



9:53決済版



9:53決済版の方は5タイムゾーンEAの特徴である売りエントリーをしていないのでその時点で不利ではあるのですが、仮に9:53版の方で売りエントリーをして同じ程度の利益が出ていたとしても「いつもの5タイムゾーンEA」の方がパフォーマンスが良いです。
もちろん2025年以外も含めてテストすると分かりませんが時間の都合上割愛させていただきます。9:00エントリーで9:53決済の場合はマイナスになりましたがこちらも割愛します。
この9:53のポイントとしては、単純に9:55の決済時間を9:53に変えるというよりも、ミリオネアメイカーFXに搭載されているだろうテクニカル分析によって負けにくくなっているのだと(期待も込めて)捉えています。
(推測)ミリオネアメイカーFXのリスク
1.ドル売り
ゴトー日でも輸出企業のドル売りが多かったり、推測の域を出ませんが銀行が先回り買いを済ませてゴトー日ならではのドル円の上昇トレンドが発生しないケースもあります。
2.「ボラの収縮局面」で連敗しやすい
このケースがどれだけあるか分かりませんが、ボラティリティが小さい場面でトレードをすると建値決済や微損が増えて連敗する可能性もゼロではありません。
3.イベント干渉リスク
ゴトー日、あるいはゴトー日前後に重なりやすい経済指標はけっこう多いです。
その中でも
- 米雇用統計
- FOMC
- 日銀会合
の当日やその次の日がゴトー日の場合、ミリオネアメイカーFXが狙っている「実需」が発生しなく負けるケースもあります。
AIに聞いた販売価格の妥当性
ミリオネアメイカーFXの販売価格は税込で32万円程度です。
けっこう高い印象が個人的にあるのですが、例えばこれからFXを始めるトレーダーにとっては役立つかもしれないコンテンツもありそうです。



ですので、AIにミリオネアメイカーFXの特徴をふまえて販売価格はどれくらいが妥当か聞いてみました。
2つの考え方
1つ目の考え方
まず、EA単体だけなら妥当な価格感は15万円〜25万円程度では、とのこと。
2つ目の考え方
ただ、特典やコンテンツ・コミュニティが付いてくるとなると25万円~40万円程度では、とのこと。
つまり「EA(ミリオネアメイカーFX本体)を買う」のではなく「EA+高額な学習体系+個別支援」を買う設計だと考えたら上記のような価格になるだろうとのこと。
僕の個人的な感覚でしたらミリオネアメイカーFXのコンテンツは無くても良いので割高になりますが、当然トレーダーによってはコンテンツが役立つケースもあります。
コンテンツが役立つかどうかで価格に対する印象が変わりますね。参考になりましたら幸いです。
P.S.僕自身のお勧め
FX商材に期待することとしては「EA的なもの」を期待している人は多いと思います。
つまり、それを使えば自分も同じように勝てるかもという期待です。
もちろん投資ですので、これまで勝っているツールを使っても負けることはありますが、ハイドアウトのような実質複数EAを試すことができるもので経済指標などに注意しながらコツコツ運用していくのも有用だと思います。
ハイドアウト 紹介・検証ページ















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