ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、9/12からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと9/12以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
通常、青色とオレンジ色の三角形ができてそれがハーモニックパターンを表していますが、この週はそれぞれのハーモニックパターンが機能して、実際にトレードしていたら勝っています。
前回の記事で予測したとおりの形になりました。
直近では青色の三角形が出ているので上昇傾向です。1時間足などの動きも見てトレードを考えていいと思います。
ダイバージェンス
メインウィンドウとサブウィンドウにある赤い線がダイバージェンスの箇所です。赤い線が出現するとダイバージェンスの発生可能性としてトレンドの転換ポイント(この後下落)になる可能性があり、青い線だと逆になる可能性があります。実際には左から2本目の赤い線は機能しましたが、それ以外の線はダイバージェンスにうまく当てはまりませんでした。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと72pipsのマイナスです、、チャート左側の上昇トレンドに乗れなかったのが痛かったです。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。
来週も基本的には赤い雲から青い雲への変更時の買いトレードを狙っていくと良いと思います。
9/12以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は上昇しています。以下の日足チャートを見てください。
前回の記事で予測した通り9/5以降は重要ラインの141.3まで上昇しました。さらに上昇しましたが、次の重要ラインである144.8辺りで反発したのはフィボナッチソリューションのラインが機能していました。今後も同じ傾向ですので、K-SwingTradingの雲が赤色⇒水色に変わるタイミング(上昇トレンドへの転換)を狙っていき、4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握する方が良いと思います。
引き続き、フィボナッチソリューションで引いた黄色いラインの価格レートを意識すると良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は投機筋ポジションの変化が見れましたが、ドル円が明確に下降した感じはなく、定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 日米金融政策の方向性の違い
- 日本とその他先進国との金融政策格差
- 米政府・米当局によるドル高容認スタンス
- 本邦貿易赤字拡大に伴う構造的な円売り圧力
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
ハーモニックパターンは出現していて、チャネルラインも加味してハーモニックパターンの出現をトレンド転換だと捉えて逆張りトレードすると勝ちやすかったと思います(理想は、青い矢印のようなトレード)。来週もハーモニックパターンが出現するタイミングを狙うと良いと思います。
ダイバージェンス
青色と赤色のラインがダイバージェンスです。ダイバージェンス出現後に逆張りでエントリーすると良いのですがチャネルラインと組み合わせると有効に使えそうです。上のチャートではダイバージェンスが機能していますね。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目(赤色⇒青色)でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと49pipsのマイナスとなりました。ボラティリティの大きさにEAがついていけていない印象です。ただ、来週も同様の戦略で良いと思います。
9/12以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。
先週は下降トレンドではなく、週前半から中盤にかけてジリジリ下降してその後一気に上昇しました。チャートの黄色い水平ラインはフィボナッチソリューションの手法で引いたラインです。
ファンダメンタルズ情報を見ると以下のようになっていて、下降する傾向がありそうです。
- 欧州圏で燻るエネルギー危機顕在化への警戒感
- 欧州経済の先行き不透明感
- 欧米名目金利差に着目したユーロ売り・ドル買い圧力
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