ディナポリ手法の重要ポイントであるDMAとフィボナッチについて解説

FXの上級トレーダーが知っている手法の1つに、ディナポリ手法というものがあります。
これは、その名前からも予測できるようにジョーディナポリという人が考案、開発したトレード手法です。

ジョーディナポリ:
トレード経験が40 年以上のトレーダーで、根気強い徹底した研究家、国際的に認められた講演者、広く称賛を浴びている執筆家。
全米ネットのTV 番組に出演し、フィボナッチ(DiNapoli Levels)を使用した市場予測、特に株式指数や金利先物の予測を超人的な正確さでやって見せ、高い評価を受け続けています。

目次

ディナポリ手法って何なの?

ディナポリ手法の定義をここで細かく言っても仕方ありませんので、その手法の概要をすごく簡単かつひと言で言うと

  • DMAフィボナッチリトレースメントを使って
  • 4つのトレード手法を実践するもの

です。

4つのトレード手法とは以下になります。

  1. シングルペネトレーション(高勝率手法)
  2. ダブルレポ(トレンド転換の検知)
  3. コンフルエンス(複数の異なる時間足を利用)
  4. アグリーメント(相場の再トレンド化の検知)

この記事ではディナポリ手法におけるDMAとフィボナッチリトレースメントというものについて、その内容や簡単な使い方を紹介します。

ディナポリ手法の4つのトレード方法については当サイトの別記事にまとめる予定ですので完成したらご確認ください。

ディナポリ手法のDMAについて

DMAというテクニカル指標は知っていますか?

DMA=Displaced Moving Averageの略でズラした移動平均線という意味です。

ズラして何が良いの?
と言いたくなるかもしれませんが、意外に有効なのです。
その有効な理由をそれなりの言葉で言うと
トレンドや価格が早く分かるのでトレード戦略を計画しやすい。指標を先行させることで使い勝手が良くなる。
という感じですかね。
当サイトの個人的な感覚で言うと
  1. 普通の移動平均線より、その動きに一喜一憂しにくい
  2. トレンドは意外に長く続くのでズラして先行させるくらいがちょうどいい
という2点です。
DMAの詳細な設定は後で紹介する記事を見ていただくとして、DMAを設定すると以下のようなチャート画面になります。
DMAを取り入れたチャート

DMAを取り入れたチャート

DMAだけを使ったトレード実践方法としては、移動平均線を使ったトレードと同じくデッドクロスやゴールデンクロス、パーフェクトオーダーなどでトレードしていきます。

以下のチャート画像のイメージです。
DMAの使い方(ユーロドル・日足)

DMAの詳しい内容については以下の記事をご確認ください。

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ディナポリ手法のフィボナッチリトレースメントについて

ディナポリ手法でメインで使うフィボナッチリトレースメントについても見ていきましょう。

トレードにおいて、先行指標と遅行指標というキーワードがあります。どちらもメリットデメリットがあるのですが、フィボナッチリトレースメントは先行指標にカテゴライズされます。

そしてこの先行指標が得意なこととしては、

将来、レートがどのラインやどの時間で反発するか・ブレイクするかを予測しやすい
というポイントです。

フィボナッチで押し目買いや戻り売りのラインを予測する

フィボナッチリトレースメントはフィボナッチ比率を使って相場の動きを予測しトレンドの半ばにおける「戻り」の判断ができます。

例えば、

  • 上昇トレンド中に価格が下がった時にどこまで下がるか
  • 下降トレンド中に価格が上がった時にどこまで上がるか

といった判断の精度があがります。

もちろん絶対的なものではなく、フィボナッチリトレースメントで示したラインで反発しやすいという事です。

通常のフィボナッチリトレースメントでは、フィボナッチ比率に基づいた

  • 38.2%,
  • 61.8%
  • それと補足的に50%

を水準にして、押し目買いや戻り売りを予測していきます。

上記の設定は、あくまで基本的な考え方で、勝っているトレーダーは色々とカスタマイズすることもあります。

フィボナッチリトレースメントを具体的にどう引くの?

という点について簡単に紹介すると
  • (上昇トレンドの場合)安値から高値に対してリトレースメントの0%と100%を引く
  • 安値と高値の途中にある38.2%と61.8%を反転ポイントと意識したトレード戦略を立てる

になります。

あの、、安値と高値ってどこ?
と思う事は自然な事なのですが、これはトレード手法によって異なります。
当サイトではフィボナッチソリューションというトレード手法を紹介していますが、そこではあるルールに沿ってフィボナッチリトレースメントを引いていきます。
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ディナポリ手法=DMAとフィボナッチがベース

ディナポリ手法では、この記事で紹介したDMAとフィボナッチリトレースメントをベースにしてトレードをしていきます。

具体的なトレード手法である

  1. シングルペネトレーション(高勝率手法)
  2. ダブルレポ(トレンド転換の検知)
  3. コンフルエンス(複数の異なる時間足を利用)
  4. アグリーメント(相場の再トレンド化の検知)

については改めて別の記事として紹介する予定です。

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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