グランビルの法則と、法則のダマしを防ぐ方法
元アムロ銀行のベテランディーラーであり、
海外のFXブローカーを使ったFXデイトレーダーの先駆けでも有名な岡安盛男氏の著書
「FXで稼ぐ47の法則」から一部引用させていただき、
買いと売りのタイミングを判断するの基本法則である
「グランビルの法則」について一緒に勉強していきましょう。
当然グランビルの法則だけで勝ち続けることは難しいので
そのダマしを回避する方法も紹介しつづけます。
(引用:http://www.chieam.com/manager%20img/
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グランビルの法則での買いのサイン
改めてグランビルの法則をおさらいしましょう。
まずは買いのサインについて。
[perfectpullquote align=”full” cite=”書籍「FXで稼ぐ47の法則」” link=”” color=”” class=”” size=”15″]
1.下降から横ばい、そして上昇に転じつつある移動平均線を
ローソク足が下から上に抜いて上昇に転じた時は買いのサイン。
流れが転換するとみて買いポジションをつくるタイミングです。
移動平均線の角度の変わり目に注目します。
2.上昇中の移動平均線をローソク足が上から下にいったん割り込んだ後
すぐに反発して再びローソク足が上向きになれば買いサイン。
ローソク足が移動平均線を割り込んでも、移動平均線の角度が上向きで変わらない時も
買いのサイン。
3.2と同じく、上昇中の移動平均線に対して、
ローソク足が上から近づき、移動平均線を割り込まずに
上昇反発した場合に買いのサイン。
4.下降中の移動平均線からローソク足が急激に下に大きく離れた時、
自律的に移動平均線の方に戻ろうとするので買いのサイン
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気を付けたいこととしては、
後からチャートを振り返れば、
確かにグランビルの法則通りに動いているケースが多いのですが、
実際のトレードの時には
リアルタイムでチャート・ローソク足を追いかけていくので、
1の買いサインだと思ってエントリーしても、
すぐにローソク足が下向きになったり、
2,3の買いサインだと思っても、
ローソク足が移動平均線あたりで反発せずに
そのまま一直線に下降することもあります。
4の買いサインも乖離する度合いが数値で示されていませんので、
いつが反発するタイミングか分かりません。
グランビルの法則は「法則」という名前がつくので
何か絶対的なトレード実践方法だと勘違いするトレーダーが多いのですが、
あくまで、相場の見方の1つだと捉えるべきです。
グランビルの法則は他のインジケーターや
裁量ルールと並行して使うか、
逆に他のトレードルールの補完として使います。
(僕は後者の使い方をしています。)
グランビルの法則での売りのサイン
改めてグランビルの法則をおさらいしましょう。
次に売りのサインについて。
とは言え、買いのサインの真逆だと思えば簡単です。
[perfectpullquote align=”full” cite=”書籍「FXで稼ぐ47の法則」” link=”” color=”” class=”” size=”15″]
5.上昇から横ばい、そして下降に転じつつある移動平均線を
ローソク足が上から下に抜いて下降に転じた時は売りのサイン。
流れが転換するとみて売りポジションをつくるタイミングです。
移動平均線の角度の変わり目に注目します。
6.下降中の移動平均線をローソク足が下から上にいったん割り込んだ後
すぐに反発して再びローソク足が下向きになれば売りサイン。
ローソク足が移動平均線を割り込んでも、移動平均線の角度が下向きで変わらない時も
売りのサイン。
7.6と同じく、下降中の移動平均線に対して、
ローソク足が下から近づき、移動平均線を割り込まずに
下降反発した場合に売りのサイン。
8.上昇中の移動平均線からローソク足が急激に上に大きく離れた時、
自律的に移動平均線の方に戻ろうとするので売りのサイン
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グランビルの法則のダマしを回避する方法はいくつかあるのですが、
王道的なダマし回避策として次のものがあります。
●ローソク足の移動平均線の上回りや下回りだけではなく、
移動平均線の向きと角度、それまでのローソク足の動き
(昨日の相場の高値・安値と今のローソク足の位置)
も見て判断する。
●エントリーしようとしている時間足、分足より
1つ上の長い時間足、分足を見て、
上昇トレンドか下降トレンドかも判断する
(マルチタイム分析)
●移動平均線に対してローソク足が上下しやすいので、
「そろそろ反発しそうだな」と勝手に予想せず、
【実際に反発してからエントリーする】
グランビルの法則と併用できるインジケーター
そもそも、
グランビルの法則だけでトレード攻略ができない理由は何でしょうか?
理由としては2つあり、
1つ目はグランビルの法則だけだと、
今の相場がトレンド相場かレンジ相場か判断できないため、
グランビルの法則の8つのエントリーサインが機能しない。
2つ目はグランビルの法則だけだと
買われ過ぎ売られ過ぎが判断できないため、
移動平均線からローソク足が離れすぎて
自立反発するタイミングが分からない。
ということです。
なので、その2つの理由を解消・改善するインジケーターを
併用すれば良いことになります。
結論から言うと
トレンド相場かレンジ相場を確認するためには、
Damiani volatmeter
というインジケーターを使い判断し、
売られ過ぎと買われ過ぎを確認するためには
MACDとRSIの組み合わせで判断すると良いです。
これらのインジケーターの使用方法については、
ネット検索するか、機会があれば当サイトで紹介します。
グランビルの法則のポイントを
岡安盛男さんの書籍から一部引用して紹介させてもらいました。
より発展的なFXトレードについては岡安盛男さんが作成した
「FX極」というFX教材で勉強することをおススメします。
(※10月27日で販売停止しますが。。)
岡安盛男のFX極 検証ページ
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