ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、今週からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと8/1以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
青色とオレンジ色の三角形がハーモニックパターンを表していますが、青色の三角形(形成後上昇トレンド)の方が有効でオレンジ色の三角形(形成後下降トレンド)はイマイチでした。直近ではオレンジ色の三角形が出ているので下降傾向ですが、今年の円安を帳消しにするほどの下落にならないと思います。
ダイバージェンス
メインウィンドウとサブウィンドウにある青い線と赤い線がダイバージェンスの箇所です。この線が出現するとダイバージェンスの発生可能性としてトレンドの転換ポイントになる可能性がありますが、ドル円全体が上昇トレンド基調なので、青い線が出現したとき(上昇トレンドへの転換)の方が大きく値動きしています。8月22日の週は長時間足の上昇トレンドを確認しつつダイバージェンスの出現を待つ戦略になりそうです。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせた自動売買を行うと44pipsのプラスでした。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
来週も基本的には赤い雲から青い雲への変更時の買いトレードを狙っていくと良いと思います。
8/22以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は上昇しています。以下の日足チャートを見てください。
8/22以降はしばらく上昇する可能性もあるので、K-SwingTradingの雲が赤色⇒水色に変わるタイミング(上昇トレンドへの転換)を狙っていき、4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握する方が良いと思います。
また、フィボナッチソリューションで引いた黄色いラインの価格レートを意識すると良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は投機筋ポジションの変化が見れましたが、ドル円が明確に下降した感じはなく、定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによるタカ派傾斜観測
- 日銀による金融緩和の長期化方針
- 米政府・米当局によるドル高容認スタンス
- 米経済指標の良好な結果
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターンは出現していて、チャネルラインも加味してハーモニックパターンの出現をトレンド転換だと捉えて逆張りトレードすると勝ちやすかったと思います。来週も下降トレンドだと想定してオレンジ色の三角形が出現するタイミングを狙うと良いと思います。
ダイバージェンス
青色と赤色のラインがダイバージェンスで、出現後に逆張りでエントリーすると良いのですがチャネルラインと組み合わせると有効に使えそうです。ただ、下降トレンドなので赤い線のダイバージェンスを注視すると良いと思います。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目(青色⇒赤色)でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと111pipsのプラスとなりました。来週も同様の戦略で良いと思います。
8/22以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
赤い雲(下降トレンド中)で大きく下がっている事が分かります。直近のローソク足は青い雲から赤い雲に変わる可能性があり、さらに下落しそうです。黄色い水平ラインに記載されているレートがポイントになる可能性があります。この黄色い水平ラインはフィボナッチソリューションの手法で引いたラインです。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになっていて、下降する傾向がありそうです。
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念
- 欧州圏で広がる歴史的猛暑の継続
- 欧州経済の先行き不透明感(スタグフレーション懸念が燻る中でのECBによる金融引き締めは欧州経済への強い逆風)
- 欧米名目金利差拡大に伴うユーロ売り・ドル買い圧力
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