ここでは先週のチャート画像を用いて
- ハーモニックパターン
- ダイバージェンス
- K_SwingTrading
を使ってドル円とユーロドルの先週のチャートを振り返りながら、今週からのマーケット・チャートの分析を行ったので紹介します。
ハーモニックパターンについては以下の記事を参考にしてください。
先週のチャート振り返りと6/6以降のチャート予測
ドル円1時間足
ハーモニックパターン
巷にありますハーモニックパターン検出ツールを使ってチャートを見てみると以下のようになります。
オレンジ色の三角形のようなハーモニックパターン(下降トレンド)が検知出来ました。ただしチャネルラインが右上向きなので大きくレートが下がっていません。直近はハーモニックパターンが出現していないようです。
ダイバージェンス
赤い線のようなダイバージェンス(売りエントリー)が発生しています。ツールでは発生した瞬間に自動検知するのは難しいのですがローソク足が6本程度進んだタイミングでダイバージェンスのシグナルが発生しています。ただし全体的に上昇トレンドなのでダイバージェンスが発生しても少ししかレートが下がっていません。
K_SwingTrading
チャート画像にある雲はK_SwingTradingという当サイトオリジナルツールですが、このツールとトレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせた自動売買を行うと55pipsのプラスです。ダイバージェンス(Adaptive-Cyber-Cycle-Divergence)を加えるとより良くなると思います。赤い枠辺りで大きな上昇トレンドを捉えているのが分かります。
6/6以降のドル円の動き
先週は1週間を通してドル円は上昇しています。以下の日足チャートを見てください。
黄色い線はフィボナッチソリューションという手法で引いたフィボナッチリトレースメントです。今週新しく引きなおしましたが、このラインが重要ラインになれば良いですね。
6/6以降ですが、このチャート単体での予測は難しいので4時間足、1時間足、15分足などのトレンドを把握してその都度トレンドを把握する方が良いと思います。
IMMのデータを見て分析するのもいいと思います。私が見る限りはドル円は高止まりですが定期的にデータをウォッチしないと何とも言えません。
ファンダメンタルズ分析の観点では以下の要素があり、上昇が続く要素が多いです。
- 米FRBによる金融引き締めスタンスの明確化
- 日銀による金融緩和政策の長期化姿勢
- 資源価格上昇に伴う本邦貿易赤字の拡大懸念
- 米経済を巡る過度な悲観論の後退
ユーロドル1時間足
ハーモニックパターン
赤い丸で囲った辺りはハーモニックパターン的にエントリーチャンスですがトレンドが発生しているわけではなく、大きくは勝てていません。
ダイバージェンス
青色の直線がダイバージェンス(上昇トレンド)になっている事が分かります。ただK_SwingTradingでは赤い雲(下降トレンド)になっているので、大きく勝つ事はできていません。
K_SwingTrading
K_SwingTradingの雲の色の変わり目でエントリーしてチャネルラインの端で決済するとそれなりに勝てるのですが、トレンドフィルター(k_trend_fileter)を組み合わせて自動売買を行うと37pipsのプラスになっています。
6/6以降のユーロドルの動き
以下の日足チャートを見てください。直近はハーモニックパターンは出現していません。
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクの長期化懸念
- 欧州経済の先行き不透明感
- 米FRBによるタカ派傾斜観測
ユーロドルとしては下降する傾向がありそうです。
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