FX自動売買のデメリット

FX自動売買をやたら褒めちぎって、
売り煽ろうとするサイトってありますよね?
どこのサイトとは言いませんが…。


(引用:http://www.flickr.com/photos/68751915@N05/6793829413/)

FX自動売買も完璧なシステムではありません。
デメリットもあります。
デメリットもきちんと確認して、
注意をしながら使っていきましょう。

大きく2つあります。

1.ファンダメンタル分析が困難
2.トレードルールのカスタマイズに限界がある

では1つずつ見ていきましょう。

ファンダメンタルズ分析が困難

自動売買を活用しているトレーダーの間でこんな声があります。

「FX会社が用意している無料のシステムトレードや、有料販売のシステムを試してみると、バックテストはほとんど完璧…。でも実際に取引を始めてみると、どれも最初は、そこそこ儲かるけど、結局長続きしない」
(引用:脱常識資産運用)

これ…FX経験者ならわかる話だと思います。

ファンダメンタルの要因でマーケットに大きな変動が起きたときに
システムがファンダメンタルな情報を組み込めないために、それまで有効なテクニカル分析が無効になることがあります。

ファンダメンタルとは何でしょうか?

それは例えばリーマンショックによって2008年12月に実施したFRBのゼロ金利政策です。
1ドル90円から87円まで一気に円高になり、そこから円安トレンドに移行しています。
FRBの政策をトレードシステムが分析して、何らかの数値として組み込む機能は無いといっていいでしょう。

しかし、心配無用です。対策方法はあります。
(もちろん投資に絶対はないので、完璧な対策とは言いませんが)

トレードルールのカスタマイズに限界がある

FX自動売買は、従来のトレードとは戦略がまったく異なります。

どういうことか?

従来のトレードは、自分で分析してトレードして資産運用して…ですよね。
でもこれからのFX自動売買は違います。

どのシステムが儲かるのか?
検証は十分にできたか?されているか?
相関分析や統計分析で有効であることを確認できたか。
リスクとリターンを計算する。

一言でいえば「サッカーの監督」ですね。

どのシステムをフォワードにするか。
安定したシステムをどうディフェンダーにするか。
システムトレード全体のフォーメーションをどうするか。
こんな感じです。

ここに従来の裁量トレードの要素はほとんどありません。
まぁ細かく言えば、システムのストップや強制決済、資金の割り当てを変えるとか、いろいろできるのですが、
肝心の自動売買のトレードルールを大きく変更することはできません。

それぞれの特徴を把握して、自分の性格やライフスタイルにあったトレードをする必要があります。

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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