ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、今週からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと7/18以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
青色とオレンジ色の三角形がハーモニックパターンを表していますが、青色の三角形(形成後上昇トレンド)の方が有効でオレンジ色の三角形(形成後下降トレンド)はイマイチ有効じゃない気がします。おそらく長期的な上昇トレンドの影響だと考えられます。
ダイバージェンス
メインウィンドウとサブウィンドウにある青い線と赤い線がダイバージェンスの箇所です。この線が出現するとダイバージェンスの発生可能性としてトレンドの転換ポイントになる可能性がありますが、ドル円が上昇トレンドの基調があるのでダイバージェンスでも今後上昇するダイバージェンスがねらい目ですね(チャートでいう青い線のところ)。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせた自動売買を行うと147pipsのプラスでした。。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
7/18以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は上昇しています。以下の日足チャートを見てください。
7/18以降も基本的に上昇トレンドを狙っていき、4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握してその都度トレンドを把握する方が良いと思います。
K-SwingTradingの雲の色の変わり目を狙うのが良いと思いますが、現時点では赤色から青色に変わったタイミング(上昇トレンドのタイミング)を狙う方が良いかもしれません。黄色い水平ラインはフィボナッチソリューションで引いたリトレースメントでして転換ラインになる可能性があります。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は投機筋ポジションの変化が見れましたが、ドル円が明確に下降した感じはなく、定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- FRBによるタカ派傾斜観測
- 日銀による金融緩和政策の長期化
- 米政府・当局によるドル高容認姿勢
- 日銀によるドル売り為替介入のやりづらさ
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
オレンジ色のハーモニックパターン(形成後下降トレンド)があるのですが、チャート画像のD地点から売りエントリーを行うとそれなりに勝てます。また直近は、ハーモニックパターンは表示されていません。
ダイバージェンス
青色の直線がダイバージェンス(上昇トレンド)ですが、一時的に上昇した程度で本格的な上昇ではありません。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目(青色⇒赤色)でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと89pipsのプラスです。
7/18以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
赤い雲(下降トレンド中)で大きく下がり、青い雲(上昇トレンド)では、そこまで上昇していない事が分かります。直近のローソク足は画像右側の赤い枠で囲ったあたりです。ローソク足のパターン的には上昇しても良さそうです。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになっていて、下降する傾向がありそうです。
- ロシアを巡る地政学的リスクの長期化懸念(資源価格の上昇リスク)
- 欧州経済の下振れリスク
- 欧米金融政策の方向性の違い
- イタリアを巡る政局不透明感(首相の辞任など)
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