ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、今週からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと6/13以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
巷にありますハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみたのですが、目立ったハーモニックパターンは検出されませんでした。ダイバージェンスも同様に検知されませんでした。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせた自動売買を行うと79pipsのプラスでした。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。チャート画像左側で大きな上昇トレンドを捉えているのが分かります。
6/13以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は上昇しています。以下の日足チャートを見てください。
6/13以降ですが、このチャート単体での予測は難しいので4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握してその都度トレンドを把握する方が良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は高止まりですが定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによる金融引き締めスタンスの明確化
- 日銀による金融緩和政策の長期化姿勢
- 資源価格上昇に伴う本邦貿易赤字の拡大懸念
- 世界的な円売り地合い
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
赤い丸で囲った辺りはハーモニックパターンとダイバージェンスが重なっている場面で、強力な上昇トレンドになる可能性があります。一方でチャネルラインは右肩下がりで、K-SwingTradingの雲の色も赤色なのでその2つは下降トレンドであることを示しています。せめてK-SwingTradingの雲の色が青色になってからトレードを判断して良いかと思います。
ダイバージェンス
赤色と青色の直線がダイバージェンス(赤色:下降トレンド、青色:上昇トレンド)になっている事が分かります。青い丸の箇所で強力なダイバージェンスが発生していることが分かります。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと残念ながら16.9pipsのマイナスです。
6/13以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
- ロシアを巡る地政学的リスクの長期化懸念(資源価格の上昇リスク)
- 欧州経済の先行き不透明感
- ECBによる金融引き締めの副作用
- 米FRBによるタカ派傾斜観測
ユーロドルとしては下降する傾向がありそうです。
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