為替は政治で動く
と普通の大学生が言えば、
「はいはい、そりゃそうだろ」と思うでしょうが、
3か月で億を稼いだ大学生トレーダーのタカシ氏が言うと
「なるほど、、」と思いがちです。
[perfectpullquote align=”full” cite=”ハーバービジネスオンライン” link=”https://hbol.jp/115681″ color=”” class=”” size=”15″]「その典型が黒田バズーカでした。大学生向けの教科書にすら、大規模な金融緩和はいずれ破綻する、と書いてあります。そんな政策を黒田総裁は断行し、円安へ誘導しました。政治が為替を動かした好例です。昨年のECB(欧州中央銀行)による金融緩和もまた然り。FXは『非常に政治色の強い金融商品』なんです。今年最大の政治イベントと言えば、英国のEU離脱=ブレグジットですが、6月24日以降だけで利益は1億円を超えています。あれから『通貨の強弱』が非常にはっきりした稼ぎやすい相場が続いていますからね」[/perfectpullquote]
彼は、例えば
日銀の黒田総裁による「黒田バズーカ」、
2015年のECB金融緩和、
英国のEU離脱(ブレグジット)、
などの政治的な動きが為替を動かした例として挙げています。
ただ、「為替は政治で動く」と言われても、
具体的なトレード手法が分かりませんよね。
彼が使っている特徴的なツールがあるのですが、
それがMataf(マタフ)と呼ばれるものです。
ほとんどの日本人トレーダーが聞いたことのないサイトですが、
一部の情報通トレーダーや海外のトレーダーの間でひそかに活用されています。
主に通貨ペアの相関・逆相関関係を探るためのツールを提供してくれるサイトとして密かに活用されています。
https://www.mataf.net/en/forex/tools/correlation
マタフのカレンシーインデックス(Currency index)
タカシ氏が使っているのは、相関のツールでは無くて、
カレンシーインデックスというものです。
カレンシーインデックスは一定期間内の各主要通貨の強さを指数化(インデックス化)したもので、
それを時間推移で見れるようなグラフです。
1つのグラフで複数通貨を表示させるために、インデックスの評価値は均等荷重式のバスケット方式で構成されています。
一瞬で通貨間の強弱が分かることが特徴です。
この記事の最初に見た画像がそれです。
もう一度下図に掲載したので、ご覧ください。
2016年辺りを見ると
GBP(ポンド)が大幅に下がり
円が大幅に上がっていることがわかります。
これはブレグジットの影響だと考えられます。
ちなみに、カレンシーインデックスは
マタフにアクセスした後に下図の矢印をクリックすると見ることができます。
マタフを使ったタカシ氏のトレード手法とは
マタフを使って即座にトレードする訳ではありません。
トレード前に「通貨ペアを選択する」という段階があります。
彼はトレード前にこのように分析をしています。
「マタフでプラス圏にある通貨は買われているし、マイナス圏にあれば売られていると判断できる。2通貨の乖離が大きいほど値動きがはっきりした通貨ペアだということ。週初であれば前週末からの、週半ば以降は週初からの強弱を見て判断していきます」
そして、マタフを使った彼のトレード手法はけっこうシンプルです。
「チャートは1時間足を基本に、日足なども見て『ここは確実に重い』という節目を基準に500pipsくらいのざっくりしたレンジを想定。レンジの中に指値を散らす感じですね。指値がすべて刺さると、レバレッジが25倍になるように資金管理しています」
僕たち日本人トレーダーの多くは、ドル円がなじみ深いし、
どの証券会社も通貨ペアを選択する時にドル円が目に入るようになっているので、
特に通貨ペアについて考えずにドル円を選んだりしがちです。
しかしマタフを使うことは、
そういう多くのトレーダーとは一線を画した考え方をすることになります。
通貨ペアを選ぶのではなく、通貨の強弱に注目し、
トレードすべき通貨ペア(勝ちやすいと思う通貨ペア)を選びトレードすることになります。
もっと彼の手法を詳しく知りたいなら、
ハーバードビジネスオンラインの記事を読むことをおすすめします。
マタフが無くなった場合
どんなサイトも永遠に続く保証は無くて、
いつか突然サイトが閉鎖されることもあります。
マタフを活用しているトレーダーにとっては、
それが大きなリスクになります。
この対策方法として1つ有効なのは
「マタフのようなインジケーターを取り込む」ことです。
手元のMetaTrader4に通貨強弱インジケーターを
取り入れる方法はこちら
↓
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