アメリカの著名投資家ジョー・ディナポリ氏が考案したものですが、DMA=Displaced Moving Averageの略でズラした移動平均線という意味です。
DMAについて、概要を紹介するとともに、実際にチャートにDMAを取り入れてトレード検証してみました。
DMAとは何か?どうやって設定するのか?
DMAの元になっている移動平均線は「過去n日間の終値を平均化させた」だけのものですが
DMAでは短期線、中期線、長期線として3本を使いますが、それぞれ定義が決まっていて3×3、7×5、25×5を利用しています。
おそらく考案者のディナポリ氏が検証した結果編み出されたものだと思われます。
DMAの設定
以下の画像のように通常通りMetaTraderからインジケーターのMoving Averageを選択してください。
その後、以下のように設定してください。移動平均線を3回チャートに追加する事になります。
ローソク足の色など少し手直ししていますが、以下のようなチャートになります。
DMAを使ったトレード実践方法
チャート上の黄色いラインが3×3DMAなのですが、
ローソク足が3×3DMAをブレイクした時にエントリーする事が基本ルールになります。
ですが、これだけだとレンジ相場で負けまくりますのでトレンドを見る事が必須です。
トレンドを見るためには25×5DMAの傾きを見ます。
先ほどのトレードルールと同じで黄色い丸のところでエントリーする事になります。もちろんここでエントリーしておけば勝てたのに、、というタイミングはあるのですが、トレードルールを順守する方がいいです。
DMAのトレードルールまとめ
トレードルールをまとめますと以下になります。
- 3×3DMAのブレイクでエントリー判断をするが、以下のDMAも考慮して最終判断を行う
- 7×5DMAはローソク足の押し目買い、戻り売りの目安ラインだと捉える
- 25×5DMAの傾きでトレンドを判断する
移動平均線を使ったトレード=パーフェクトオーダーがお勧め
移動平均線を使うトレード手法は基本的にトレンドフォロー手法であることが多いと思いますが、その点で言うとパーフェクトオーダー手法がお勧めです。
パーフェクトオーダー手法をごく簡単に言うと、複数の移動平均線が同じ向きになった時にその方向にエントリーするものですが、そのままトレードしても勝ちにくいことがあります。
以下の当サイト記事も参考にしてください。
ちなみに、パーフェクトオーダー手法としてお勧めしている億スキャFXで、この記事と同じドル円・日足チャートに億スキャFXを取り入れると以下のようになります。
億スキャFXは5分足トレード手法なので日足チャートで使うものではありませんが、強引に使ってみたところ188pipsの利益になりました。
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