年末のご挨拶と2025年ドル円 振返り

この記事を書いているのは2025年12月31日ですので年末のご挨拶をさせていただきます。それだけだとなんですので、2025年の振り返りということで

  • 大手金融機関のドル円予想と実際の差分
  • 日本とアメリカの政策金利振り返り
  • 2026年のドル円予想

をします。

目次

年末のご挨拶

2025年は当サイトを訪れていただきありがとうございました。御礼申し上げます。

私の個人的な話ですが、2025年は私自身が極めて高度なデータ解析業務をやっていたため、トレードやEA・ツール開発 検証に十分時間を割くことができなく、個別のご連絡に対するレスポンスも十分早いとは言えなかったと思います。

ラストアウトを公開できたのは良かったのですが、2026年はさらに役立つ情報提供やツール提供をできればと考えております。

くろだ

来年も引き続きご愛顧いただけますと幸いです

まだまだ寒い日が続きますがお体ご自愛下さい。2026年も良い年になりますようお祈り申し上げます。

ドル円、金利の振り返り

2025年も色んなことがありましたし、それは経済・マーケットにおいても同様です。

経済において重要な要素の1つに「政策金利」がありますので、2025年各月の政策金利とドル円の推移を画像にまとめました。

上の画像は2025年を象徴しています。

日米の政策金利はほとんど変わっていないのにドル円はかなり大きく動いています。

テクニカル分析だけでは難しい

2025年は単純なテクニカル分析のみで方向性を予測することが非常に難しい局面だったと考えます。トランプ大統領の就任によって

  • 政策不確実性
  • 貿易、政治リスクの影響

がフォーカスされて、ファンダメンタル要因がテクニカルサインより重要視されて、ドルが大きく下落しレートを動かしています。

また、先ほどの画像でも分かるようにファンダメンタルの重要な要素である「政策金利」にも沿っていないのでなおさらトレードが難しい1年だったと捉えています。

大手金融機関も軒並み大外し

2024年末に大手金融機関が2025年末のドル円予想をしていました。

みずほ銀行 ⇒ 156円
三菱UFJ銀行 ⇒ 148円
三井住友銀行 ⇒ 143円
モルガンスタンレー ⇒ 138円

https://kuroda-yuusuke.com/fx-column/pro-and-company-usdjpy-2024-prediction/
くろだ

ちなみに実際の12月末のドル円は156.6円付近です

みずほ銀行は割と近いですね、さすが。他の金融機関は、、当たっているとは言えませんね。大きく外したと言っても良いと思います。

2026年のドル円予想

以下のサイトにまとめられていましたのでURLを紹介します。

https://bloomo.co.jp/learn/library/article/usdjpy_2026

2026年末の米ドル円相場見通し

  • みずほ銀行:157
  • りそなHD:148
  • 三菱UFJ銀行:144
  • 野村證券:140
  • JPモルガン:164
  • バンクオブアメリカ:155
  • ING:148
  • モルガン・スタンレー:147
くろだ

かなり幅が広いですね
140~164というレンジになっています

ただ、これらの数字だけ見ると金融機関としては来年の過度な円安(ドル円の上昇)は予想していなくてX(Twitter)で煽られている円安の論調とはトレンドが異なります。

ドル円の予想を立てなくてもトレードやEA稼働はできますので参考程度に見ていただければと思います。

くろだ

次は2026年末のドル円予想で
これらの結果を振り返れば。。!

2026年はドルが弱くなる

ちなみに世界に目を向けると「ドル」自体はどんどん弱くなっていて、アナリストはFRB)の利下げにより2026年に米ドルが下落すると予測しています。

https://www.ft.com/content/1712a946-5861-444e-9740-d488c865c5cf

今のFRB議長のパウエル氏が5月に任期満了を迎えます。後任の最有力候補のケビン・ハセット氏がトランプ大統領を喜ばせるために金利を引き下げるのではないかと懸念されています。

まとめ

2025年はMACDやRSIなどのいわゆる一般的なテクニカル分析が有効にききにくい場面が多かったです。「EAやトレード手法の良し悪し」を測る年というより「予期せぬ政治的な動きに耐えられるか」を測る年のようでした。この傾向が2026年以降も続く可能性は考えられます。

どうトレードすべきか

テクニカル分析のみのEAやトレード手法は勝ちにくくなる可能性があります。2026年も生き残るEAの多くは【マーケットの構造を捉えるように】何かしらプログラムを入れていると思います。「マーケットの構造」というのは、例えば「ゴトー日」も構造的な話ですしAUDCADのような通貨ペアはレンジが極めて多いというのも構造的な話です。

昨日のラストアウトで少し紹介した平均回帰という話も構造の話です。

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テクニカル分析は当然として、さらにマーケットの構造までプログラムに取り入れているトレードロジックやEAを使うと勝ちやすいかもしれません。

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この記事を書いた人

黒田悠介のアバター 黒田悠介 トレーダー、データサイエンティスト、プログラマー

FXの検証やツールを作成する中で、GogoJungle社からも推薦され投資ナビを連載していました。また、FX情報商材を販売しないかというお誘いも色々な人から何度もいただきました。しかし、表舞台に立つことは苦手なのでお断りをしてきました。代わりに当サイトのオリジナル特典として購入者にFXツール、EAなどを無料でもお配りしていて、これまでに累計2400人以上の方にお配りしています。

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