異国の殴り込みGOLD 検証結果【強制ロスカのリスクも】

2024年9月下旬に販売された異国の殴り込みGOLDというXAUUSD5分足専用のEAの検証結果を紹介します。

前回の記事で、購入直後の検証結果として

  • 1つの購入で基本1口座
  • トレードロジックは不明
  • パラメーターの最適化かバージョンアップ版の購入が推奨異国のX1

ということは分かったのですが、肝心のトレードパフォーマンスについては時間が無かったので今日行いました。購入したばかりなのでフォワードテストはできておらず、TDS(TickDataSuite)というものを使った高精度のバックテストをいくつかの期間・視点で行った結果から評価していきます。

目次

異国の殴り込みGOLD バックテスト結果(2020年以降)

長期間のバックテスト結果は販売ページで紹介されているので、この記事では違う期間でのバックテスト結果を見てみました。

2020年以降の結果

新型コロナの影響でマーケットの状況も少なからず変わった2020年1月以降でバックテストをしました。その結果画像は以下になります。

基本的に右肩上がりで良いと思います。販売ページと同じくプロフィットファクターも高いです。

ところで画像下側の資産曲線を見ると何回かガクッと線が下がっています。これはストップロスで損切になった箇所です。1-2年に1度程度なのでそれは許容範囲だと思います。

くろだ

損切ラインは一定ではないようでして
おおよそ400pips~500pips程度の
損切ラインが多いようです

1度に複数ポジションをとる

また、トレードの詳細を見ていたら100%の確率で複数ポジションをとる特徴がありました(以下の画像を参考にしてください)。

また、バックテストは

  • 初期資金100万円
  • 固定1ロット

で行いました。ややアグレッシブだと思いますが決して危ないロット数では無くて僕のハイドアウトやAimRageなどは通常3ロットでテストしています。

異国の殴り込みGOLDは1回に4-5ポジションとるので、デフォルト設定ではパラメーターで設定したロット数の4-5倍でトレードするものだと捉えた方が良いでしょう。リスク管理を適切にするためにパラメーターを変更することも有用だと思います。

トレード頻度は1か月に1回~4回

異国の戦士さんはこれまで「異国のX1」「異国のX3」などのEAを開発・販売していますが、異国の戦士さんのEAの特徴として「トレード頻度が少ないけど1度に複数ポジションをとり高勝率トレードを行う」というものがあります。

今回の異国の殴り込みGOLDでも同じでした。

トレード頻度は少ないので、例えばリスク軽減のためにEAのパラメーター設定で最大ポジション数を減らした場合は購入前に期待していたほどの資産増加にならない可能性はあります。

 異国の殴り込みGOLD 今年のバックテストを見ると。。

僕たちが異国の殴り込みGOLDを使う場合は、当然ですが販売開始された2024年9月以降になります。ですので直近のパフォーマンスもそれなりに見ておきたいところですので試しに2024年1月以降でバックテストをしてみました。その結果画像が以下なのですが、、

異常値だと思った

プロフィットファクターが1000を超えています。

おぉ!つまり異国の殴り込みGOLDはすごいEAなんだ!

と思うかもしれませんが、同時に見るべきところは「最大ドローダウン」の箇所です。

ドローダウンの率が高いと評価しました。

上の画像にも書いているのですが、プロフィットファクターとドローダウンの数値を合わせてみた時にそれが意味することは

殴り込みGOLDは、
パラメーター設定によっては
含み損をめちゃくちゃ抱えても
勝つまでトレードするのでは

という可能性です。

先に断っておきますと、パラメーター設定は「ロット数以外」はデフォルト設定を使用してテストしています。ロット数を低くするとドローダウン率も低くできます。

開始月を変えてテストすると、、!

先ほどの画像はテストの期間が2024年1月スタートでした。先ほどのパラメーター設定で他の月からスタートしたらどうなるのだろうと思いテストした結果は以下です。

こちらも先に断っておくとデフォルト設定からロット数だけ1ロットに変更しました(初期資金は100万円)。

結果としてほとんど強制ロスカットになりました。100万円で1ロットの設定での結果ですので10万円で0.1ロットで2024年から運用していたら資金が無くなってしまう可能性が高かったです。

そして、それぞれどのタイミングで強制ロスカットになったかというとほとんどが以下の8月23日です。

チャート画像で言うと以下になります。

プロフィットファクターが高くてドローダウンの数値も高いEAは、パラメーター設定(リスク管理)を徹底しないとこのような強制ロスカットになる可能性もゼロではないです。

殴り込みGOLDの販売開始は9月下旬なので安心?

ですが、強制ロスカットになった日は8月23日で異国の殴り込みGOLDが販売された日は9月下旬でした。パラメーター設定によっては8月に遭遇したかもしれない強制ロスカットが避けれる良いタイミングで販売開始されて良かったです。

くろだ

。。。?

もちろん今後は分かりませんが大きな損切に合うのは1-2年に1回程度ですし、強制ロスカットになるほど含み損が大きくなることもそんなにないでしょうから、開始タイミングが良ければ資産が増えていくかもしれません。

異国の殴り込みGOLDに対する僕の評価

最後に僕の評価を簡単に言います。

異国の殴り込みGOLDというEAはこれまでの異国の戦士さんのEAと類似した特徴を持っています。またゴールド自体がボラティリティがかなり大きいので、その特徴のためアグレッシブな設定にすると強制ロスカットの可能性が出てきます。

この記事で紹介したような100万円で1ロットではなくロット数を10分の1くらいに減らした方が安心に運用できると思います。

くろだ

殴り込みGOLDを使う場合は
10万円で0.01ロット程度の
レベル感で使う方がいいかも

仮に2024年8月からその設定で運用開始したら10月上旬時点(2か月半程度)で
100,000円が105,900円に増えることになります。1,000,000円だと1,059,000円に増えます。

この利率をどう捉えるか、というところですね。僕だったら他のEAも検討すると思います。ハイドアウトとAimRage・GridFlexを使うかな。。AimRageは以下の感じですし(100万円が312万円)。

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この辺りは皆さんそれぞれで考えが異なるかもしれません。また、みなさんそれぞれの考えはどれも尊重されるべきだと思います。

くろだ

いずれにしましても
今回の検証結果の紹介と評価が
参考になれば幸いです

異国の殴り込みGOLD 紹介ページ

https://fx-wintrade.com/product/mt4-ea/nagurikomigold/

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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