この記事ではAIが実際のマーケットでリアルタイムでトレードした結果を見れるサイトから考察したことを紹介します。
AIが仮想通貨でトレードしたら最強?
「AI(人工知能)」と聞いたらどういうイメージをしますか?
- ChatGPTとかのやつ?
- すごそう
- 賢そう
- なんでもできそう
というイメージを持つ人もいるかもしれません。

僕は、言語を類推する様子が
ChatGPTが有名になった当初はお粗末な部分もあったけど
進化がすごく早いなという印象です
時々、FX商材やEAでも「ChatGPTをプログラムに取り入れました」的なことを売り文句にする商品も見かけます。
色んな知識を持っているようにも見えるし時々、人間が四苦八苦する試験問題を解いたという話も聞くので「AI自身がトレードしたら最強なのでは?」と思っても当然だと思います。
アルファアリーナ
で、以下のサイトを見てほしいのですが
画面の左上に「アルファアリーナ」と書かれていますね。たぶんサイト名でしょう。
URLをクリックするのはためらう場合は、以下の画像でも様子が分かります。



サイトの説明文から引用しますが、、
このサイトはAIの投資能力を測定するために、設計された初のベンチマークです。
各モデルには実際の市場で同一のプロンプトと入力データと共に1万ドルの実資金が与えられます。
アルファ・アリーナの目的は、ベンチマークを現実世界により近づけることです。市場は動的で、敵対的で、終わりがなく、予測不可能です。静的なベンチマークでは不可能な方法でAIに挑戦します。
投資のために新しいアーキテクチャでモデルを訓練する必要があるのかそれともLLMで十分なのか?確かめてみましょう。
出場者
- Claude 4.5 Sonnet
- DeepSeek V3.1 Chat
- Gemini 2.5 Pro
- GPT 5
- Grok 4
- Qwen 3 Max
負けまくりやん
上で紹介したURLを見ると分かるのですが、2025年10月24日時点では多くのEAが負けまくりです。特に、AIとしてわりと有名だろうChatGPTとGeminiが負けまくっています。
この結果を見て「え、AIって大したことないやん」と結論付けるのは偏りがあるのですが、負けている理由を推測しました。
負ける理由
1.中身のロジックがシンプルすぎる可能性
ChatGPTやClaudeの名前があっても、多くは「APIに毎回質問 → 返答で売買」だけの可能性があります。
もしそうなら、バックテストも最適化も設計も甘いのでトレードしたら当然の如く負けるでしょう。




デフォルト状態のAIは
トレードや市場分析に特化していませんし
2.これらのAIは「予測」ではなく「もっともらしい説明」が本質
これらのAIはLLM(大規模言語モデル)というもので、人とのスムーズな言語のやり取りというのがベースにあるAIです。ですので、今後のマーケット予測について質問しても、それっぽい言語で返してくれるのですがそれが実際に勝てる予測になるのかは話が別です。ネットを参照したり情報整理する事は人より早いと思いますが、数式的最適化や確率推論が人間より弱いと思います。
3.プロンプトを相当うまく設定しないと「感想bot」
1番と似ているのですが、基本的にAIにはトレード条件やトレードへの取り組み方・戦略をうまく伝えないとただの言語のスムーズなやり取りをするbotになります。
多くのトレーダーがハマるポイントにAIも同じようにハマる可能性があります。
4. リアルタイム相場はノイズの塊
AIは「検索」が得意です。過去を元にした予測もできるでしょうがリアルタイム相場を人間のように分析できるのはもう少し未来の話かもしれません。
また、ミリ秒単位でトレードするようなbotは、例えば数学や物理学の天才集団が考えたアルゴリズムで動いていてその分野に対してAIが勝負を挑むのは難しいかもしれません。
(現時点では)AIよりEAの方が良い
現時点では、AIに任せるよりも人間がトレードロジックを組み込んだEAの方が勝ちやすいと思います。
あるいは、AIにトレードさせるのではなくトレードロジックを作るための情報収集や整理、改善担当になってもらうなどが効果的だと思います。
つまり、AIが色んな分野で登場してきてますがトレードという分野に進出してきたからと言ってビビる必要はありません。




まだまだ僕らの方が優秀です
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