FX商材の世界でも詐欺的な商材や
グレーゾーンな商材は多いのですが、
これも「金融教育」の欠如かもしれません。
スマホをタップするだけで月収200万円
2018年10月、あるニュースを見て驚いた。とある事業者が「スマホをタップするだけで月収200万円」などの
虚偽の広告を使って多額の費用を払わせたということで、
消費者庁が消費者安全法に基づき注意喚起をしたという。
8月にも「ビットコインの供給側に回り、毎月最低でも30万円分のビットコインを受け取り続けることができる」
などとうたう事業者の存在について、同じく消費喚起をしている。
おそらくこの記事を見ているあなたは
「そんな子供だましのような広告に引っかかるほうが悪い」
と思うのではないでしょうか。
でも、
いざ自分の身にふりかかると
子供だましとは思わないかもしれません。
例えば個人とレーダーによくあるケースですが、
ちょっとデモトレードや小額の資金でトレードして
ビギナーズラックで買った場合に
「あ、私けっこうトレードのセンスあるんじゃね?」
と思うのと似ています。
(おおよその人は最初は勝てるものです)
他にも以下のようなケースがあります
●スマホをタップするだけで月収200万円が魅力的なので
ウソだと思いながらネット検索をする。
↓
●一通り情報を見ると、
スマホ タップ 月収
という関連情報が勝手に表示される
↓
●関連情報を仕入れる
↓
●だんだん自分のネット環境がその情報ばかりになる
↓
●スマホをタップするだけで月収200万円が真実に見えてくる
とか
単純にこれまで投資商材やFX商材のハズレを引きまくったので
次こそは本物の商材を手に入れたい!
というギャンブラー的思考に陥り
冷静に見ればウソだろうと分かる商材に
手を伸ばしたりします。
あなたは悪くない
もしこういうケースに陥って
詐欺にあったとしても、
それはあなたが悪いわけではありません。
仕方ないのです。人の脳はそうやってできているので
誰でもこのような詐欺に出会う可能性はあります。
実際に特殊詐欺の件数は増加傾向です。
面識のない不特定の者に対し、電話などを用いて、預貯金口座への振込みその他の方法により、
現金等をだまし取る詐欺を「特殊詐欺」というが、
警察庁が発表した「平成30年上半期における特殊詐欺認知・検挙状況等について」によれば、
認知件数は平成22年以降、平成29年まで7年連続で増加している。
もちろん、
当サイトで検証しているFX商材の世界でも
詐欺とまでは言えなくても
明らかに勝ちづらいだろうとか、
再現性が無いだろう商材はあります。
どうすればいいのか?
理想は最初から無料でツールや商材を使うことができて
試して駄目だったら次のツールや商材にシフトすることなのですが、
販売しているものなので無料で使うことは難しいです。
できるだけサギ商材に引っかからないコツとしては、
煽り文句や稼いだ金額の情報などを
CMだと思ってスルーすることがあります。
例えばこの商材。
↓
ブラックAIストラテジーFX
1年で何pipsやら数千万やら煽っています。
僕はこのツールが好きで
けっこう勝たせてもらってるのですが、
1日10分のトレードで月収100万円とか
年収5000万やらの煽りは
1ミリも信用していません。
(そんな事しなくても売れるポテンシャルあるのに、、と思うのですが)
煽りを見るよりは販売ページからでも分かる
ロジックやツールの正体を見たり、
実際に購入して検証したり、
さらには使っている人のブログを見る方がいいです。
最近だとEA(自動売買システム)で億を稼ぐ
というツールも出ています。
↓
シークレットセオリー・フルオートEAの検証とレビュー
これもツールの良し悪しは別の話とすると
販売ページにあるような実績は
話半分で聞くほうが冷静な購入検討ができます。
こういう行動を継続していくと
いつからかFX商材の見極めがうまくなります。
だんだんFX商材に騙されにくくなります。
一種の教育ですね。
参照した記事にも以下のように書いています。
金融教育は武器だけでなく盾になる。
これまで、特殊詐欺や金融商品の勧誘について実例を混ぜて述べてきたが、少しでも金融の知識があれば、明らかにおかしいと自分で判断できる。
たとえば特殊詐欺の例でいえば、そもそもスマホをタップするだけで月収200万円もの大金がもらえる訳などない。
国税庁が2018年9月に発表した「平成29年分民間給与実態統計調査結果」によれば、
1年を通じて勤務した給与所得者の年間の平均給与は432万円である。
1年間働いても平均で400万円強しかもらえない中で、
スマホをタップするだけで半年分程度のお金をもらえることがあるだろうか。(中略)
そもそも、世の中にはそんなにうまい話は存在しない。
仮にリスクを取らずにリターンを得る方法が発見されたとしても、
すぐに全員が同じ行動をすることで、その方法は効果を失う。
世の中のあらゆるものはリスクとリターンの関係の上にあり、
ノーリスク・ハイリターンのものなど存在しない。
金融教育を受ければ、これらの基本的な感覚は幼少期から身に付けることが可能になる。
僕が個人的に思っていることとして、
FX商材については
すぐに全員が同じ行動をすることで、その方法は効果を失う。
というのは当てはまらないと考えています。
その理由は、FX商材は怪しいから(笑)
何も知らない人が見ると
そんな商材や手法で
勝てるわけが無いと思いたくなるのです。
(勝てるイメージができないのです)
個人投資家などが
普通にトレードに挑んでも
機関投資家に比べると
情報量、ツールのレベルが違いすぎて
養分にしかならないのですが、
FX商材などの裏道的なアプローチで
強くなっていくのも効率的だと思っています。
※FX商材自体は王道的手法のものも多いです
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