【注意喚起】海外FXで入出金したら銀行口座凍結?

この記事では2025年7月時点でX(Twitter)で噂されている事象について調査した結果を紹介します。

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オンラインカジノはダメというメール

以下の画像を見てください。三井住友銀行からのメールをキャプチャしたものです。

最近巷のニュースでも時々話題になるオンラインカジノの件です。

  • オンラインカジノは犯罪になりますので注意ください。
  • 当口座を用いたオンラインカジノも云々

という内容です。正直僕には無関係でしたので

くろだ

ふーん、そうですか

だけで終わったのですが、数日したらX(Twitter)で奇妙な報告(ポスト)が複数出現しました。

海外FX業者とオンラインカジノが同じ扱い?

  • 海外FX業者に入金しようとしたら銀行口座凍結された
  • 海外FX業者から出金しようとしたら銀行口座凍結された

というポストが複数出てきました。要はオンラインカジノと海外FXが同じ扱いにされて、銀行側に自動的に口座を凍結されたというポストです。

また、金融庁から銀行へのお達し文書(海外FX業者への入出金を取り締まる的な文面)も流出するポストがありました。

ただ、この流出したとされる文書は偽物でした。文面を流出させたアカウントも(おそらく都合が悪くなったため)該当ポストを削除した後アカウント自体を削除しています。

そして、全部調べたわけでは無いのですが「銀行口座が凍結された」とポストしたアカウントの中には、海外FX業者が危険だということで別の暗号通貨や国内FX業者へのアフィリエイトリンクへ誘導させるページを作っている人もいました。

ただのデマではない理由

今年3月の読売オンラインの記事を引用するのですが

オンラインカジノの違法利用への対応を盛り込んだ
「ギャンブル等依存症対策推進基本計画」を閣議決定した。
客の賭け金の送金を仲介する
「決済代行業者」を規制する方針…

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250321-OYT1T50083/

記事の中に【決済代行業者】という文言があります。

海外FX業者を使ったことがあるトレーダーは分かると思うのですが、海外FX業者と入出金する時にそのFX業者の会社ではなくて良く分からない会社を経由して入出金されていると思います。

そのよく分からない会社は「決済代行業者」にあたります。

実は、先ほどの読売オンラインの記事に関連して、決済代行業者について法律整備が進んでいて、その内施行される「かも」
しれない法律があります。

(法律文面から抜粋・要約)
例えば以下について
為替取引に関する規制が適用されるべきものとしています。

1.海外オンラインカジノの賭金の収納代行(※)
2.海外投資事案の収納代行(※)
3.海外EC取引業者からの委託を受け、決済だけに関わる収納代行
4.インバウンド旅行者の国内での決済のための収納代行

※ 上記1及び2については
海外オンラインカジノや無登録金融商品取引業者のために
収納代行を営む者が資金移動業登録を申請したとしても認められず
無登録業者として取締りの対象となります。

海外FX業者を使うトレーダーにとって2番が厄介な話になり得ます。

先ほど「銀行口座凍結」というポストが出現した話をしました。あれは、この法律が関係しているうえでの銀行側の対応では?という不安がX(Twitter)上に広がりました。

出金できてる人多数

ちなみに、出金できているアカウントも複数存在していてXの情報をすべて真実とするならば出金できているアカウントと出金できていないアカウントが存在しています。

一部ですがXから出金できたポストを紹介します。

そして、口座凍結されたという側が偽の文面を出したりアフィリエイトリンクを作っていることを考えると口座凍結されたという話はフェイクの可能性もあります(正確に言うと真偽が分かりません)。

ただ、これまでオンラインカジノをやったことがある場合、その口座が銀行から目を付けられている可能性がありそのうえで海外FX業者の決済代行業者と入出金をすると口座凍結される可能性はあり得ますので該当する場合は十分ご注意ください。

くろだ

僕が入出金に対して保証や責任を持つ事はできません

あくまで1つの意見ですが、特定の銀行が厳しい対応をしている可能性もあります。まぁ、、楽天銀行なら楽天FXがあるし、GMOあおぞらネット銀行ならGMOクリック証券がありますしね。

海外FXを使用している場合、今後どうしたらいいのか?

まず注視をすることが大事です。

法律が施行されたわけではありませんし勘違いしないでほしいのですが、海外FX業者を使うこと自体は違法ではありません。今回オンラインカジノの対策の一環として、海外FX業者がよく使う決済代行業者が法律の中に含まれそうという話です。

とにかくリスクを無くしたい

という1点だけで考えると、国内FX業者で運用するのが良いのかもしれませんがレバレッジが海外と国内でかなり違うため、別の検討ポイントが出てきます。

例えば、海外FXで5万円で運用することを国内FXで行う場合、(レバレッジの数値によりますが)一般的なレバレッジだと国内FXで100万円必要になります。これはこれで、別のリスクが発生します(多くの資金を用意するリスク、それが減るリスク)。

また、今回は国内銀行から決済代行業者を使った入出金に関して法律対応が進みそうという話なのですが、海外FXからの出金方法は複数あります。これまでのように国内の銀行口座から海外FX業者にスムーズに入出金することが困難になる可能性があるので今後の動きを注視した方が良いでしょう。

状況に変化があれば、当サイトでも紹介します。

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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